日高ショーコさんのレビュー一覧

美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

やはり名作よね!

「愛すること」をKindleで購入したので、先にこちらを再読しました。

「美しいこと 上 」のKindleの電子版ではBLCDの「SS時計1」が収録されているそうですが、家にある紙のBL版の方を久しぶりに読みました。

木原音瀬先生の確かな文章力とストーリー展開に、数年前に読んだ時とはまた違った気持ちを抱きました。
当時は松岡がとにかく可哀想で、寛末憎しだけしか無かったんですよね。

3

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

文庫派もぜひ

文庫の終わり方が余韻があって良かったので、二人がくっつくのは雰囲気が変わりそうだなと思うこともあり、読むのを躊躇するような考えもあったのですが、読み返したら瞬間購読。
まさかこんなにも熟考して煮え切らずくっつかないとは!BLの外から生まれた男寛末… 流石木原先生の作品だと思いました。予想通りにはいかない。
BLっぽさは最後の2割くらいな感じがします。

少し前のお話なので、今よりも同性愛に…

5

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

電子にしてくださって神様ありがとう

美しいこと2愛しいこととして電子で出たので
紙で4、50回は読んでるんですが(もっとかな)これを機に

以下ガッツリネタバレを含んで


寛末基文という男は普通の男だ
自分には勿体無いと分かっている美女葉子に心を奪われ
貴女がおばあちゃんでもなんでも愛します!
と言い切ったのに
葉子は女装した俺でした
といきなり男に言われたら普通どう思うだろう
どんなあなたでもいいと思って…

9

AND ONE MORE THING グッズ

知らない顔

全部満足ですが、特に(知らない顔)の後日談に感無量です。でも後書きのイラスト(運命のひと)もナイスチョイスです。このイラストで「毎日楽しく暮らしています」って!馬鹿ウケ!

1

足りない時間 コミック

日高ショーコ 

デビューコミックなのに…

日高ショーコ先生のデビュー作!
の割にほとんど絵が変わってなくて驚いてます。
短編集なので、元々身体の関係が始まってる2人の続きだったり再会だったりのお話になっています。

高校生たちの話も、表題作の再会の話も良かったのですが、個人的に検事×警察官僚という設定の「遠距離恋愛」が好きでした。

クールな2人のお互いへの「好き」が見え隠れする会話が良かったです。
一生隠し通すって、それは…

5

初恋のあとさき コミック

日高ショーコ 

読むとモヤってしまうのに繰り返し読んでしまう

美山の、仁科を好きだという気持ちははっきり伝わってきます。でも、仁科の美山に対する気持ちが私には感じ取れなくてモヤっとしてしまう。
読めば、仁科もちゃんと美山を好きだというのはわかる。わかるけど。
もう少し美山が報われてほしかったなぁ。甘々が好きな私としては。
モヤっとするのに、読みたくなっちゃう。そんな作品です。

1

憂鬱な朝 NOBLE COLORS コミック

日高ショーコ 

漫画の感想

生粋の漫画好きなので、漫画の感想を。カラーの美しさも百も承知ですが、電子書籍購入ですし…

◾️introduce
「知識も実績もまだまだ「下」」に見られていた暁人が、学生の身分のまま(中退したのかな)桂木に「暁人ならどうするか」と思われるまでになったところがすごい。髪は切らないけど優秀なのよ坊ちゃんは。

◾️symptom
めばえない方が無理ってもんよ。

◾️in the p…

1

憂鬱な朝 8 コミック

日高ショーコ 

完結

◾️久世暁人×桂木智之
最終巻です。穏やかでありながら、全ては分かち合おうとしない2人が、ある意味対等だと物語っています。桂木がそちらを選択するしかこの作品の完結はない。鎌倉に再度訪れた桂木と暁人の表情、重なる舌…一コマ一コマが良すぎてめまいが…涙が出ちゃう…
濡場も舐めるように見てしまいます。素直になった桂木の破壊力たるや。「私も…いい…」「中に…」「好きです」…涙はおろかなんかもう色々出る…

3

憂鬱な朝 7 コミック

日高ショーコ 

尊い

◾️久世暁人×桂木智之
悩ましい桂木も見ものでしたけど、この桂木こそ我々(何様だ)の求めていたものですよ!カッコいい〜
その行動がまた暁人がどうするか考えてのことだと言うのが尊い。暁人はかつて、桂木に憧れて桂木のようになりたかった。ただ桂木と並ぶためには桂木に憧れを持ち彼を追いかけるだけでは、それを成し得ないと気付いて今があるわけで。その桂木が、暁人ならどうするか考えて、暁人のことを思いながら…

0

憂鬱な朝 6 コミック

日高ショーコ 

溺れる

◾️久世暁人×桂木智之
恋に溺れる役は暁人のものかと思いきや、案外と躓くのは桂木の方でした。暁人も溺れてはいたけれど、なんとなし目はしっかりしています。西園寺の言う通り、耐え忍んだ長さが違うからだな。

この巻でまた「憂鬱な朝」の意味が変化します。桂木が隣にいない暁人の憂鬱から、立ち止まってしまった桂木の憂鬱へ。燃え尽き症候群みたいなものでしょうか。あれだけバチバチとやり合っていた2人なのに…

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