日高ショーコさんのレビュー一覧

憂鬱な朝 1 コミック

日高ショーコ 

BLの枠を超え、時代劇のような美しい物語

これまで私が読んだ中で最も時代設定の古いBL作品かもしれません。でも本当に楽しめました!
明治時代の和洋折衷の優雅さと洒落っ気が作品全体に息づいています。BLの枠を超える壮大な世界観が感じられ、まるで波乱万丈な時代劇を観ているような気分にさせられます。
画風は非常に豪華絢爛、セリフは古風な趣があり、キャラクターのビジュアルも全て最高レベルです。衣装や建築、風景もの描写はどれと極めて美しく、まさ…

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アンチロマンス 2 コミック

日高ショーコ 

すごいものを読んだ、という圧倒的満足感

(1・2巻まとめてのレビューです)
1巻発売当時に初めて1話冒頭を読んだ時、非常に緻密に描かれた 本を積み上げた部屋の絵に目を奪われて、「こんな画力の高いBL作家さんがいたのか!」と衝撃を受けました。
つまり私の記念すべき初 日高さん作品。

その後 本作以外の著作は非BL含めて全部読んだのに、本作だけは二人ともずっと無表情で(フツー男友達ってこんな淡泊な感じなんですかね…?)、同居生活が…

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美しいこと 下 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

さすが!

このノンケ男子ふたりが付き合う、付き合わない、の話だけで上下巻。木原先生、さすがです。
もうふたりの心理描写の細かさが秀逸で
胸が苦しくなりましたよ。
寛末さん、もうほんといい加減にして!!!
って何回思わされたかしれません笑
他のBL作品ではなかなか見られない、ただひたすらに葛藤が綴られることで生々しさ、リアルさを突きつけられたというか。
寛末さんの最後の告白もひどすぎて逆に心に残り…

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美しいこと 上 小説

木原音瀬  日高ショーコ 

必読!!

腐友から「是非読んで!早く読んで!」とおすすめされつつ、木原先生は未読でなんとなく痛そうだし…と積んでいたのですが!!
読み始めたら止まらなくて番外編まで駆け抜けてしまいました。
女装姿で出会い恋が始まるんだけど、
ノンケ同士だからまぁ全然うまくいかなくて。
最初の女の子としてあってデートを重ねているシーンからすごくおもしろくて、だから余計にこれどう決着付けるの!?とのめり込みました。

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非BL作品

日に流れて橋に行く 11 非BL コミック

日高ショーコ 

私、ずーーーっと但馬xつるさん推しでした!

皆が前を向いて歩いている中、牛島さんだけが立ち止まってこちらを優しい眼差しで見ている、すごく象徴的な表紙。
そうです、内容もこの表紙につながっていくんです。

まさか神仏分離令や廃藩置県に話が及ぶとは思いもよらなんだです…。
日高さんってホントすごい…最初の42ページぐらいでもう☆5にしました。
バッカンテの話(女性の自由・自立)も前巻に通じるし、興味深いですね。

てか2話の扉絵ー…

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アノマリーライフ 下 コミック

日高ショーコ 

タイムパラドックスの秀作

「過去の何か」が見えてしまう蛍と、「未来の出来事」が見えてしまう明。
幼馴染だった二人は10年間互いに音信不通だったけれど、それぞれが「視えて」しまったものに突き動かされ、やがて二人の運命が交錯していく・・・というお話。
あまり多く書くとネタバレになってしまうし、本作はネタバレ無しで読んだ方が絶対に面白いので、詳細は書きません。

ただ、タイムパラドックスが関係していて、BLでなくとも十二…

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アノマリーライフ 下 コミック

日高ショーコ 

2回目、3回目と考察しながら読み返したい壮大な作品

作家買いです。
あえてあらすじ等の事前情報なしに上下巻一気読みをしました。
読了後にとても充実した満ち足りた気持ちになっています。
(読み方としては、途中で混乱しても戻って確認しないで、ひとまず一気に最後まで読むのがお勧めです。)

上巻を読んでいるときは、何が何だかわからないまま、ハラハラ、ドキドキ読み進めました。わかったのは不思議なものが見えてしまう従兄弟同士で、曾祖父も不思議な力を…

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アノマリーライフ 上 コミック

日高ショーコ 

上質なミステリー&サスペンス

作家買いです。
あえてあらすじ等の事前情報なしに上下巻一気読みをしました。
読了後に、いい意味でぽかーんとなっています。
すごいお話でした・・・。
これはBL作品という枠を超えた上質なミステリー&サスペンスだと思いました。
マンガという媒体でしたが、大スクリーンで映画を見終えたかのような満足感があります。

時系列がいったりきたりするストーリー展開なのですが、それもそのはず、過去が見…

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憂鬱な朝 8 コミック

日高ショーコ 

No Title

昔紙で読みましたがだいぶ前だったので電子で全巻買い直して読み返したところハマりすぎて、、感無量です( i _ i )ロスが凄いです( i _ i )( i _ i )

どうにか少しでも続編やその後のふたり等見れないか、作者様のSNSを漁っています(笑)

日高ショーコ先生は登場人物の心情の変化がいつも本当に丁寧に描かれていて全作品大好きですが、憂鬱な朝は長い連載ということもあって特にそれ…

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アノマリーライフ 下 コミック

日高ショーコ 

繰り返し読むのもまた楽しい。

謎めいた終わり方をした上巻から一転、いきなり蛍の話になって混乱させられる下巻。上巻で蛍と曽我部さんは会ってたのに、また初対面みたいになってる……???
ここでやっと気づく、「AとB」という考え方の意味。これを「未来と現在」と考えてしまうと訳がわからなくなっちゃう。
Aの蛍が過去の晶の前に現れた瞬間から、「Aの過去」とは別の「B」の世界線が始まる。○ックトゥザ○ューチャーみたいに未来の人が過去に…

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