凪良ゆうさんのレビュー一覧

お菓子の家~un petit nid~ 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

合わなくて残念

なんだろう何も刺さらず。








あくまでこういう感想しかもてない人もいるってぐらいなレビューです。

薄暗い話だった。設定とかシチュエーションが言い訳くさく感じてしまうのは私の感性が歪んでるからかも。
なもんだから、ページをめくるのが面倒でなかなか進まず。
サクサク読めるわけでも無く心に響くわけでもなかったんですよね。
誰にも共感できなくって、ハテナ?状態で読…

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2119 9 29 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

絶対に前作を読んでから!

「ショートケーキの苺にはさわらないで」のスピンオフです。
読まなくても分かるかもしれませんが、出来ることならそちらを読んでからこちらを買ってください。
そしてショートケーキを読んだけどこちらは買うか悩んでいる、という方がいらっしゃったら是非こちらも読んでほしいです。

ショートケーキを読んだ際にもボロ泣きしましたが、こちらに関してはショートケーキの二人の描写が出てくるだけで涙が滲みました。…

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ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

良かった!!!

買おうか迷ってる方、ぜひ読んでみて下さい。
他の方のネタバレ交じりのレビューや感想は一切見ない方が良いです。
全く前知識なく読まれることをお勧めします。
自分はちらほらネタバレに近い感想を見てから読んで後悔しました。

上質な映画を見た後のような読後感でした。

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ここで待ってる 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

愛に満ちた家族の物語

凪良先生の書くすれ違いものが大好きです。
なかなか結ばれずにやきもきさせられ、すれ違っては距離を置いて……と、焦ったい恋模様が続く本作。
それでいて暗さは感じさせず、テンポの良い読みやすい文章でグイグイ読めます。
ただ、子どもや嫁がガッツリ関わってくるので、BLとしては読み手を選ぶ作品かもしれません。

優しくて朴訥とした青年・成田と、妻子ある身でありながら男を漁る飴屋。
そんな対照的…

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初恋姫 小説

凪良ゆう  街子マドカ 

コメディでした

面白いコメディでした。

この話は、元華族が昔恩義を受けた家に、お爺様が一心に恩義に報いようとガンバッて、孫を出仕させているけれど、時代にあった形で示さないと、コメディにしかなりませんよね。だから、最初は拒否される。

男の娘に貧乏食堂の住み込み勤務をさせるなんて、受ける側は精神面の教育を受けて居ないので無礼だし、出仕するお坊ちゃんも、体力的な無理があって気の毒すぎる。
地上げ屋による拉…

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悩ましい彼 美しい彼 3 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

美しい彼から、1巻から読んでくださいね

美しい彼シリーズの3作品目。
続編が前作を上回る傑作になっていく、そんなシリーズです。失速しないのが本当に凄い。巻を重ねるごとに清居も平良も共に成長し、キャラクターが走り出す。本当にすごい作品だし、すごいキャラクターに出会ってしまった、もうそれしか言えないです。

一番心動かされたのが、終盤の平良が叫ぶシーン。泣きました。自分でもびっくりするくらい泣いてしまいました。
どんな状況に追い込ま…

4

愛しのいばら姫 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

人魚姫タイプの健気系自己犠牲愛

スピンオフ元の作品でお気に入りキャラだった美山が主人公のお話、当然期待しながら読んだ。
散々めんどくさいと言われる性格の美山は、遠くから見ている分には分かりやすくて好きなタイプ。対する久保田は清潔な魅力があると思った。

悲観的な美山が欝々と悩みながら進むため、物語の雰囲気はあまり明るくない。おかげで仕事が上手くいけばいくほど落とされる恐怖に怯えながら読むことに。
そして迎える昔の男との取…

2

それはおまえが童貞だからです 小説

凪良ゆう  イシノアヤ 

同人誌のような自由な雰囲気

ラブコメというかただのコメディというか……起承転結がありそうでないような……自由度の高さが同人誌のような雰囲気だった。

一応主役カップルはもだもだやっていたが、気持ちの揺れ動きといったラブ要素は微妙。最初からくっつくことが決まっている二人が事件に巻き込まれ、事件が本筋になり、その内容も少しずつ軸がブレていっている気がした。

媚薬イベントや同僚カップルなども、内輪ノリ感が出てしまっている…

2

雨降りvega 小説

凪良ゆう  麻々原絵里依 

好きになれないけど心に刺さる

相変わらず心理描写が上手すぎてグサグサ苦しくなる凪良さん……これもまた辛かった。
姉を傷つけ、自分を好きになってくれた人を傷つけ、自分を傷つけ、好きな人を傷つけ。多くの人をボロボロにしていくのに誰も悪くないという恋愛が描かれる。

文人に共感はできないが、年齢と経験値の浅さを考えれば仕方ない行動だと分かり過ぎることが多い。というか自分が駄目だと分かっていてやってしまった失敗から学び、文人に共…

4

365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

ストレートに抉られる……

凪良さんは相変わらずど直球に心を抉って来ると思った。上京した人間と田舎に残る人間の変化という、ものすごくよくある話を無駄な装飾なしに描くからこそ、ぐさっと刺さる。

三編に別れた話の一編目は、幸せな二人の馴れ初めからすれ違い後の別れまでが描かれる。綾野視点で紺の状況もなんとなく察することができ、紺の言動は虚飾であり若気の至りだと理解できる。それでも、読んでいて綾野より先に気持ちが離れていってし…

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