凪良ゆうさんのレビュー一覧

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

最後まで面倒を見る

立て続けに凪良先生の作品を読みました。先生の作品て雰囲気がどれも違いますね。文体みたいなものも今のところあまり感じず、もっと読んでみたら気づくかな?

◾︎国立(高校教師)×仁居(非常勤講師→塾講師)
不幸を煮詰めたみたいな出自&内にこもってる受け…という苦手な設定に序盤は読み進められるか不安になりましたが、そこは凪良先生の力、最後まできっちり楽しめました。

佐田さんも4歳しか…

2

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

広げたときに美しいなら

さすが名作と言われるだけの作品です。
特に最後のSS!担当さんもおさえて書きたいものを書ききれるのはやはり人気作家さんだからですよね!私は断然あってよかったと思った人でした。彼らは愛し合い続けて最後を迎えたのだと確信できる。だってゲイの風上にもおけない男 伸仁は10年付き合ってつぐみを振ってるわけで、どんなに愛し合った2人でもそんな事もあり得るのを冒頭で早々に描いてしまってますから。そこまで書き…

5

悩ましい彼 美しい彼 3 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

今後も楽しみ過ぎる

すごく良かった。
3巻だけ未読だったのですが、やっと読めました。

平良のキモさには磨きがかかり、清居の気高さは至高の域に。
キモい平良もキモいながらに、清居に背中を押されて成長していきます。
そして、今回目を見張るべき成長を遂げたのが清居。
本当に男前(特に中身が)!

何人もの「天才」たちが登場する中、自分は凡人である事を認め、それでも振り落とされないように食らい付いていくガッ…

6

セキュリティ・ブランケット(下) 小説

凪良ゆう  ミドリノエバ 

どんな組み合わせにもそれぞれに愛はある。

面白かった〜!

色んなカップリングが考えられるキャラ設定と物語の流れで、さあどう展開するのかな?とワクワクしながら読みました。

登場人物1 鼎。
陶芸家で甥の龍之介を育てています。
龍之介の親友の国生に迫られています。若い男の直球勝負で勢いのある愛に押される一方で、息子同然に育てた甥の同級生というところにひっかかります。
現在実際に関係があるのはパトロンの万座。ある程度割り切った…

1

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

静かに熱いなあ。

 なんていうか、とてもとても大好きで、読んでいると胸中にいろんな切なくて熱い気持ちがあふれちゃいます。



 受け様は、寂しさを抱えていた高校生時代に、恋人だった彼から「お前の愛情は重い」と放り捨てられた心の痛みを抱えている仁居。

 攻め様は、過去に妹が受けた性的暴力を忘れられす、性的な事にナーバスな国立。

 高校教師の同僚として面識のあった2人が再開して、子猫を拾って一緒に…

4

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

( ;∀;)

メモ
神評価570って、スゴイと思い電子書籍で購読。

きっと私は異常なのだと思う。何も心が動かない。
好みじゃないというだけなのかしら? 私のツボにはまらない。
もう一回読み直します。

感動感激しなかったって、とても寂しい。不満も湧かない。

14

きみが好きだった 小説

凪良ゆう  宝井理人 

まさにしゅみじゃないんだな

さすが凪良先生、登場人物のほんとこういう人いるよね、というリアルさ
10代の痛さみたいなのが、身につまされる。
高校時代モブだろうがカースト上位だろうがヤンキーだろうが、
振り返るとほんと10代って痛い、と思う。
こんな友達とか巻き込みまくって恋愛するやついるよね。
その迷惑さとか嫌悪感を思い出させてくれるパワーのある作品。
そして、主人公たちが年をとってもやはり好きになれないキャラク…

3

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

ここまで描き切ることに拍手

日常の中に、リアリティと非リアリティが混じり合っていると思いました。
売れない作家のつぐみと、記憶が抜け落ちていく後遺症に苛まれる青年・朔太郎。
二人が出会い、別れ、再会し、最期まで人生を共に歩んでゆくストーリー。

これは個人的な感想ですが、記憶障害という設定……
そこに、リアリティを感じられませんでした。
それから、10年も付き合った伸仁に、「子供がほしいんだ」と言われて捨てられた…

5

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

胸が詰まり過ぎて苦しい

読みながら辛くて悲しくて泣きそうで、それでも我慢しながら読み切りました。
だけど、あとがきを読みはじめた途端に涙腺崩壊した。
それほど、自分が気を張って読んでいたのだと気が付きました。

このお話では、全員が恋の苦しさを味わっています。
文人も新開も夏那も神崎も。
苦しくて切なくて、もう恋なんてしたくないと思いながらも、また恋をしてしまう。
別の誰か、もしくはまた同じ人に……

6

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

めちゃめちゃよかった

凪良先生の作品はハズレがないので今回も期待して読みましたが、期待を裏切らないどころか期待を大幅に超えてめちゃめちゃよかったです。
瀬名は強引で阿南先生はたらしという、どちらも描き方によっては、好ましくない印象を与えてしまったり、心情がわかりづらくなりがちなキャラ設定ですが、すごく感情移入して読めました。
凪良先生はお話がしっかりしている分えろは少なくなりがちですが、この作品はえろも割としっかり…

3
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