眠り王子にキスを

nemurihime ni kiss wo

眠り王子にキスを
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神165
  • 萌×294
  • 萌22
  • 中立13
  • しゅみじゃない13

107

レビュー数
41
得点
1280
評価数
307
平均
4.3 / 5
神率
53.7%
著者
月村奎 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

イラスト
木下けい子 
媒体
小説
出版社
大洋図書
レーベル
SHYノベルス
発売日
価格
¥890(税抜)  
ISBN
9784813012818

あらすじ

デリのオーナー兼シェフの堀篤史には、気になるお客がいた。
人懐こい笑顔にスーツがよく似合うサラリーマンと思しき男だ。
週に二回ほどやってくる彼とかわす会話が、最近の密かな楽しみだった。
彼の人懐こい笑みを思い浮かべると胸の奥に小さな火が灯るのだ。
でも、傷ついた過去の経験から、篤史はもう一生恋愛をしないと決めていた。
それなのに、彼──宮村に料理を教えることになって!?
番外編コミックス『赤ずきんちゃんの誘惑』も特別収録!

表題作眠り王子にキスを

宮村周平,29歳,デリの常連で教室生徒の会社員
堀篤史,32歳,デリのオーナーで料理教室講師

その他の収録作品

  • 木下けい子「赤ずきんちゃんの誘惑」
  • あとがき

レビュー投稿数41

優しい

過去の経験から恋しちゃ駄目だと雁字搦めになってるのがしんどい…
それを溶かしてく宮村の朗らかさや
"自分で作った凝った料理より他人が作ってくれたインスタント”
にグっと来て、背景を知るとうぅ…となるけど料理エピも楽しく、木下先生の漫画も嬉しく、あたたかな気持ちに。

篤史の家族にガツンと言ったれや!悔い改めろ!ってモヤしたけど、篤史は間違ってないって言ってくれて、大きく迎えてくれる人々が増えたので、家族と分かち合えなくても、それはそれで良いのかも…と思えました。

0

彼氏の家族がとても良かった

すごく良かった。
この小説のスピンオフ?の漫画の方から読んだんですけど、すごく切なくてそして幸せで良かった。

主人公の篤史がすごく自己評価が低くて、何故そんなに?と思ったけど、彼の家族との過去を知ると、何となく納得。宮村さんみたいなおおらかな人と出会えて良かった。
どこまでが友達として普通なのか悩むところがいじらしい。今まで誰に対しても一線を引いた付き合いしかしてこなかったんだろうな。
宮村さんの家族が本当に素敵でした。
対して篤史の家族。弟は身内だからこその遠慮のない冷たさ。母親も冷たくて、いんげんの白和のエピソードは本当に泣けてきました。
今回出てこなかった父親だけでも優しかったらいいのだけれど。

今まで恋をしないように生きてきたぶん、幸せになってほしい。
そしてタイトルはさすがだなと思いました。こういう意味なのね、と最後の方でようやく理解できました。
2人、長く優しく過ごしているところをまた見てみたいです。

0

何度も読み返している一冊

月村せんせーの名作の1つ、やはり問答無用でめちゃくちゃ良い!
ゲイに偏見のない青年と、恋愛を諦めているゲイの青年の心温まる物語で、落ち込んだ時や疲れた時に読み返す1冊です(*´ω`*)

派手さはないし、ストーリーだって珍しい訳ではないですが、この空気感・雰囲気がたまらなく好きです。

篤史はゲイであることが原因で、中学時代にはいじめにあって、家族と疎遠になり疎まれているのですが
そのいじめの発端ともなった、勘違い熱血教師の行動が腹立たしい。
こうして家にも学校にも居場所がなくなってしまったわけで…辛すぎ(´;ω;`)

そんな篤史を、率直かつ誠実に辛抱強く溶かしてゆく宮村に救われて、本当に良かった……!
すんごく理解ある宮村母のあたたかい言葉も傷口に染み入るー(´;ω;`)

宮村は人を信じる素直な心を、
篤史は傷ついても、また人を信じる道を選ぶという強さを教えてくれます

末永く幸あれ……!

