木下けい子さんのレビュー一覧

管理人さんの恋人 小説

小林典雅  木下けい子 

言葉は大切

外国人だらけの下宿を舞台にした、日本人大家さんと日本人大学生くんの、ほのぼのとしたラブコメディ。
コミュニケーションの大切さが伝わってくる、良いお話でした。
主人公の大学生の広野も大家さんの生成も、他の下宿人の外国人たちに対しては自分と違う文化風習に素直に接しているのに、自分自身のことになると、自分の中にある同性への恋愛感情とはなかなかうまく折り合いがつかないようで、そのせいでこの二人、くっつ…

4

灰かぶりコンプレックス 1 コミック

木下けい子 

頑張れ!純情根性姫♥

木下けい子先生の作品…というだけで思わず買ってもハズレなし(笑)

表紙も先生らしい優しいタッチの絵柄。
木下先生の作品はどれも読むと心がホッコリする作品が多いが、本作品は少し毛色が違う。
なのでまた新たな木下作品が楽しめる!


ストーリーは…
恋人がいない歴=年齢•智紀はSNSの出会い系アプリで(ミチルさん)に恋をしてしまう。
優しく教養もあり、ハンサムな思いやりのある彼に

1

性悪猫も恋をする コミック

木下けい子 

題名に偽りあり(良い意味で)。

物語に性悪猫は見当たらず、私には健気で努力家で意地っ張りな猫しか見つけられなかったです(笑)


中学時代馬鹿にしたまわりを見返してやる!と努力してアナウンサーになり「ミッチー王子」と呼ばれるようになった道場。
一方、中学時代から格好良かった道場の初恋相手の坂口はバツイチ子持ち。
この二人が偶然再会して物語がスタートします。


なんとまぁ、かわいい話!と終止温かな気持ちで読み進め…

2

灰かぶりコンプレックス 1 コミック

木下けい子 

トモちゃんは王子?姫?

たまらん。
コミカルにして、ふわふわ。
木下けいこ先生、こういうのも書くのですね。

腹黒王子と地味ピュア男子のやりとりに、
ページを読み進める度に、ニヤリと笑いが止まらない。

地味で奥手でピュアなトモちゃんこと、智紀。
恋人がいない歴=年齢、
このまま愛しあうことも知らず、
一生を終えるのか…と、思いつつ

智紀は、SNSで、出会った「ミチルさん」に恋をした。
美しい…

9

管理人さんの恋人 小説

小林典雅  木下けい子 

未亡人ではないけれど

一定の世代以上の人にとっては美人管理人さんといえば、め〇ん一刻の響子さんだと思いますが、受けの生成は名前のごとくナチュラル美人で家事や料理が得意でちょっと鈍いところが、響子さん似でした。攻めの広野も純情で真面目な童貞大学生で五代君似といえないこともないです。

視点が受けと攻めと交互に代わり、読者は早い段階で2人が両想いだとわかりますが、2人とも童貞のせいか悪い方向というか面白おかしい方向に妄想を…

3

管理人さんの恋人 小説

小林典雅  木下けい子 

ほのぼの&ほっこり系の典雅節です

発売日に本屋に行ったら最後の一冊でした。我が町にも典雅さんの熱烈なファンがいるようで嬉しいです。

典雅さんのコメディは『爆発系』と『ほのぼの系』があると思うのです。
今回は後者の系列だと思いました。弾ける笑いと言うよりは『まったり笑える』とか『後からクル』感じ。

硴野の下宿に住んでいるジャド、アリー、ミカのお国言葉や、畔上と硴野の純情故のすれ違いなどから生まれる『可笑しみ』は、やり過…

7

管理人さんの恋人 小説

小林典雅  木下けい子 

店子3人組に声を出して笑いました

作者さんの好き設定を詰め込んだ萌えツボモリモリのお茶の間ラブコメですね。
こちらも萌えました。

もう石花荘の店子外国人3人のキャラと大家の生成の心の声が面白すぎて声を出して笑いました。
久しぶりの小林典雅さん、一気読みでした。

店子3人のお国の面白い言葉や日本あるあるやそれぞれのヅカやBLオタク・女装コスプレ・親愛セクハラ?等々。
わちゃわちゃで楽しくて私も店子になりたい!と思い…

4

管理人さんの恋人 小説

小林典雅  木下けい子 

悪い大家さん、最高です…!

すごく面白いです!

笑いあり、少女漫画的キュンも、エロもあります!

そういう要素が典雅先生のしっかりとした世界観、ストーリーに組み込まれているから余計楽しく読めました。

舞台は外国人ばかりの下宿、石花荘。
下宿の美人な管理人さん、(優しく庶民的)な生成(27)と、爽やか大学生の広野(20)の両片思いから始まるお話です。

以下、ネタバレがあります。



年上美人な…

10

17 教師 コミック

木下けい子 

完全に大人とも子供とも言えない2人がもどかしく愛おしい

 不穏な雰囲気で終わった前巻でしたが、今回は有岡の線引きが絶妙で、まだ完結には至らないもののじっくり関係性の変わっていきそうな2人に引き込まれました。有岡は思ったことを割とそのまま言いますし、未だに衝動的に行動する時もあります。しかし、三島の意志をちゃんと確認して自分が引く選択肢も持つようになり、三島の言葉を素直に聞き入れることもできるようになってきたんじゃないでしょうか。

 それでも三島は…

1

17 生徒 コミック

木下けい子 

2つの恋の終着点を見守りたい

 生徒×先生ものとして王道的展開を辿りつつ、先生自身の叶わない恋愛も交えながら、ちょっぴり切なさを漂わせる物語となっていました。生徒である有岡が気持ちを打ち明け、先生である三島が「思春期特有の勘違いだから」と一蹴するのはベタ中のベタですが、三島もずっと見込みのない恋に悩んできて、そんな自分と有岡を重ねながら2つの矢印の狭間で葛藤する姿が印象的でした。

 有岡がぐいぐい攻めるタイプなので、三島…

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