日高ショーコさんのレビュー一覧

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

それが恋なんです

上巻では松岡視点でしたが、下巻は割と寛末視点だったと思います。

上巻の続き、松岡・寛末・藤本・葉山のWデート(?)から始まります。
相変わらず松岡と寛末の間はぎくしゃく(^_^;)
このまま仲が悪いまま終わってしまうのかと思ったんですが、このままでは終われない寛末は松岡にちゃんと好きだと言えるまで待って欲しいと言います。
そのあと2人はよく会うようになってちょっといい雰囲気…!と思った…

2

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

号泣です

ラスト、泣きすぎて気分が悪くなって、なぜかゲロを吐いてしまいました。なんでやねん。
レビューの多い人気作品なので、あらすじめいた話は割愛します。

この小説は、受けの松岡がいいんだよねぇ。
後半は攻め視点なんだけど、受けの切なさが、間接的なのにダイレクトに伝わってきます。で、それに気づかない攻めにかなり苛立つ羽目になります。
いいひと特有のウザさを書くの、木原音瀬さんは本当に巧いなと思いました。意…

22

美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

今後の二人を想像するとニヤけます

上巻を読み終わり、その足でそのまま本屋にかけこみました。
結末までこの妙に落ち着かない気持ちを継続させたくて、
挿絵を見るのを我慢して、その日は帰宅したのを覚えています(笑)

上巻でも嫌ってほど、寛末の優柔不断さ、じれったさを味わいましたが、
下巻になったら、寛末視点になるので、それがさらに2割3割増しになりますw

上巻だけでは分からなかった寛末の心理描写が特に書かれているので、…

5

茅島氏の優雅な生活 2 小説

遠野春日  日高ショーコ 

居眠り澄人さんにキス。

またもや、またもや挿絵の誘惑に負けてしまいましたよ。
美貌の秘書小泉君とパーティーに出かける茅島氏。人んちの庭の東屋でうたた寝する茅島氏にキスする庭師。情熱的に茅島氏の腰を抱き深いキスをする庭師。お風呂場でシャツを脱がされかけて頬を染める茅島氏。プールサイドのチェアーで茅島氏に覆いかぶさってキスをする庭師・・・ハァ(溜息)
美麗です。

さて、この品のある絵柄に似つかわしい「茅島氏」シリー…

4

憂鬱な朝 1 コミック

日高ショーコ 

雰囲気がある

BLはだいたい現代物しか読まいんですが、大好きな日高ショーコさんの作品ということで読んでみました。

読みはじめたらやはり階級などといった人間関係が小難しかったですね…
一巻ということでお互い気持ちが交際するところまでいっていませんし…まだまだラブは遠そうです。
しかし話の土台がしっかりしておりすごく丁寧に描かれています。
今後どのように展開していくのか楽しみ!
とりあえず今の段階ではまだ中立とい…

1

憂鬱な朝 1 コミック

日高ショーコ 

丁寧な漫画です

主従関係が成り立って始まるのではなく、主従の信頼を築く過程を描いくお話です。

最終的には恋人になってゆくのでしょうが、その前である信頼関係からじっくり紡いでゆくという丁寧さに魅力がある漫画だと思います。
華族社会の背景だけでなく、家同士の人間関係もきちんと描かれてあって読み応えがありました。
長台詞も気にならないほどのめり込んで読んでしまいました。

上流階級ものは何はなくとも、ドロ…

9

美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

迷いが恋に変わる瞬間

おそらく、上巻を読み終えた後と下巻を読み終えた後の
感情の落差が激しいのが、この「美しいこと」だと思います。

ページをめくる度に、どんどん松岡の気持ちが自分の心の中にしみこんできて、
知らず知らずに、自分自身が松岡になっているような錯覚を覚えます。

寛末に本当のことを言わなくてはいけない。
でも今の関係を失いたくない。
寛末という人間をなくしたくない。

自己嫌悪、そして・…

8

茅島氏の優雅な生活 2 小説

遠野春日  日高ショーコ 

どんどん愛しくなる茅島氏から眼が離せない!

「1」では何かと珍行動・珍思考が浮き彫りになった、優雅な暮らしの茅島氏。
先ず最初は、会社社長の主催するパーティーから始まる「パーティーとお嬢様と英国式庭園」。
ホストである冬至社長による、庭好き茅島氏を別荘に招待する、茅島氏娘婿作戦です。
庭に釣られてしまい危険信号かと思われますが…お嬢さんにはその気は無いので回避です。
それにしても冬至家別荘の見事な庭を見れば、彼にも見せたくなるという…

3

知らない顔 コミック

日高ショーコ 

繊細な絵が素敵

特に、俯いたり、流し目したりのお顔のアップが素敵。
「絵」そのものがきれいなだけじゃなくて、ページ全体に対してのコマの大きさとか、割付のバランスがとっても見やすいんだと思う。
表題作の二人の身長差もいい。
立ったまま抱き合った時の身長差!
しがみついているだけなのに、メチャメチャエロい。

最後の「運命の人」の歯医者さんも、マスクで目元しか見えないのに、開いた瞳孔からSオーラがビシビシ…

3

憂鬱な朝 1 コミック

日高ショーコ 

僕はきっと何だってできる

日高ショーコで時代ものは読んだことがなかったので、初めて雑誌掲載された本作を見た時には、随分と違和感があった。
子爵だ、家令だと、少し硬質な雰囲気の世界観。
今までとはあまりに毛色の違ったカラーに、これでコケると痛いなあ・・・などと余計な心配までしてしまったほどだ。

けれどもそれは全くの杞憂だった。
これは巧いなあ!とすでに序盤で唸らされた。
大抵こういった物語というのは、時代背景や…

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