木下けい子さんのレビュー一覧

スローリズム 小説

杉原理生  木下けい子 

なんとも言えないこの感じ…

ちるちるさんのレビューの評価がとてもよかったので購入してみたのですが、うーん…私の価値観が子供だからでしょうか、いまいちきゅんとしなかったと感じました。

このお話は、まさに題名通り「ゆっくりとした恋」です。
しかし、この「ゆっくり」だだの「ゆっくり」ではありません。
攻めの矢萩はずっとずっとノンケの水森が好きだったのですが、それをひた隠しにするように「お前だけは絶対好きにならない」と言い…

4

恋雪 小説

砂原糖子  木下けい子 

切ない系、ではある

以前、職場で人口が数百人という島出身の同僚が居て、彼女の話は都会で育った自分としては別世界みたいな部分が多くて、例えば、昔は冷凍技術が今程に発達していなかったので彼女の島では鶏肉が一番ご馳走だったんだそうな、何故なら鶏肉が一番痛みやすいから、次に牛肉→豚肉な順番で……とか学校は低学年組と高学年組の2クラスしかなかたったとか、ほえーーって感じで聞いてたもんですが、いや前置きが長くなりましたが、この話…

6

兄弟とは名ばかりの 小説

渡海奈穂  木下けい子 

連れ子同士

帯『同級生ってだけで嫌なのに兄弟になるなんて最悪だ…』

親の再婚で連れ子が兄弟になるという王道パターン。
優等生な稜〔攻〕と、茶髪にピアスで遅刻常習犯の伊沙〔受〕
彼らは同級生で一度は同じクラスになった事もあるのですが、ともかく仲が悪くタイプも正反対。
しかし稜も伊沙もそれぞれの両親には幸せな家庭を築いていって欲しいと願っているし、また再婚相手の親は気に入っている、ただ連れ子同士の仲が…

2

薄情な男 小説

高岡ミズミ  木下けい子 

幼馴染みっていい響きですよね…。

詠の一見飄々としていてあまり他のことには興味がなさそうに見えるけど中身は明宏を想う気持ちは意外と肉食な感じや、それが好きってことなんだよって言いたくなるくらい鈍感というかなんかもやもやしてる自分にイライラしてる明宏がとても可愛かったです。

サイドストーリーとして友人の守くんの話も私としては気になります。

詠の「明宏のそういうところに惚れたんだ」って言葉にきゅんとしました。

2

さよなら優しい男 特典 書き下ろしショートストーリー グッズ

慎ましい恋人が望むモノとは

本品は『さよなら優しい男』の
フェア参加店限定配布特典の特典品になります。

攻様視点で二人がまとまった後
攻様宅でのお家デートを描いたお話です♪

海江田の恋人である篠原は
慎ましやかで高潔で
一方的に与えられる事を良しとしません。

しかし、
海江田は権力欲が旺盛で
ありあまる金を見せびらかすように
物を送るのが好きな男だったので

何気ないプレゼントですら

4

さよなら優しい男  リニューアル1周特別年記念ペーパー グッズ

威風堂々な恋人に似合うモノ、似合わないモノ

本品は『さよなら優しい男』の
アニメイトWEB店限定配布の特典品になります。

受様視点で二人がまとまった後
受様のお家でのデートを描いたお話です♪

篠原の恋人である海江田は
大きな不動産会社の社長です。

そんな海江田に
部屋に遊びに行きたいと言われても
篠原はすぐには応じられませんでした。

同世代の友人たちと比べれば
自分の住まいも平均以上だと思いますが

3

さよなら優しい男 小説

火崎勇  木下けい子 

求められていたモノは

今回は実態はヤクザだが表向きは不動産会社社長と
攻様が一目惚れしたおとなしそうな弁護士のお話です。

偶然に知り合った二人が有る物件を巡って
対立しながらもまとまるまで。

攻様は今から五年前に
今後の事を考えてヤクザを解散し
不動産会社を立ち上げます。

とは言っても
会社の組織も構成員も変わらずで
やっている事も
昔でいう地上げ屋もどきだったのです。

そんな攻様…

3

待ち合わせは古書店で 小説

榊花月  木下けい子 

淡々としたお話

 男やもめの古書店店主・涼介が、万引き犯だと間違えた高校生と交流していく話。
 万引き犯だと思って捕まえた高校生・波頭は、実は違っていて、「何かお詫びを」という涼介にどういうわけだか、だったら「飯を食わせろ」と言う。
 そのまま、頻繁に食事をしにくるようになった波頭であるが、高校生がそんなに頻繁に人様の家で食事をしていていいのだろうか? また、こんなところにきて楽しいのだろうか? と疑問に…

1

薄情な男 小説

高岡ミズミ  木下けい子 

どっちつかずが惜しいです

高岡さん、1月に新刊出て以来久しぶりの登場です。
新作は、何となく軽そうなノリを装っているのに明るくなりきれない、何となくもやもや~としたものを、煮え切らないものを感じてしまいました(涙)
展開は、高校卒業以来連絡が途絶えてしまった実にお神酒徳利だった幼馴染が突然10年経って主人公の前に現れる。
彼女に振られ結婚が駄目になり、会社も辞めて地元に戻って来たのだと、主人公の元に転がり込むのです。…

2

オールトの雲 小説

一穂ミチ  木下けい子 

淡々と続く愛情

前作を読んだどきはくせのある文章だな、と思いましたが、慣れてきました。

淡々と進む文章の中で、流星が泣くイラストにすごくグっときて、もらい泣きしそうに。

木下けい子先生の表紙もとても良かったです。
なつかしいような切ないいいお話でした。

この作家さん、無理にエッチシーンをくつけなくていいと思います。

2
PAGE TOP