木下けい子さんのレビュー一覧

眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

もう恋なんてしないなんて♪

心に傷を負った篤史が、ただ恋をするという当たり前のことに罪悪感を感じ、宮村を想う気持ちに自らブレーキをかけようともがく姿が悲しかったです。宮村の母親の前で泣きながら「申し訳ありません」と謝るシーンは私まで泣きました。同性を好きになることが罪なことだという考えを押し付けた篤史の母親と弟と、それから篤史に暴行した挙句お金まで要求した男にもハラワタ煮えくりかえりましたよ。
こいつらのせいで篤史はまとも…

4

愛こそすべて コミック

木下けい子 

花に水、人に恋

この恋の始まり方は「?………」と思うわけですが、受け視点からすれば、こんな風に恋されたい!こんな風に愛されたい!ってのは確かにある。
しかも、イジワルな見方をすれば、ゲイの自分にノンケの会社社長が突然情熱的にアプローチしてくるわけで、これは棚ぼたlove!って感じですよね。
でもそこは胸キュンの大家、木下けい子様。しっかりと優しさと愛しさに溢れた物語に仕上げてくださってます。
攻めのおじさん…

4

うちの王子いりませんか コミック

木下けい子 

天使降臨

この子は「王子」というより「天使」じゃなかろうか?

病弱で学校に通えなかった大金持ちのお坊っちゃまが、念願叶って庶民的な公立高校に編入、今まで知らなかった色んな「初めて」を体験していく、というお話。
といっても、ホントにキラキラした青春というか、主に友情、私達にはたわいない日常の、バス通学や友達との何気ない会話、名前を呼ぶだけでも悠くんには初めてで、眼をキラキラさせて全てを楽しんでいる悠く…

8

左隣にいるひと 小説

可南さらさ  木下けい子 

文章が美しい

最近、可南さんの切なくも甘い作品にハマってしまいました。

半年ぶりに帰省した江沢を駅で出迎えたのは、同級生だった生方。
生方は親友の江沢に友人以上の感情を抱いていたが、あることがきっかけで怒らせて以来、疎遠になっていた。そして、5年ぶりに会った江沢に好きだ、と告白した生方はこの恋が叶わないことだと分かったうえで、ケジメをつけようとしたのだった。

物語の前半は、『え?江沢ってわりと普通…

7

君とハルジオン コミック

木下けい子 

L、未満。

弁護士先生は自制心のカタマリ。
出会いの時、受けは3才。
陸上部だったのに怪我をして、その時お母さんのお見舞いに来ていたハルに慰められて。高校生でお父さんが亡くなり、天涯孤独になって借金も背負ったハルの力になりたい、と一緒に住むことにする。
可愛くて素直なハルに惹かれる瀬尾ですが…
何しろ淡くて、どこから恋愛になった?という感じ。ゆっくり、静かに、穏やかに進んでいったのですかね…
これは…

3

眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

健気受けが好きな人はぜひ!

健気な受けちゃんを攻め様と愛でたい気分になり、ずっと気になっていた人気作に手を出してみました。健気受けが好きな人は絶対に好きなんじゃないかなぁと思います!

テイストはすみれびよりと似ていると思います。簡単に言うと、超爽やかで暖かく守ってくれる系イケメン攻め様が自分に自信のない受けに猛烈アピールして手に入れる話です。 本文は全て受け目線です。受けの篤史は、過去のトラウマから自分のゲイとい…

4

由利先生と愛しき日々 コミック

木下けい子 

この二人に波乱なんていらない

前作「由利先生は今日も上機嫌」にて、恋人、いえいえ「戀人のような関係」(周囲からはすっかり「嫁」扱いだけど)になった由利先生と六車君。
本作では、他にも六車にちょっかいを出してくるライバル作家佐倉や、見合い話を持ってきて六車にイジワル発言をする義理の母、フィアンセを自称する女学生などが登場し、由利先生との仲がギクシャクと……という展開。
そりゃあ私だって、恋愛というものが、一度うまくくっついた…

6

ひねもすのたり君と僕 コミック

木下けい子 

作者買い! 3 神だよっ

作者買いです。(コミックで迷わず作者買いする先生って、他には一人ぐらい・・かも)
作者買い とのコメントが3つぐらい並んだ気がするので、他のお姉さま方に敬意を表して タイトルに3 入れてみました。

今回も迷わず購入。
意外にや、手の早い受け様。ちとびっくり。
天然お人よしおバカなところは、いつも通りみたいな気がしてたのですが
またもやびっくり 「お願い言わないで」的な切ない系でした。…

9

眠り王子にキスを 小説

月村奎  木下けい子 

苦しんだ分だけ幸せになれる。きっと

コミック「いつも王子様が♡」とのコラボ作。
「いつも〜」の漫画家、朝比奈のマンション1Fにあるデリ&料理教室を切り盛りしている篤史、が主人公です。
ゲイの篤史は、最近常連になった一人の男性に惹かれ始めていた……
この男性、会社員の宮村は篤史の3才年下で、明るくておおらかで、周りを明るくさせるようなタイプ。
ゲイであることに罪悪感を抱き、誰とも恋愛などしない、と頑なな心を抱いている篤…

5

好きで、好きで 小説

安西リカ  木下けい子 

好きなんだもん、他はいらないよね

こちらも今頃すいません。
ほかのお姉さま方からのご推薦をいただきまして読ませていただきました。
木下先生も大大大好きですが、あまりに数が多すぎて、いまだ全作制覇にいたらず・・・・

そんな中、けいこ先生ので高評価のこちらの作品に到達。
安西先生は読んだことがなくて、この本で一気にファンになりました。
何が好きって、受け様が「10年一緒にいてくれた」と攻め様とのこれまでを振り返るところ。…

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