七日間の囚人

nanokakan no shujin

七日間の囚人
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神11
  • 萌×213
  • 萌19
  • 中立6
  • しゅみじゃない1

--

レビュー数
20
得点
170
評価数
50
平均
3.5 / 5
神率
22%
著者
夜光花 

作家さんの新作発表
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イラスト
あそう瑞穂 
媒体
小説
出版社
徳間書店
レーベル
キャラ文庫
発売日
価格
¥514(税抜)  
ISBN
9784199004322

あらすじ

ベッドしかない密室に、全裸で監禁されてしまった!?鷺尾要が目覚めた時、隣には同じく全裸で眠る同僚の長瀬亮二が!!しかも、手錠で繋がれて離れられない。
日頃から、からかうように口説かれていた要は、実は亮二が嫌いだった。
いつ犯されてもおかしくない状況に、警戒心を募らせる要。
一体、誰が何のために仕組んだのか―。
眠ることすら許されない、絶体絶命スリリング・ラブ。

表題作七日間の囚人

長瀬亮二  カフェ勤務
鷺尾要  カフェ勤務 25才

その他の収録作品

  • あとがき

レビュー投稿数20

閉じ込められた2人

要は目が覚めると見知らぬ部屋のベットの上だった。
周りは白い壁で窓もなく、まるで箱のような見知らぬ部屋。
そして隣で寝ていたのは要が大嫌いな同じカフェで働くバイトの亮二。
しかも2人は全裸で、要の右手と亮二の左手には手錠と鎖がかけられていた…。

おもしろかったです!エロにも内容にも満足。
2人が閉じ込められて7日間の話。
しかも要は亮二のことが嫌い。それは亮二がゲイかもしれないから。要は過去のことがあってゲイをものすごく毛嫌いしています。逆に亮二は要が好き。
もちろん2人は閉じ込められた理由もここがどこだかもわかりません。
ただ食料やトイレはあって、これは誰かの仕業じゃないかと記憶をたどると、2人が働いているカフェのオーナーじゃないかと疑いはじめます。

ほぼ登場人物がこの2人だけで、2人(特に要)の気持ちの変化がわかったり、次の日はどうなるんだろうとか閉じ込められた建物について2人が探ったり、こちらもドキドキしながら読むことができました。
ずっと閉じ込められるだけじゃなく、ちょっと危険な場面もあって夢中で読んでましたw

最後はハッピーエンドと言っていいのだろうか…w
ネタバレはしたくありません。でもあえて言うなら不気味というか執着攻めってすごいなって思いました(笑
でもただハッピーエンドで終わらない方が印象に残るし逆に好きかもしれませんw
ぜひ最後まで読んでほしいです。

裸に手錠って萌えますよね…(*´Д`)
夜光花先生のかくエロ大好きです。「いやっ…いやっ」って言いながら感じてる要と言葉責めする亮二萌え!

5

面白かった…

今まで読んだ監禁モノのなかで、一番好きかも。登場人物はほぼ二人です。
目覚めると、全裸で手錠に繋がれてる要と亮二。
犯人は二人が働くカフェのオーナーだというのは分かったが、なんの目的でしたのか、まったく分からない。
亮二は要を好きなんですが、要は亮二を嫌いなんです。
この状況を打破するために、二人で協力しなきゃいけない。
閉ざされた二人きりの空間のなかで、要は狂いそうになる。でも、亮二の優しさに触れて、要の意識が少しずつ変化していく──。
亮二が良かったですねー。今まで読んだなかには無いキャラでした。
この本は、読むときはネタバレを読まないように気をつけてください。BLってネタバレがあっても大抵楽しく読めるけど、これはミステリーの要素も入ってるもんで。
密室空間モノって好きです。

4

サバイバルホラーBL

監禁モノ。
といっても監禁されるのは受けと攻めの二人で、誰が何のために自分たちを監禁したのかまったく不明な状態で始まります。
バイオハザードやサイレントヒルとか・・・AVGをやっているようなスリリングな感覚で、最後までノンストップで読みました。
あ~おもしろかった。色っぽいシーンが無ければBLってことを忘れそうになるくらい。
最初は亮二のことが大嫌い(ゲイ嫌い)な要が徐々に亮二に惹かれていくのは・・・つり橋効果でしょうか?
特殊な環境下でお互いに依存しあうのは、当然の心理ですよね。
それを差し置いても亮二は男前でした。

