麻々原絵里依さんのレビュー一覧

恋する狼 狼を狩る法則 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

からっとした爽やかさ

人狼もの、という以外はベッタベタのBLで少々面食らう。
今作のカプは、イマドキ二次元でも珍しいくらいの天然ドジっ子レインと、溺愛系スパダリっぽいデヴリン。コメディタッチの中編で、さらっと読めた。

運命のメイトとの偶然の出会いから始まる物語は、基本的に優しい世界の中で繰り広げられる。家族や友人達も二人の関係をすんなり受け入れ、祝福してくれる。根っから明るい性格のキャラばかりなので、とても楽し…

0

狼を狩る法則 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

いちゃいちゃしすぎ(笑)

人狼もの?っていうのかな。改まった世界観の説明等はなく、当然のように人狼が存在する世界のお話が始まる。とはいえ特に分かり辛い点もなく、楽しく読めた。

ノンケの人狼チェイがやっと見つけた運命のメイト(伴侶)は、男であるキートンだった!という単純明快なやつ。だがチェイが性別に拘るのは序盤のみで、ぐいぐい迫ってすぐにカップル成立となる。元々キートンがゲイなのもあって、わりとすんなり。おかげで作中ず…

1

狼を狩る法則(下) コミック

麻々原絵里依  J.L.ラングレー 

癇癪持ち

上巻でも思ってましたが、攻め受けともキャラが好き。ただ、むちゃくちゃ絶対!というものがあと一歩なかったかなと思ったので神より萌2にしました。犬好き狼好き麻々原先生好きな方にはめっちゃおススメしたい。雑誌掲載分+あとがき。カバー下は上巻同様、表紙絵の影絵。あとがき読むと、小説の方ではまだ続きがあるような書きぶりだなあ・・・

車に細工をされ事故ったキートン。彼の様子を見に来た攻め母に関係がバレ、…

6

狼を狩る法則(上) コミック

麻々原絵里依  J.L.ラングレー 

最高

麻々原先生買い。小説は読むのを躊躇っていて未読でしたが、大好きな麻々原先生がコミカライズしてくださると知り狂喜乱舞!麻々原先生お好きな方でしたら絶対おススメしたい人狼たちのお話、「雑誌掲載分7話分、カバー下は狼ちゃんのシルエット図」です。とにかく麻々原先生の絵がカッコいいし可愛いし、最高!なのですが、下巻を読む前なので、一旦萌2にしました。

獣医のチェイトンの元に撃たれた狼が連れ込まれます。…

4

茅島氏の優雅な生活~プロポーズ編~ コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

執事の気持ちになってしまう

 茅島の可愛さが極まっていました。こんなに純真な人だったんだなぁ、と改めてその世間擦れしてないが故の言動に驚き。庭師の実家帰省にいてもたってもいられなくなって、1人で空港にまで着いてきてしまう突拍子のなさ。恐らく今までの人生でこんな風に行動したことなんてなかったでしょう。庭師には怒られてしまったけれど、それだけ熱烈に庭師を愛しているんだぁとよく分かるシーンでした。

 かと思えば、今度は庭師を…

0

茅島氏の優雅な生活 英国旅行編 コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

ちゃんと熱さも秘めている

 このイギリス旅行編では澄人の健気さがこれでもかと溢れていましたね。前巻ではミステリアスな雰囲気、次にどう出るか分からない性格が強調されていたように思いますが、こちらではすっかり恋愛に彷徨う人間味が出てきました。うじうじ悩むというほどでもなく、相変わらず周りに見せる態度は物静かで何を考えているのか察することが難しいのですが、拗ねたり嫉妬したり不安がったりしているニュアンスは僅かながら態度に出ていて…

0

茅島氏の優雅な生活 コミック

遠野春日  麻々原絵里依 

孤独で無趣味で恋愛には実直な資産家

 資産家である澄人の性格がこの作品最大の魅力かなと思いました。落ち着いていて、淡々と話す、喜怒哀楽の感情表現が控えめな青年。両親がそういう人達だったんでしょうか。めちゃくちゃ世間離れしているというわけでもなく、かといって一般人からは程遠い。どこまで世俗的なのかは本人のみぞ知る、というミステリアスな彼。擦れてないからこそ、恋愛でも駆け引きなしで素直に積極的に迫ってくる。そういうところに庭師の攻めが惹…

1

恋する狼 狼を狩る法則 小説

J.L.ラングレー  麻々原絵里依 

光の速さ

方向性はシリーズで「狼を狩る法則」に近いかな。
メイトと分かったらずっぽり一目惚れ、即エッチ。オメガバースの運命の番より分かりやすい光の速さの相性占いです。特にこの2人はよほど相性が良かったようで出会って3秒でベッタベタ、トラブルは外的要因で、身内も全員手放しの大喜び。ここまですんなりだと物足りない気がしてしまうもので。
濃厚なラブシーンは面白いものの、大立ち回りのアルファ争いも数ページで終わ…

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ラプンツェル王子の通い妻 小説

小中大豆  麻々原絵里依 

『かっこよくて優しい大人の攻め』かと思ったら『みっともない一途な姫』

売れっ子画家の克己
描くことに夢中になるあまり周りの事が見えなくなるので恋人も長続きしない。

社会人1年の可愛い系ゲイの昭良
オカン体質なところが思ったのと違うと振られてばかりいる。
克己は生活能力はないけれどそんなところも自分がお世話出来るからいいなんて思っているけれど、付き合い始めて3年ちょっといろいろモヤっとしているのです。

いまさら「僕と仕事どっちが大事?」と聞きたいわけ…

3

月への吠えかた教えます 小説

イーライ・イーストン  麻々原絵里依 

犬は裏切らない。

クイックと呼ばれる人間に変身できる力を持った犬たちが住む町が舞台。
人間が犬になれるのではなく、犬が人間にもなれるというところがポイントであり、ここがすごく良かった。

というのも人間のランスは堅物で真面目な保安官。
町と群れの仲間達を守るという責任感に満ちていて、仕事が恋人タイプなんですね。

マリファナの匂いをぷんぷんさせた新参者ティムの正体や目的を探るために、犬の姿でティムに近づ…

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