3

タイトルに帰る凄味

月村先生作品できっと最初に読まないといけないんだろうなあ、と思いつつ、今頃。
ようやく篤史さんのことがわかりました。
宮村くんは他のリンク作品のどこで見かけても常に温かだけど、篤史さんがいろいろ秘めてそうで…軽くはなかったけど外道じゃなくて良かった。トラウマと簡単に属性したくないなあて思いました。主役の人となりのできかたをリアルに読ませる月村先生の筆力なんだなあと…もうがっつりはまっています。

宮村くんを育てたお母さんの、「家族に反対されたりひどいこと言われるのは辛い」とわかってくれるところ、この場ではまだ誤解してる篤史さんの気持ちと相まって大泣きしました。
こういう家庭で育った宮村くんの返しが、随所で光っていて好きです。
「それって逆に俺が全女性をいやらしい目で見てるってことですか?」とか
「実際なってみたらびっくりするほど子供ですよね、三十」とか…どれも会話の合間で流れていく言葉ですが端々に宮村くんが表れてて唸ります。宮村くんの元カノがまた、さすが宮村くんと付き合えた彼女って感じで宮村くんをよくわかっててスパッとしてる。
なので、欲を言えば、この作品でもやはり攻の宮村くんのほうの心の動きも、もっとしっかり知りたかったなあ〜と思います。

これから始まる二人のタイトルが刺さって刺さって読み終わった感動が止まりませんでした。で、
奥付ではじめて「ひめ」と読むことを知ったのですが、語呂悪くても王子でいいなあとも思います。

同じ木下けい子先生とのタッグの「隣人は恋人のはじまり」→木下けい子先生の「いつも王子様が」→今作、の順で読んでしまい多分思い切り逆回りしました。今度はまた順番に読み直したいです。木下先生の童話シリーズも、強気なシンデレラ佐原先輩に続いて読めてうれしい!赤ずきんちゃんに食べられちゃうオオカミ篤史さんが可愛くてえっちでとても美しいです。
いやー待って?「いつも王子様が」の洗面台お仕置きめちゃくちゃえっちだったのあれ宮村くん?本当に?すぐ読み返さなくては!?

6

幸福の王子様

漫画の方はコミカルな感じだったからそういう作風の作者さんかと思いきやこちらはシリアスな内容。
デリのオーナー堀さんがメインのお話。
巻末SSで気になって、小説出てることを知り購入。
漫画の方ではちょこっと出てきただけで、スマートな印象だったけど小説読んだら可哀想で可愛らしい人でした。
私も堀の弟は殴り飛ばしたいわ^p^
これから宮村とケンカとかも含めいろいろなことして幸せいっぱい感じて欲しい。

(2013.12.18)

2

両極端な家族

篤史の家族の胸糞悪さ具合が飛び抜けています。

その事もあってかなりのネガティブさんなので、読んでいてイライラする方もいるのではと思いました。

もう今まで辛かったんだから、周平を信じて幸せになりなよって何度思ったことか。

周平は良い男過ぎたし篤史を諦めないでくれて良かったです。弟が来たあとの篤史の様子を見てお母さんに紹介に行く潔さと、受け入れてくれたお母さんの暖かさを篤史の家族に見せてやりたかったです。

主人公に幸せになって欲しいと凄く願った作品でした。



1

主人公元気ないなぁ…

素敵な装丁、カバーの紙質、木下先生のイラスト!
表紙買いは避けられないと感じるほど、好みの本でした。
木下先生と月村先生の雰囲気は、はちみつとレモン、あるいはキャラメルとカスタードのように、よく馴染むので本当に好きです。
お2人のタッグの作品は、本を閉じると甘い後味が残りますよね…!