それにしてもこのお話の真骨頂は監禁劇の種明かしにあると思うのですが、これは勿体無くてネタバレ出来ません(笑)
も~私は激しく萌えてしまいました。ありがとうございました・・・
特にラスト数ページ。何かを感じさせる終わり方にゾクゾク、です。

一筋縄ではいかない攻め、オススメです。

4

ずるいなあ…

面白かったですよ~…。
最初は、シチュエーションは変わっているけれど要(受け)も亮二(攻め)も性格あまり良くないのでドラマにそれほど感情移入できない感じだったのですが、色々な状況の変化とそれに伴う二人の関係の変化が面白く、ぐんぐん読み進められました。
犯人も大体見当がついているし、穏便に終わるのかなと思っていたら…ん?という違和感。そしてあのラストですよ。
ずるいなー。まんまと騙されました。そしてかなり好きです、この〆。

燃え部分はストーリー全体、萌え部分は、昼夜も曖昧になるような状況で延々と亮二に求められて恐怖を感じる要です。

多くを語れないのが結構もどかしいですが、書いてしまうとネタバレなので…。満足度高かったです!
一つだけ言うならイラストの方があまり好みではありませんでした…。(ファンの方ごめんなさい。)

3

謎の残り具合がちょうどいい

要(受)が主人公で、終盤までは要の視点のみで進んでいきます。

目を覚めると、勤め先のカフェのバイトである亮二と二人で白い部屋に閉じ込められている。
亮二は要に「男が好きだろ」と決めつけられ、誘われて跳ねのけたことがあります。
その亮二と真っ裸で閉じ込められたことに動揺しますが…という話です。

諸事情からゲイを嫌悪している要が、亮二に惹かれていく過程がお見事です。
そして抱かれてから徐々に感じていく違和感…その背筋がゾッとする雰囲気も素晴らしいです。
ラストの「ここは安全な場所だ」というのがなんとも言えません。うわぁ…。

他の方もレビューされていますが、全てが解決したわけではありません。
しかし、その謎は謎のままでという残り具合が、私にはちょうど良かったです。
首謀者の会話がなかったら、どこがどこまでどうだったのか?(完全ネタバレなしだと表現が難しい…)鈍い私にはちょっと分からなかった気がします。

監禁というスリリングな状態で恋に落ちていく模様がお好きな方にお勧めです。

4

スリリングな展開!一気読みでした。

緊迫したエロティックサスペンス。
面白い!一気読みでした。

ミステリーやサスペンスものを探していてお勧めいただいた作品です。
元々好きなテーマ+BLなんて、本当に贅沢すぎて幸せ…!

目覚めたら全裸で見知らぬ部屋のベッドにいた要。
しかも嫌いな男と手錠で繋がれていて…。
監禁された密室での7日間を描いた本作。
誰が何故、2人を監禁したのか。
脱出への試み。ゲイを憎む要(受け)の持つトラウマ。要を抱こうとする亮二(攻め)との攻防。
近づいていく2人の距離…。

回想以外はほぼ2人きりの密室劇ですが、いろいろな要素が絡み合いながらスリリングに駆け抜けていくので、最後までハラハラドキドキでした。

元々登場人物が少ないため、考えられる結末や黒幕に関しては、選択肢が限られてくるのですが、うまくダークな部分に繋げられた結末だったと思います。
ただ、ラストは少々アッサリしていたかな…?
これは完全に好みの問題だと思うのですが、私はザックリとした真相だけでなく、黒幕から見た舞台の裏側、舞台の準備や進行、言動の真意など、ミステリーで言うならば「謎解き」に当たる部分を、もっともっと読みたかった。

「歪んだ愛と濃厚なエロ」
「要と亮二の関係性の変化」
主題はこちらだと思うので、謎はそのままに、不穏な空気だけ残すようなラストも面白いとは思うのですが…。
スリリングなよい密室劇だったので、監禁の方については整合のとれた結末も見たい!と欲張りたくなりました。

