凪良ゆうさんのレビュー一覧

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

アンドロイド

アンドロイドを、介護の担い手にしよう、とか、チンパンジーの脳を改造して使役しようとか、大真面目に研究をする科学者が居るらしいので、この物語は、近未来の科学の暴走を警告する内容を含む、と思って読むと、かなり深刻なものを含んで居ると思いました。

この作品の後に、「2119 9 29」を読むと、深刻な警鐘を含む課題で、もう笑えない。
BLも、馬鹿にできません。近未来SFものは、大真面目に捉えなき…

1
非BL作品

流浪の月 非BL 小説

凪良ゆう 

世の中の「普通」とは一体何なのかを問う作品

「【本屋大賞(2020年)】愛ではない。けれどそばにいたい−。再会すべきではなかったかもしれない男女がもう一度出会ったとき・・・」
・・魅力的な紹介のPOPに惹かれました。

「美しい・・」シリーズは、粘着気質の若干変態なファンが追いかけまわし、逆に居ないと喪失感が湧くアイドルから愛されるに至る、心理描写が面白くて、攻めの奇妙さが受けた作品。
・・私の好みじゃない変態が登場するので、キモく…

5

愛しのニコール 小説

凪良ゆう  yoco 

健気受け万歳!!

美しい彼を読んでから凪良ゆう先生にはまってしまい、「薔薇色じゃない」に続いて先生の御本を読むのは3作品目です。

本音はゲイキャラの皮の下に隠して...受けのニコールちゃんがとっても健気でした。

初恋だからこそ大切にしてしまう、攻めが好きな人がまさか男で、でも自分ではない...

田舎って閉鎖的だから、しょうがないところはありますが、大好きな人の側で他の男を思う姿を見るなんて辛い以外…

1
非BL作品

流浪の月 非BL 小説

凪良ゆう 

NL ニュートラルな愛

少ないレビューの中で悪目立ちしてしまう事を恐れますが、それでも他の一般書レビューではなくこちらに書き込もうと思ったのは、普段凪良さんのBL作品を読まれている方々が今作を読んでどう感じるのか?もっと投稿が増えてほしいからです。私の既読は「美しい彼」シリーズのみですが…

木原さんの「ラブセメタリー」のレビューでちらっとタイトルをあげられる方がいるのですがこれは小児性愛者(かもしれない)人が登場し…

6

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

SFと戦争

評判が良く、凪良先生の安心感から手に取りました。かつ大好きな草間さかえ先生の挿絵!!しかしすみません、自分には合いませんでした。

SFものにかなりのこだわりと愛があるせいもあると思います。また戦争ものもかなり好きなのですが、この2大要素は(BLではない)世に言う名作を数多く見てきたせいで、相当しっかりした作品だと受け付けない身体になってしまったのです。個人的にはアンドロイドについても戦争につ…

2

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

最後まで面倒を見る

立て続けに凪良先生の作品を読みました。先生の作品て雰囲気がどれも違いますね。文体みたいなものも今のところあまり感じず、もっと読んでみたら気づくかな?

◾︎国立(高校教師)×仁居(非常勤講師→塾講師)
不幸を煮詰めたみたいな出自&内にこもってる受け…という苦手な設定に序盤は読み進められるか不安になりましたが、そこは凪良先生の力、最後まできっちり楽しめました。

佐田さんも4歳しか…

2

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

広げたときに美しいなら

さすが名作と言われるだけの作品です。
特に最後のSS!担当さんもおさえて書きたいものを書ききれるのはやはり人気作家さんだからですよね!私は断然あってよかったと思った人でした。彼らは愛し合い続けて最後を迎えたのだと確信できる。だってゲイの風上にもおけない男 伸仁は10年付き合ってつぐみを振ってるわけで、どんなに愛し合った2人でもそんな事もあり得るのを冒頭で早々に描いてしまってますから。そこまで書き…

5

悩ましい彼 美しい彼 3 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

今後も楽しみ過ぎる

すごく良かった。
3巻だけ未読だったのですが、やっと読めました。

平良のキモさには磨きがかかり、清居の気高さは至高の域に。
キモい平良もキモいながらに、清居に背中を押されて成長していきます。
そして、今回目を見張るべき成長を遂げたのが清居。
本当に男前(特に中身が)!

何人もの「天才」たちが登場する中、自分は凡人である事を認め、それでも振り落とされないように食らい付いていくガッ…

6

セキュリティ・ブランケット(下) 小説

凪良ゆう  ミドリノエバ 

どんな組み合わせにもそれぞれに愛はある。

面白かった〜!

色んなカップリングが考えられるキャラ設定と物語の流れで、さあどう展開するのかな?とワクワクしながら読みました。

登場人物1 鼎。
陶芸家で甥の龍之介を育てています。
龍之介の親友の国生に迫られています。若い男の直球勝負で勢いのある愛に押される一方で、息子同然に育てた甥の同級生というところにひっかかります。
現在実際に関係があるのはパトロンの万座。ある程度割り切った…

1

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

静かに熱いなあ。

 なんていうか、とてもとても大好きで、読んでいると胸中にいろんな切なくて熱い気持ちがあふれちゃいます。



 受け様は、寂しさを抱えていた高校生時代に、恋人だった彼から「お前の愛情は重い」と放り捨てられた心の痛みを抱えている仁居。

 攻め様は、過去に妹が受けた性的暴力を忘れられす、性的な事にナーバスな国立。

 高校教師の同僚として面識のあった2人が再開して、子猫を拾って一緒に…

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