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小中大豆 麻々原絵里依
ゆのまゆ
「ちるちる不朽の名作BL小説100選ときめく恋」に選ばれた名作。一度同人誌で発表したものを加筆修正された作品らしい。道理で読んでる途中で「もう終わるのかな」と思うくらい前半で一つの山場が終わり綺麗にまとまる感じがしました。 でも後半が凄い。ええっ!と思うくらい攻めが豹変。そして受けも強気になっちゃうし。受け君の視点で書かれているので強気に豹変しても理由がわかるから納得できる変化だったけど、攻め様…
月村奎 麻々原絵里依
ぽぽまま
ネタバレ
担当編集者を好きになるけれど、そっけなくされて、期待しないように努める健気な受けがかわいくて、きゅんとしました。攻めの井上に告白をかわされて、だけど優しくされて、期待したいけれどしたらいけないという気持ちが切なくて、またイラストも合ってて良かったです。 できれば井上にもっとやきもきさせるエピソードが欲しかったけれど、話が深刻になりすぎないから、かわいいお話を読みたいときにおすすめです。 月村作…
ぷれぱーる
積んでいた本をやっと読みました。 見事なほどの攻めザマァ。 攻めザマァの中の攻めザマァでしょう。 傲慢な前半から、後半のあまりにも情けない攻めの変貌ぶり。 攻めがあまりにも可哀想で、思わず泣いてしまいました。 不満を溜め込んだ受けが爆発すると、ここまで威力大なのかとビックリ! 容赦なく突き放す突き放す。情け容赦なし。 画家の変わり者・克己×献身的なリーマン・昭良 尽くさ…
今城けい 麻々原絵里依
碧雲
二回読み直した後の批評寄りの感想です。 この構成を許した編集担当の責任もあると思う。 この作品は小説というより、センチネルの解説書に近い構成。 Ωやセンチネルは、バース・ルールが分からないと面白味が深まらない。ルールが分かると、とっても面白くなる。 でも、作品全体をセンチネルのルール解説書のように構成する必要は無いと思う。 作品中にセンチネルの解説を長めに盛り込むより、他に方法はなか…
イーライ・イーストン 麻々原絵里依
ましゅ
「月への吠えかた~」「星に願いを~」と順番逆にしてしまいましたが、ようやく読めました。 人生豊かそうな作者の力でしょうね、似たキャラはおらず魅力的で個性豊かな登場人物たちがどのお話も楽しませてくれます。 純朴なローマンがガッシリとした軍人さんのような見た目に反しとてもチャーミングでギャップにやられました。 人間としての性知識はまだまだ未熟で…ランスに教えを乞いながらも(こっちまで赤面した…
売れっ子画家の克己=塔に籠っているラプンツェル 通い妻の昭良=通いの家政婦王子 グリム童話の「ラプンツェル」に譬えた物語。 何不自由ない資産を相続している画家、克己。克己はいつも恋人に飽きられて長続きしない。 今までと違って、去っていく、恋人・昭良を初めて追いかけた克己。でも昭良の心は、戻って来ない。 自宅を出て昭良の傍に住み、昭良をコッソリ見ては壁一面に昭良の絵を描く克己。 克己…
kurinn
シリーズ最新作です。 ようやく読み終わりました。 このご時世に凄いタイミングの題材だったと思います。 マッドクリークのようにコロナ禍も解決してくれればと思いながら読了しました。 確固とした世界観なのでシリーズが進む度にクイック達の絆と、ちょっと愚かで愛すべき登場人物達が大好きになります。 今回はクイックだけが重症化する未知のウィルスに、人間の番達が恐怖し何とか救おうとする姿に…
「月への吠えかた教えます」でとても気になっていたローマンが番を見つけるお話でした。 前巻ではゴツくてムサくて融通がきかない大男を想像していましたが、全然違って無垢で真っ直ぐで悲しい過去を持っていると知り一気に大好きになりました。 ローマンのハンドラーであるジェイムズが亡くなるシーンでは悲しくて切なくて、ローマンが変化して人間になってからの苦労を知るとマッドクリークに辿り着いたのは奇跡だ…
友人からお勧めされてシリーズ3冊購入しました。 翻訳なので独特の文章と、海外らしい表現を楽しみました。 麻々原絵里依先生の挿絵も美しくて、ランスはそのままのイメージでした。 ランスの母親のリリーは登場時のイメージと読了後のイメージでは、自分の中でかなり好印象に変化していました。 対人関係が苦手なティムと頭の硬いランスがお互いに好意を持ちながらも、タイミングの悪さと全てが裏目に出…
高遠琉加 麻々原絵里依
ぴんか
読み始めてしばらくは、 どうも主人公に肩入れできなくて 読むのが辛かった。 なんでかなと思ったら、 七塚くんが恋する篠くんの隣に いつも高峰くんが居たというしっくりさ加減。 横恋慕感が強くて、 高峰くんの中の七塚くんに上手く共感できなかった。 それが後半になって、 篠くんが高峰くんの中の七塚くんに気づいた頃から 急に物語が動き出した感じになります! 急転直下な感じで!…