二宮悦巳さんのレビュー一覧

花屋に三人目の店員がきた夏 毎日晴天! 18 小説

菅野彰  二宮悦巳 

一歩進む

大家族シリーズ18作め、次男明信と花屋の龍メインの作品としては、5作めになります。(四篇詰め合わせで、末っ子CPの話も結構絡んできていますが。)

このCPのここ最近の課題は「自分さえ我慢すれば丸くおさまる」と頑なに信じ込んでいる明信に対し、一体どうすれば、明信自身を大事にしてもらえるのだろうか、というところだったような気がします。

今回、新たなキャラが登場することで、これからも男同士の…

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花屋に三人目の店員がきた夏 毎日晴天! 18 小説

菅野彰  二宮悦巳 

あと少しの時間

シリーズも長く続いて、子供たちもみな成長して、もう子供とは言えない成人の年齢になったわけだが、彼らの成長に合わせて、語られることの内容や語り口が随分と難しくなったなあというのをまず感じた。
帯刀家の子供たちが、それぞれ、自分が子供時代に感じていた事、思っていたことを言語化して、認識して、消化して、そして受け入れてっていう話なのだが、今回この本のメインになっているのが三男の明信という事もあって、一…

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番外編集

二重螺旋おっかけで、毎年楽しみにしている番外編集。今年のは、二重螺旋は別として、3、4、6が神だったので萌2にしました。特に3!惚れたなあ。

以下読んだもののみコメント。

1.となりのメタラーさん番外編
 夏フェスに二人でお出かけするお話。ああ夏の青春☆って感じのお話。

2.グッドルッキング番外編
 お互いに元カノの写真を見せあうお話。素で語り合うのがちょっとコワい。
 要…

1

花屋に三人目の店員がきた夏 毎日晴天! 18 小説

菅野彰  二宮悦巳 

みんな大人になったなぁ…

今回はみんなの緩やかに、しっかりと成長している様子が見られてよかったです。
※ネタバレありです

花屋の挨拶
龍ちゃんが明信のことをちゃんとしたいと考え、交際に反対していた大河、丈に認めてもらうため個別に会うお話。
2人の龍ちゃんに対する態度は最初の時からだいぶ変化していて面白かったです。
いつもみんなに明るさを分けてくれていた丈にも緩やかな変化がありました。

末っ子の料理に愛は…

3

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最後にほろりと泣かされた

「ふったらどしゃぶり」の番外編『answered pray』。
友人の結婚式に出た一顕は、ビンゴでグラスを当てる。それは整がかつて好きだった和章が作ったもので……?という内容。

一顕視点で語られ、家で待つ整の元に持って帰って気付くかな、どうかな、と考えるのはもちろん、和章側の時の流れを感じ取って安心したり、いろんなところに思いを馳せる。

一顕は整の性格を把握し、行動予測が正確にできる…

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さあ、今から担当替えです 毎日晴天!(14) 小説

菅野彰  二宮悦巳 

とんでもなく時間をかけて大人になる二人

 デビューして五年、今まで一度も編集長と会う機会を持たなかった雑誌「アシモフ」一の売れっ子作家、秀が呼び出しを受けた。
 そこで告げられたのは「君たち、今日から担当替えです」の一言。
 あっさりとそれを受け入れたように思える大河とは対照的に、闇の中に入ってしまったように見える秀。

 という話でした。
 今までとは対照的に、目覚めてしまった秀は大河へのラブコールを撒き散らしてるんだけど、…

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SF作家は担当編集者の夢を見るか? 毎日晴天!17 小説

菅野彰  二宮悦巳 

大河と秀の大人カップルのお話……

 今回は、大河と秀の大人カップルのお話……

 って、読んでる方にはよくわかると思うんですけど、この大人カップル、一番情緒的には子供だと思うので、そんなに大人な関係! というのはまったくなくて。(主に秀)
 それでも月日は流れて、真弓と勇太は20歳の成人式を迎えた。
 人よりゆっくり大人になっている秀がようやく周りに目を向け始めて、世界が“広がった”から、勇太が成人しても、思いの外、穏やか…

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ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

最後まで面倒を見る

立て続けに凪良先生の作品を読みました。先生の作品て雰囲気がどれも違いますね。文体みたいなものも今のところあまり感じず、もっと読んでみたら気づくかな?

◾︎国立(高校教師)×仁居(非常勤講師→塾講師)
不幸を煮詰めたみたいな出自&内にこもってる受け…という苦手な設定に序盤は読み進められるか不安になりましたが、そこは凪良先生の力、最後まできっちり楽しめました。

佐田さんも4歳しか…

2

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

静かに熱いなあ。

 なんていうか、とてもとても大好きで、読んでいると胸中にいろんな切なくて熱い気持ちがあふれちゃいます。



 受け様は、寂しさを抱えていた高校生時代に、恋人だった彼から「お前の愛情は重い」と放り捨てられた心の痛みを抱えている仁居。

 攻め様は、過去に妹が受けた性的暴力を忘れられす、性的な事にナーバスな国立。

 高校教師の同僚として面識のあった2人が再開して、子猫を拾って一緒に…

4

災厄は僕を好きすぎる(8) コミック

二宮悦巳  神奈木智 

続刊ありがとうございます!

5.6巻辺りが2年に1冊ペースの発売だったため、今回は昨年夏からの短スパンでの新刊発売でとっても嬉しいです!!

神奈木先生の時空を超えるラブストーリーと、二宮先生の絵が大好きで大好きで、個人的にはずっと続いて欲しい作品です。

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