二宮悦巳さんのレビュー一覧

ワンダーリング 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

三者の独特の関係性が苦手

とにもかくにも粘り勝ち!って感じかな。あそこまで酷い対応をされ続けて、よく縋り付いていられるな、というのが正直な感想。恋愛でないところの三角関係がどうにも不快で、兄が受け付けず、あまり楽しめなかった。

子供時代に拾われた雪と、なりゆきで雪の名付け親になった藤堂と、二人の支配者ともいえる兄の令輝。この三者の関係性が果てしなく気持ち悪い。雪も藤堂も雁字搦めで鎖に繋がれ、ただの傀儡でしかない。

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ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

兄弟がじゃれてるようなカップル

公営カジノのお話ということで(?)、設定もストーリーも登場するギャンブラーも真面目だった。複雑な背景を持つ二人がくっつくまでがとても好き。後半のマカオ旅行編はおまけのような感じ。一穂さんのSSでないあとがきが新鮮だった。

メインカプは従兄弟から義兄弟になった逸と一哉で、現在はカジノディーラーとカジノ広報担当公務員の関係。一哉の方は素直に恋心を表現しないが、子供っぽく嫉妬したりと分かりやすくて…

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聖夜の理由 小説

クリッシー・マンダー  二宮悦巳 

ポーカー

話の流れに身を任せ、波に乗り切った!と思ったところでサッと終わってしまいます。ここからじゃないか!ここからじゃないのか!この潔さがそれはそれでいいのかもしれない。短編ではなく、十分に中〜長編へ持っていけそうなネタと魅力なのになぁ。

ちるちるでアダムに「やんちゃ」という属性がついているのは謎。アダムは相当真面目な人で、マイケルもまた相当真面目なので、2人の出会いは本当に奇跡という感じ。特にラス…

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恋という字を読み解けば 小説

安西リカ  二宮悦巳 

じわじわしみるストーリー

先生もあとがきで書かれているように
本当に「特になにも起こらない」ようなお話ではあったのですが、
大きな山場がなくてもグイグイ引き込まれたのは
それぞれのキャラに魅力があったからなんだろうなーと感じています。

何に対しても真っ直ぐに向き合っていて裏が無いぶん、やや無骨さの目立つ土屋の人柄と
華やかな外見と明るく人懐っこい性格の内側に脆さを秘めた繊細な頼人との相性の良さを
ゆっくり実…

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災厄は僕を好きすぎる(1) コミック

二宮悦巳  神奈木智 

続きが気になる!!

『運命共同体』という言葉大好きです。
17歳の誕生日を機に神楽育美に次々と降りかかる不幸な出来事。そんな彼の前に現れたのは転校生の一条千隼。「おまえはこれから1年間、絶対怪我をするな」と突然告げられる育美。なんと育実は、18歳になるまでひと月に一度、12の災厄に見舞われるというのだ。しかも育実の怪我は、千隼に転送されてしまうらしい!?驚く育実に、千隼は「俺とおまえは運命共同体だ。おまえは俺が守る…

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事故物件ハネムーン 小説

藤崎都  二宮悦巳 

〚隠れ健気〛な攻めのギャップに萌♡

面白かったー!
BLでホラー要素も楽しめるなんて、ホラー好き的には贅沢すぎる一冊でした。

押しに弱くてお人好しな幽霊が怖すぎる先輩(受)と、シゴデキだけど塩対応でクールな「見える人」の後輩(攻)が事故物件の社宅でルームシェアする事になり……というお話。

初めは「いけすかない後輩」だったのに、いつの間にか胃袋を掴まれ、意外にも甲斐甲斐しい攻めのギャップに絆され、「エロい事すると除霊でき…

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ワンダーリング 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

圧倒的美しく強靭なディーラー

ノーモアベット読了後にすぐ拝読しました。
まさか「あっさん」こと「芦原」が
「雪」だとは思いませんでした。

一穂先生がこの作品の表紙をベスト3に
挙げてらっしゃいましたが
こんなにも美しいキャラだとは..。
雪がルーレットを回す姿を想像してうっとり。

この作品を読んでまたノーモアベットに戻ると
延々楽しめます..有り難いm(_ _)m
ノーモアベットはひたすらに痛快ですが…

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ノーモアベット 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

愉快痛快軽快カジノBL

一穂ミチ先生祭り☆
こちらの作品は軽快で、大変面白く拝読しました。

ファンタジックなお話かとおもいきや
さすが一穂先生、
リアル国営カジノがみえてくるから凄いです。
ギャンブルと義兄弟(従兄弟)
ものすごい組み合わせで萌えさせられました。
カジノ、賭け事に全く知識がなくても、先生の文才で問題なく興奮させられ楽しめます。

ギャンブラーでフーテンの父
気丈に待つ明るい母、

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スイーツキングダムの王様 小説

砂原糖子  二宮悦巳 

作中のサヴァランが美味しそう

ふと裏表紙を見たところ、この当時の文庫のお値段を確認して、時の流れを感じてしまいました(^_^;)


受様は、高校生の珠希。
コンビニのバイト中に、ちょっと変わったお客さんの対応をすると、なぜか懐かれてしまう。
いそいそと珠希のレジにやってくるお客さんこそ、この度の攻様である杏藤。

杏藤から告白され、最初は飯を奢ってもらえるしな、くらいなかるーい気持ちでお付き合あを始める珠希。

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ワンダーリング 小説

一穂ミチ  二宮悦巳 

No Title

アジアの雰囲気と日本のカジノ、この世界感、大変好みです。
危なそうでそこまで危険なこともなく。
と思いつつもラストのシーンは迫力あって本当に脚もっていくのかと、そういうエンドもあるかもとドキドキしました。そしてオチの部分、令輝の無機質なイメージの性格から月並みの愛情表現などないけれど、でも確かに絆のようなものがあり。このシーンは大変好きな部分です。
また、後半の追い込みは読んでいて面白くて、…

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