凪良ゆうさんのレビュー一覧

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

胸が詰まり過ぎて苦しい

読みながら辛くて悲しくて泣きそうで、それでも我慢しながら読み切りました。
だけど、あとがきを読みはじめた途端に涙腺崩壊した。
それほど、自分が気を張って読んでいたのだと気が付きました。

このお話では、全員が恋の苦しさを味わっています。
文人も新開も夏那も神崎も。
苦しくて切なくて、もう恋なんてしたくないと思いながらも、また恋をしてしまう。
別の誰か、もしくはまた同じ人に……

6

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

めちゃめちゃよかった

凪良先生の作品はハズレがないので今回も期待して読みましたが、期待を裏切らないどころか期待を大幅に超えてめちゃめちゃよかったです。
瀬名は強引で阿南先生はたらしという、どちらも描き方によっては、好ましくない印象を与えてしまったり、心情がわかりづらくなりがちなキャラ設定ですが、すごく感情移入して読めました。
凪良先生はお話がしっかりしている分えろは少なくなりがちですが、この作品はえろも割としっかり…

3

悩ましい彼 美しい彼 3 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

攻めの心情に共感できる

受けに感情移入しやすい私ですが、珍しく攻めに感情移入してしまいました。
これほど、独特な攻めに出会ったのは初めてです。それでも、読めば読むほどヒラワールドにハマってしまう・・・

このような濃いキャラを創り出せる凪良ゆう先生、流石です。

2

愛しのいばら姫 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

ツンデレ美人好きなら、是非

美しい彼シリーズで凪良先生を知って他の作品も買い漁ったのですが、BLアワード2020で紹介されていたこちらの作品から読み始め。
悩ましい彼に美山が登場してたっていうのも気になって。
365+1のスピンオフの今作。
前作未読で読みました。

ネグレスト気味の母子家庭で育って16歳で生きていく為に自分のスキルを活かしてパトロンにサポートして貰いながらモデルとして生きてきた、美山。
寂しさ、…

2

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

平良視点めっちゃ好き

平良視点の前半がめちゃめちゃ美しいです。

平良視点で語られる清居がとにかく美しい。語彙力がなくてうまく言えないのですが、夕日に照らされて平良が清居の手にキスする扉絵(裏)のような雰囲気でずっと進んでいきます。清居がすごく美しく描かれているので、平良が清居を神のように崇める理由がよくわかるし、気づいたら私も清居を神のように崇めてました笑
世界観に引き込まれていて、さすが凪良先生、話の持って…

2

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

名作の言葉に偽りなし

とても有名でかねてより気になっていました。ですが凪良ゆうさんの作品は、ハマるときとハマらない時があるので慎重になっていました。
ですがこちらはなるほど、確かに名作だーと感嘆。終盤涙が溢れて止まらなかったです。

私にとっては切ないというよりはとにかく温かいものがしとしと体に降り積もっていくような作品でした。切なく苦しい設定である事は間違いありません。ですが、物語のなかでは常に優しさが、愛しさ…

6

憎らしい彼 美しい彼 2 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

数行ごとに畳み掛けてくる萌!

まず、カラーイラストの下に書かれていた本文の抜き出しで噴きましたwwwあぁ、今回も平良は安定の平良なんだな、とw

前作『美しい彼』は平良視点で純文系っぽくしっとりとしたオープニングでしたが、今回は清居のターンからです。それが可愛いったらないです!!二三行ごとに可愛いあぁ可愛い!清居可愛すぎるー!!と叫びたくなるくらい、とにかく清居が可愛いです。

そして清居から見た平良のわけのわからなさ…

3

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

足掻く

高校生ものが得意ではないので、購入していたもののずっと寝かせていた2014年刊の本。受けが想定外で重苦しくなくって、読んで良かった!と思いましたため萌2にしました。高校生~20代の勢いでちゃんと成就するのは気持ちが救われて良いです・・本編250P+ドラマCDについていた後日談SS9P+さらにその続きになる書き下ろし20P+あとがき。

若い女に入れあげた父親と、ヒステリックに喧嘩する母親のいる…

0

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

急展開よりもじっくり読みたい方向け

心につっかかりのある2人が、中々踏み出せずに衝突したり理解しながら、ゆっくりと心を開いていくお話。

最初、佐田と仁居の出会いはドキドキキュンキュンするBLらしい展開。夢みたいでつま先で歩く感じの恋が綴られているのに、途中から雰囲気が変わります。ここらから、仁居の暗い感情が入り出し、国立と出会っても飛びつくわけもなく、客観視しながら徐々に近づく距離なんです。
高校生で受けた傷は長年仁居に侵食…

1

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

NoTitle

本屋大賞で有名な先生、読むのは2作目。
結論からいうとあまり合わない作家さんかなと思いました。
なんか男女観が古い、20年前かなという雰囲気でそのまま男同士に置き換えるのも違和感。

あと当て馬の性格が半端無く悪くて、犯罪まがいの事に手を出してるのも苦手でした。
紆余曲折ありつつ無事カップルになるのですが割れ鍋に綴じ蓋という印象。
ただ文章は明晰でわかりやすいしキャラクターも魅力的なの…

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