麻生ミツ晃さんのレビュー一覧

酷いくらいに 小説

高遠琉加  麻生ミツ晃 

兄の恋人に焦がれる攻め

成績優秀で性格も良くて顔も抜群という出来が良すぎる兄を持つ広見。

そんな優秀すぎる兄に屈折した感情を抱きながらも、周囲からの賞賛や親の期待など兄が得ているものは一度も欲しいと思ったことはなかっのに、生まれて初めて兄のもの(恋人)を欲しいと思ってしまう広見。

兄の恋人をオレのもんにしたいぃぃ〜!!と渇望する広見視点が萌えました。

で、完全無欠マンかと思われたにーちゃん。
彼は彼な…

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夜の落下 コミック

麻生ミツ晃 

とても丁寧な心理描写

表題作ともう1編の2部構成

どちらの作品も自身のセクシャリティに悩み、苦悩し「正論」の重みに苛まれる痛さが伝わる丁寧でそして胸がきゅっと切なくなる描写に吸い込まれる作品です

表題作の「夜の落下」は性に対して極端な嫌悪感を抱く受けの九鬼さんがデリヘルキャストのヒロによって導かれていく話
特に九鬼さんの背景や変化の心理描写は丁寧で九鬼さんがヒロとの夜に落ちていくように私もこの2人の世界に…

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夜の落下 コミック

麻生ミツ晃 

面白いけど個人差があると思う

ストーリーも結構作り込まれていて,その短さに多少驚く程に深い話でした。
ただ,うまいストーリーの割には結構分かりづらい
表現,話でした。理解はできますが,サラッと読めないので読んでいて眠くなりました。
あと,良い意味でも悪い意味でも 試し読みで読める数ページの内容からは全然想像していなかった話でした。 個人的には期待していた展開と違っていたのが残念でしたが,展開が読めるようなサラサラス…

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スイートビターキャンディ コミック

麻生ミツ晃 

おもしれー男。

チビでデブだから略してチデブ、今だったら変えるよう編集さんとかに言われそう。

受け君のもだもだしてる感じは結構好み別れると思います、それに反して攻めの魅力はわかりやすい。男らしくて格好良くてでも何か近寄りがたい。

所謂おもしれー女のBL版なのですが先生、定番物好きだなあと思いました。

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世界でいちばん遠い恋 (1) コミック

麻生ミツ晃 

終わらないでほしい

久々にボロボロ泣きながら漫画読みました。
半分くらいから悲しいわけではないけど涙が止まりません。
このままゆっくり進んでいく2人を見守りたいけど終わってほしくない〜!
永遠に続いてほしいって思う作品です。

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Season コミック

麻生ミツ晃 

何度読み返しても良い味わい

麻生ミツ晃先生の古い作品ですが、私は好きで何度も読み返しています。攻めの松岡の硬派な感じと、いつまで「坊ちゃん」と東を呼んでいる所や、それに対して、身分なんか気にしないで、もっと打ち解けたい、近づきたいと、積極的に振る舞う受けの東の2人が好きです。
昔の恩を返したいという松岡と、松岡の恩人である東のお話。東は昔、何の恩があるのか思い出せないまま、献身的に交流してくれる松岡に惹かれていきます。

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世界でいちばん遠い恋 (1) コミック

麻生ミツ晃 

優しくじっくり育つ恋

高度の難聴を持つ五十鈴と、バイオリンを学んでいる大学生十嘉、交わる事がないであろう2人が出会って段々と恋愛になっていく物語でした。

聞こえない者と、音楽をやってる者のBLってめっちゃ難しいんじゃないかなあと思っていたんですけども、お互いに分からない部分が多すぎるとそれが興味となって、知りたいって気持ちになったり五十鈴にとっては音楽自体に憧れがあることから距離が自然と縮まっていく感じで良かった…

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蛍火 小説

栗城偲  麻生ミツ晃 

こんな作品に出会うとは

BL、、、としてのカテゴリでこのような作品に出会うとは思ってませんでした。でも、あってもいいかなって思いました。だって、世の中の恋愛小説と同じくらいの広さを持てるBLの世界で、こんなおじさんたちのドラマがあっても良いと思うんですよね。
いわゆるオヤジもの、ってのとは全く違う切り口。

すごく、ありふれた(世の中のCPがみんなラブラブで過ごしてるわけないよね)日常の積み重ねの中で、今回の二人の…

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世界でいちばん遠い恋 (1) コミック

麻生ミツ晃 

続きを激しく欲する

なんかもう、序盤から涙が出てきそうに鼻がツーンとなりました…。

何なんですか、この世界観…。
五十鈴の纏う空気に透明感があってキラキラしてるんですよ。心が浄化される気持ちでいっぱいでした。
この悟りを開いたようなオーラ…今まで難聴で苦労も悲しみも経験したからこそなのかな…と思うと、なんだか切ない気持ちでいっぱいです。

今までフラれることが多かった五十鈴だから、こんなにもグイグイ来た…

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とてつもなく良い…

十嘉の視点も五十鈴の視点も描かれているんですけど、
お互いがお互いに出会って、考え方が変わったことがわかる特典になっています。

なんだろう…うまく説明できないんですけど
とてつもなく良かったです…!!!!

あらすじとしては十嘉がコンクリートから生えている花の写真を五十鈴に送って
五十鈴が『また素敵なもの見つけたら教えて』ってラインするお話なんですけど
その中に込められている二人…

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