受けの要のことは最初あまり好きではなかったんです。
真面目だけどまったく遊びのない性格で、やたらとツンケンしてキーキー怒鳴るし、かなり神経質なタイプに感じたので。
なので、亮二は何故彼にそんなに執着するのだろう?と、疑問にも思いました。
でも徐々に変わりゆく関係の中で見えてきた素直になった要の姿は、とても可愛らしかった。
真面目で地味だけど美人な要は、棘さえ取れれば「凛とした清楚で美しく可愛らしい男(ひと)」なのでしょう。

要に対する「セックスの経験が少ない」という記述にはビックリしてしまった。
あ、経験あるんだ!と。
どんな風に女性を抱くのか想像もつかない。
彼は完全に「抱かれるほう」だよ。
この先、どんな風に亮二に絡めとられていくんだろう。
そんな想像もまた楽しい。

4

ゾクゾクして面白かった

普段はネタバレ大好きネタバレ上等だと思っている私ですが、この本に関してはネタバレをご覧にならない事をお勧めします。
自分は地雷要素回避の為にネタバレを見てから読んで、それでも充分面白かったのですが
ネタバレ無しで読んだらもっと面白く感じたのでは、と思いちょっと後悔しました。

受けが攻めを好きになったのは吊り橋効果もあると思うのですが、攻めが受けを好きになった本当の理由がよく判らなくてちょっともやもやしました。
その辺りをもう少しはっきり書いて欲しかったです。
でも大きな不満はそれくらいで、話にどんどん引き込まれて一気に読んでしまいました。
真相が判った時には本当にゾクゾクしました。

執着攻め好きなら本当にお勧め出来ます。

3

ネタバレ注意

どこかで見たことがある設定の物語。

読み始める前から犯人を知っていたので、序盤から亮二の言動や行動に注意して読み進めていたのですが、彼はどこからどこまでが演技なんでしょう。
玖珂との会話で罪悪感を示唆したあたり、根っからの極悪人ではなさそうなんだけど。
要に対してギリギリの自制を使っているシーンが好きなんですが、あれも演技なのか。

結局、亮二が何故そこまで要に執着するのかは明確に語られず読了後はモヤモヤしたしこりが残ります。
亮二の設定をもっと濃く表現してほしかった。

SEXシーンは経験豊富な亮二に翻弄され戸惑い怯える要が最高に可愛いです。

2

スリリングラブ

変わった監禁ものでした。
でも好きなお話です!!
最初は受けの偉そうな感じがイラっとくるのですが、どんどん攻めを受け入れていく感じがいいですね。
エロもいいですv
たまに、それはないだろうということもありましたが。
最後に監禁首謀者がダレかわかるのですが、何がきっかけで要に執着したのか、亮二の招待は何なのか、もう少し掘り下げてほしかった気がします。気になるので。

2

OMG!!

この作品個人的に評価もレビューも難しい…(°▽°)

タイトルのままのお話です。
男2人が七日間監禁されるお話。
真っ白い部屋、ドアはあっても出口は見当たらず、十分とは言えない食料。
受けである要目線でお話は進むのですが、個人的に、この要という男性を受け入れるのに時間がかかった…。
ヒステリックを起こすわ、八つ当たりをするわ、気弱で頼りないクセに融通のきかない頑固な一面もあるわ。
まぁ、気持ちは分からんでも無いと思う部分はもちろんあるのです。訳もわからず監禁された上に、嫌いな同僚である亮二と2人、手錠で繋がれているのですから。
それを考慮しても、どうも好きになれない…と、読むのが少し辛くなるほど。
でも、誰が、なぜ、この2人を監禁したかが気になる!!
その謎が解けるまでは…の一心でお話を読み続けました。
救いだったのは攻めの亮二が何かと謎はあるものの魅力的だった事。
中盤あたりから、頑なだった要もだいぶほぐれてきて読みやすく(受け入れやすく)なってきて、終盤では、なんだ、可愛い子じゃん♪と思えるほどに(=^▽^)

この先どうなるのか…とハラハラドキドキはあるものの、終盤にさしかかるまでは、特筆する萌えは感じず、萌えの評価かな。
しかーーし!!
ラスト10ページ弱。
鳥肌とまらず(;゚Д゚)!OMG!

いや、こりゃ凄い。
楽しい時間を過ごさせて頂きました。
神評価でも良いほどの面白い作品ではありましたが、萌えという基準では萌え2評価で♪

1

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