木下けい子さんのレビュー一覧

ボナペティ! 小説

月村奎  木下けい子 

白馬の王子様に助けられ幸せになっていく主人公に萌えます

個人的に大好きなタイプの月村作品です。

描写や表現が映像的で場面や背景がくっきりと浮かんできます。
また、舞台がビストロなのでいろいろな料理が出てきてどれもおいしそうで、うっかり夜中に読んでしまうと我慢できなってしまうなと思いながら読んでいました。

建物もそこで働く人もとても素敵で、こんなお店があったらボロボロになった主人公の葉みたいに癒されたり安らげるような気がします。
きっと常…

11

灰かぶりコンプレックス 2 コミック

木下けい子 

あの腹黒王子が…人として成長してる…?!

前回まさかのセフレ交渉でto be continueした腹黒王子×面食い純朴王子の続編です。

面食いの純朴青年智紀くんはSNSで年上セレブ王子と運命の出会いを果たしました。
しかし彼はとんだ腹黒王子様でした。
遊ばれているとわかっている…それでも彼とお近づきになりたい!セフレでいいから!
と懸命に頑張る智紀くん。

そんな智紀くんと過ごす時間の中で段々ペースを乱され始める腹黒王子。…

6

ボナペティ! 小説

月村奎  木下けい子 

人としての日々を取り戻す話

包容力のある大人 ビストロシェフ瑠可 × 天涯孤独でボロボロになった 健気なフリーター 葉

両親が亡くなり、中卒で働かざるを得えず、ブラックな職場を転々とするフリーターの葉。アルバイト先の飲食店で怪我をして職を失い自暴自棄になった葉は、最後の晩餐として憧れていた綺麗なビストロに入ることに。栄養失調で倒れたところをシェフの瑠可に助けられ…。

ドン底から登っていくシンデレラストーリーなので…

6

ボナペティ! 小説

月村奎  木下けい子 

ぐるぐるきゅんきゅん

まさに月村ワールド炸裂。
誰にでも好みはあるので、好き嫌いは読み手が感じるものだけど、私は大好きです。
月村先生の作品の醍醐味のひとつ、ぐるぐるきゅんきゅんですね。
へんな勘違いや勝手な思い込みで、好きなのに離れてみたり、ここぞというところですれ違ったり。
ちょっとハラハラしたり、イライラしたり物語と分かっていても、ドキドキして引き込まれてしまいます。

毎回先生の作品を読んで思うのは…

13

灰かぶりコンプレックス 2 コミック

木下けい子 

ダブル鈍感ですね

直純さんが・・・もぉほぼほぼトモにハマってきてますね(笑)
でも、無自覚ですね~。天性の王子様過ぎてまさか自分がこんなちんくしゃに惚れるわけないって思ってますよね!
・・・てかちんくしゃってなに?(笑)

木下先生の描かれる「年下純朴受けくん」が個人的にハマらないのですが、今回も
そこそこイライラしちゃいますね。トモ。

それに比べて、カナちゃんのかわいいことかわいいこと♡♡
なん…

5

「ボナペティ!」特約店限定「録り下ろしインタビューペーパー(サイン入り)」 グッズ

先生!?Σ( ̄□ ̄;)

「ボナペティ!」の特典ペーパーになります。
特約店で購入すると頂ける、録り下ろしインタビューになります。
作品の裏話や、作家さんの近況等が書かれています。

実は特典で、このタイプをいただいたのは初めてでして。
とても新鮮で嬉しかったんですよね。
また、作者さんの受け答えに、お人柄がよく出てるわ~と。
こう、質問から微妙にズレてるんですよね。
答えが。
「先生!?Σ( ̄□ ̄;)」…

6

スローリズム 小説

杉原理生  木下けい子 

焦れったいけど、良かった

タイトルからかなり焦れったいんだろなぁと覚悟してたけど、本当に焦れったかったです。

二人のやりとりを読んでて思い出したのは「表面張力」って言葉。
いつコップの水が溢れてもおかしくないギリギリのところにいるのに、極度のヘタレ攻めと鈍感受けという組み合わせなので、奇跡のような表面張力が働いていて溢れてこない。

焦ったさを期待して読んだくせに、友人から脱却しそうでしない二人にウガー!となり…

3

ボナペティ! 小説

月村奎  木下けい子 

疲れた誰しもへ…癒しと安らぎと希望のおとぎ話

いやぁ癒されました…。

驚くことに構成はいたって単純なおとぎ話なんですよ。

あるところに不憫な少年がおりました。
疲れ果て命尽きそうなところで素敵な王子様に助けられました。
少年は王子様に恋をしました。
二人は結ばれ幸せに暮らしました。

この単純な枠組みの中でどれだけ心の機微を描けるか、どれだけ人を感動させることができるか、
これが月村ワールドの真髄です。

主人公の…

12

ボナペティ! 小説

月村奎  木下けい子 

正統派少女小説

あとがきによれば『小説ディアプラス』で、月村さんのデビュー20周年特集を組んだ際に書いたお話だそうですが、まさに「これこそ月村さんのエッセンスが充満されているお話!」でした。
健気で不憫だけれども、ひっそりと咲いている野の花の様な受けさんが(名前も『葉』だしね)世の中の酸いも甘いも噛み分けた(単なるスパダリではないというところがミソだと思うのです)王子様と出会って幸せを知る(これもね『幸せになる…

28

ボナペティ! 小説

月村奎  木下けい子 

おせっかいになった方がいいのかもしれない

先生買い。前半のキツさが印象的だったので、すいません、萌。ふわふわあまあま幸せ話なのかと思ってたら、前半が落涙寸前。人にはもう少し踏み込んで、お節介になった方がいいのかもしんないと思ったお話、本編170P弱+その続き50P超+あとがきでした。

両親ともに亡くし、中卒で働き始めた葉。最初勤めた町工場はあっけなく倒産し、必死にアルバイトしながら生活しています。ある日アルバイト中の転倒で骨折し、く…

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