穂波ゆきねさんのレビュー一覧

恋愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

生活感が作品に生きてる

ずっと読み返そうと何度も挑戦しては挫けてました。今度こそ最後まで読み返せました。

改めて読むと神の何乗でしょう!
泣けて泣けて鼻をかみまくって。
作風や個性の違いというかジャンルというか。
とても小説的でした。生活感がヒリヒリ感じられそれが物語をよりいっそう豊かにしてるような。

「隣の猫背」
好きにならないわけがない二人。なのに好きの自覚がズレてしまって…。
そうだよね、男同…

0

親友の距離 小説

杉原理生  穂波ゆきね 

追う攻め逃げる受け

KindleUnlimitedにて読了。
杉原先生の「華龍と月龍の皇子」があまり合わなかったのですが、こちらのが楽しめました。

元親友の同級生再会もの。
攻めにずっっと片想いしていた受けが逃げる逃げる…。
本編は攻め視点なので、あまり切なさはないのですが、意地っ張り受けがとにかく逃げるので心の内が読めず攻めと一緒にジレジレしました。
ちらっと見える仕草や言動で本心が見え隠れするのに、…

0

窓の灯とおく 小説

一穂ミチ  穂波ゆきね 

切なく、あたたまるストーリー

「街の灯ひとつ」のスピンオフ作品
前作の当て馬でもない、家族でもない、職場の同僚が主人公でした(安心安全!)
お互いがどうやって「好き」にたどりつくかがとても明確にわかるお話でした。
ノンケ同士の二人ですが、お互い一緒にいて一番自分らしさが出ているのがわかります。
2人とも器用さがなく、裏表のないところがとても好きです。
新の家庭内DVの過去が辛く、読んでいて苦しかったです。
「暴力」…

0

街の灯ひとつ 小説

一穂ミチ  穂波ゆきね 

究極のヘタレ攻め

今年に入り一穂先生の本を30冊以上読んでます。
既読作品の中では珍しい男前受けでした。
そして「ごめん」言い過ぎの、三角座り似合いすぎる激ヘタレ攻め!⋯好き!
謎の同級生片喰、ストーリーは謎解きのようで解けていくたびに驚きがあり面白かったです。
初鹿野は母の不貞に絶望を、片喰は父の不貞に恋の真実をみている。
初鹿野が現在の母の住まいの「灯」をみることで過去に決着がついて救済があり、安堵し…

0

街の灯ひとつ 小説

一穂ミチ  穂波ゆきね 

ヒカリ

同窓会で再会して関係が始まっていく、
その部分だけ見るとよくあるストーリーかな?
という感じですが。
片喰と初鹿野を繋ぐ過去のエピソードは
かなり苦しくて、
さらに片喰の初鹿野に対する想いも
思っていた以上に重たかったので
単なる再会モノとして片付けられないほどに
濃密な展開だったなと思います。

そして。
片喰の人物像をどう捉えるかによっても
だいぶ印象が違うお話になるな…

0

小説家とカレ 小説

渡海奈穂  穂波ゆきね 

今ならこんな攻めとはくっつかない(がそれがいい)

本当に言葉足らずな攻めなんですよね。俺様傲慢なんですが印象としてはがき大将がそのまま大きくなったと言いますか。受けに対する酷い言葉の連続で、まぁ酷い言葉にも理由はあるんですが、令和の今ならこんな事受けに言ってたらくっつかないぞと内心思いながら読んでました笑
当て馬の俳優くんの方がよっぽどいい男なんですが、私としては受けに素直になれなくて酷いこと言ってしまう攻めが大好物でして……なかなかデレない感…

0

年下の彼氏 小説

菱沢九月  穂波ゆきね 

超ネガティブでドライな主人公

物語のわりと早い段階でくっつき、以降は小さな波風が立ったり立たなかったりの日常が続く。主人公のネガティブ思考には参ったけど、ウジウジよりドライな印象が勝っていたので読みやすかった。攻めが魅力的な作品。

塾講師の楓と、元塾講師バイトで留学中の大学生鴻島。お互い相手に片思い状態で、鴻島が帰国して再会後、当て馬に刺激を受けた鴻島が告白してカップルに。このとき、ぐるぐるする楓は断りそうな空気を出しま…

1

ブラザーコンプレックス 小説

椎崎夕  穂波ゆきね 

兄弟の関係が少しずつ変化していく

高校生の尚志は8つ年上の兄・俊和の部屋から男の恋人・結城が出入りするのを見てしまう。兄の事なら何でも知っていると思っていた尚志は、兄に「秘密の恋人」がいたことにショックを受ける。ある日、尚志は町で結城を偶然見かけ、後を付けてみることにした。後を付けられていることに気が付いた結城は、尚志を問いただす。尚志は俊和への無自覚な思いを抱いていた…的なお話。登場人物それぞれのキャラが濃く、何かサイドストーリ…

2

親友の距離 小説

杉原理生  穂波ゆきね 

攻め視点で描かれる、再会愛

杉原先生の新刊『華龍と月龍の皇子』がとても好きだったので別の本も読んでみたくなり、購入。

「華龍と〜」は壮大なファンタジーでしたが、こちらは現代・リーマンものです。
10年以上前の作品だからか、ゲイ、ではなく「ホモ」という表現が使われているのにはちょっとびっくり;

高校・大学時代の同級生と気まずい別れを経験した後、偶然仕事で再会しー
という、攻め視点で進むお話です。

これ、ぜ…

1

恋愛前夜(2) 求愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

No Title

まさかの貞行攻めだった…!展開がコミカルで面白かったなぁ。前作は切なさに振り切ってたので楽しくて良かった。貢藤が少女漫画好きで顔のせいで嫌な目にあったこともぜーんぶひっくるめて救われてて好きだったな。おやすみなさい、また明日と繋がってる物語なのね。

1
PAGE TOP