凪良ゆうさんのレビュー一覧

セキュリティ・ブランケット(上) 小説

凪良ゆう  ミドリノエバ 

登場人物がみんなイイ

当初は登場人物とカップリングの多彩さに頭の整理が追い付きませんでした。
ちよっと落ち着け自分。一回整理しよう、
と何度立ち止まって読み返した事か…
複数キャラがここまで絡んで進行するお話ってなかなかない気がします。
キャラ一人一人がどれも際立っていて、うるさくなりそうなのに上手く絡み合っていて。
今後の関係性がどう展開していくのかがとても気になります。
あー早く続きが読みたい!
上巻…

0
非BL作品

流浪の月 非BL 小説

凪良ゆう 

読みやすい文章と、心震えるストーリー

本屋大賞をとった作品は必ず拝読させていただいております。
今回は、凪良ゆう先生の一般小説が受賞したとのことで、
大変驚き、すぐに読み始めました。

ひとことでは言い表せないこの感情を、なんと表したらいいのでしょう?
憤りと怒り、悲しみと悔しさ……
私は主人公たち以上に怒っていると思う。
二人を非難する世間に、消えない傷を残すネット社会に……

9歳で両親を失った更紗は、伯母の家に…

12

あいのはなし 小説

凪良ゆう  小椋ムク 

泣けました。

ラストで号泣…。
ファンタジー割合のさじ加減が絶妙でした。

波瑠は学生時代から裕也だけがずーっと好きで。裕也との関係は恋人ではなかったけれど、だからこそ別れる事もなく一番近くで過ごせて。

裕也と椢の波瑠に対する親子関係に萌ました。「二人で波瑠ちゃんを守る!」って親子共闘が萌です。

ラストで椢と伯父さん夫婦がどんな話し合いをしたのか気になります。
それも含めて続きがよみたいです…

6

満願成就 ―周と西門― 小説

凪良ゆう  梨とりこ 

続きますよね!

前作に続いて面白かったです。怪異そのものは前作の方が怖かったと思いました。

今作では西門と対であった亡くなった六巳との詳しい関係が書いてありました。六巳の事は忘れる事は出来なくても、既に周の事を大分好きになってて言葉に出せない西門の思いも分かりました。

プロローグから「因果」「応報」そしてエピローグまでの流れが秀逸で、さすが凪良ゆう先生だなと納得しました。

気持ちが通じ合ってもま…

1

薔薇色じゃない 小説

凪良ゆう  奈良千春 

とても現実的な世界

とてもリアルな恋愛、リアルすぎて好き嫌いが別れそうな作品です。
特別カッコイイ人間も大きな事件もない、(BLとしては)普通の登場人物たちの人生が綴られています。

あぁ人生ってこういうところあるよな・・・と思いながら読みました。
恋愛を成就させることも大変だけど、そこから続けていく努力が不可欠なんですよね。冷めるとか嫌いになるとかじゃないんだけど、一緒にいるうちにん?って思う部分が出てくる…

4

満願成就 ―周と西門― 小説

凪良ゆう  梨とりこ 

怪異が本格的!

おもしろい!
周と西門の恋愛についてはまだまだこの先が気になるところですが、一冊で事件は完結、しかもその事件がとても読ませる内容・構成で、とても満足です。2時間ホラーサスペンスか映画を観たような満足感です。

今回は西門視点があったので、彼がどう思っているのか、何を考えているのかを知れたのが良かったです。
西門が忘れられずにいる六巳についても今回は語られています。
好きになった人の心に既…

1

2119 9 29 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

(いい意味で)BLの枠じゃない

「ショートケーキの苺にはさわらないで」の阿部ちんがキャラ立ちしていて好きだったので、期待と心配半々で読み始めました。
こちらだけでも楽しめるとは思いますが、話が絡んでくるので「ショートケーキ~」共に読むことをオススメします。

読んだ人に、考えさせる物語だと思いました。
この本を読み終えたとき、あなたの心に語りたいことが浮かんでいるでしょう。
ドールのこと、戦争のこと、人間のこと、心のこ…

0

積木の恋 小説

凪良ゆう  朝南かつみ 

崩して重ねてを繰り返す積木の恋なのですね

 凪良先生の作品は3冊目です。先生の作品は切ない系しか読んでいないのですが、暴力的で打ちのめされるような絶望感はなく言葉が優しいというか、、なんとなく心地よいので気負わずどっぷり浸れるのが気に入っています。

 この作品の主人公である蓮は詐欺師なのでこの先必ず良心の呵責に苛まれる展開になると容易に想像できちょっと面倒だなとも思いましたがさほど構えることなくすんなりストーリーに入り込めました。

1

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

文句なしの名作

あらすじは他の方が書かれているので省略。
というか、レビューもたくさん素敵なものがあるので評価だけでもいいのですが・・・

一筋縄ではいかない恋愛。
日常の小さな尊さや違和感、それを積み重ねていく二人。
決着点は見えるものの、ページをめくる手が止まらない。

凪良さんは本物のストーリーテーラーなのだと思いました。
ほかの作品も読んでみます。

6

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

辛くて切なくて、でもほんのり甘いお話

最近になってBL小説を読みだしました。
 こんなにも一つ一つの言葉が想像を膨らませるものなのかと改めて小説の良さを感じています。
 そしてこの作家さんの作品は2冊目ですが言葉のチョイスが心地よく染み入り切ない展開でもどこか客観的に主人公を見つめることができ、感情移入し過ぎてしまう自分にとってはありがたいです。
 
 この作品の前半は閉鎖的な田舎町でゲイばれしてしまったニコの厳しい状況下で榮…

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