個人的にはお2人の既刊『cherry』が好きで、そちらは楽しく、ニヤニヤと読み進めることが出来たのですが、この『眠り王子にキスを』は主人公がなかなか暗かった。性格が歪んでるとか、すっごい可哀想とかではなく、読んでいてこちらがしんみりしてくるような、じわじわとくる主人公の根幹の暗さが堪えました。
私はお料理教室や、食べ物が密接に絡んでくる作品は読んでいて楽しくなってくるので、とても好きです。なのに楽しい気持ちになれない。正確には、お料理シーンや教室でのやり取りの描写は楽しかったけれど、それを打ち消す主人公の暗さ。
お料理がどんな風に美味しくて、どんな手順を追い、鮮やかに作られていくかを想像させるまでは、良かったと思います。でもなんだか、主人公が。
料理を作り出す、主人公が、食べることも生きることも投げやりなので辛かったです。
もちろん、主人公がそこまで暗いのには彼の家庭の事情があるのですが、自身の娯楽のために読書をしているのに、この読み進めるとシトシト湿っていく感覚は苦手でした。
駄目押しで、主人公が相手のご家族に頭を下げてボロボロに泣く場面は、つらすぎて普通に泣きました。感涙ではなく、リアルな涙が出てしまってしんどかったです。

全体的に甘さが控え目で、ちょっと思っていたのと違ったなという印象です。ちるちるのトーンはせつない、あまあま、ほのぼのとなっていますが、私的にはせつない、痛い、ほのぼのぐらいな感じです。
作中で登場するゆで卵の作り方は、面白そうなので今夜やってみます笑
ちゃんとやってみます!笑

2

優しい…

表紙の柔らかな雰囲気に惹かれて読んだ作品です。
月村さんの作品を読むのは初めてでしたが、全体に漂う落ち着いた優しい雰囲気がとても好きでした。
ゲイの篤史と篤史が一人で切り盛りする惣菜屋によく立ち寄る会社員の宮村のお話です。
誰の日常にもあるような小さな小さな出来ことを通して起こる少しの変化。
ちょっとした自分だけの楽しみが段々大きくなって恋に落ちる、そんな当たり前のように思えることが篤史には自由に出来なくて、宮村に対して無理して強がる姿がいじらしくて切なかったです。
宮村は不器用そうに見えて、いざという時には男前だし、表裏がなさそうな彼の性格には好感が持てました。
ほっこり胸が暖かくなるような作品です。

2

王子と書いて「姫」と読む


恋愛をしないと思っている受けの篤史。
小説を読んでいると、しないではなくしては駄目とおもっている印象の方が強かったですね。

しかし、店に通う攻めの周平との会話や料理教室の場面に和やかな雰囲気で少しずつ距離を縮めていきます。

恋愛をしないと考えている篤史、その過去は辛いトラウマがありました。

ゲイ、同性愛についてのトラウマです。

周平の実家に行く場面では、周平の母親の温かさに篤史だけでなく自分も泣きました。

篤史は過去に家族とのすれ違いがあったことを分かっていたために、周平母の温かさをもっとたくさん感じられたのではないかと思います。

読み終わった時にとても温かい気持ちで読み終わる。そんな作品でした。
大好きな作品です。

3

何度も読み返すほど好き

タイトル通り、何度も読み返すほど好きです…!
優しい雰囲気で、しっとりと進むお話です。

ゲイであることを原因に、昔から家族から精神的に追い詰められていた篤史。デリを営み料理教室で先生をしている彼は、ある日何度かお店に顔を出すお客さんが気になっていた。ある日を境に話したり、彼が料理教室に通ったりと距離を縮めて行くけれど
篤史は彼に惹かれる度に罪悪感に苛まれる。


篤史の傷ついて繊細な姿と、宮村の少し強引でだけど傷つけない強さが好きです。篤史は綺麗で優しいのに、対人関係に臆病。そこに宮村が、少しずつ惹かれでいく様が丁寧に描かれています。透明な水に色を透かしたような、切なくて綺麗なお話です。好きすぎて語彙力が乏しくなりましたが、しっとりとしたお話がお嫌いでなければ、ぜひとも読んでいただきたい小説です。

5

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