凪良ゆうさんのレビュー一覧

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

いや〜泣くわ(´;ω;`)

切ない…切なすぎるだろ〜

初めて、BLで泣いたかも…
普通にBL読む感じで手を出すと後々苦しいです。
この二人の恋愛って美し過ぎて、見ていてスゴく辛かったです。
お互いを想う気持ちが、結構はじめの方から物語の終わりまでじわじわと伝わり続けます。そう、ず〜っと伝わってくるんです。強く愛し合っていますが、HAPPYな感じでは決してないので、そういうのを求めて読んでしまうと爆死します。
賛…

7

恋愛前夜 小説

凪良ゆう  穂波ゆきね 

後半に何かが足りない?

不躾なレビュータイトルですいません。
でも、好きなお話なんです。

で、何が足りないか考えたところ、後半のトキオの心の動きの表現が足りないかと・・・。(偉そうにすいません)
他の方が言うように主人公2人は子供から大人へと成長する過程で
傷ついたり、傷つけたりジタバタしているのです。

ナツメのうまくいかない、じれったい感じはわかるんですが、
トキオがわからない。
この際、ヤコ先生…

5

散る散る、満ちる(文庫) 小説

凪良ゆう  海老原由里 

とにかく如月が好きでした。

如月の生い立ちからくる孤独感、失うことへの恐れなど感情移入しました。
辛いことがあっても決してひねくれたりせず、周りの人間を気遣い自分の気持ちより里見の幸せを優先する健気さに何度も泣きました。
でもそんな如月だから心から幸せになって欲しいし、書き下ろしの仲睦ましい2人にほっこりしました。

高橋くんに、如月のお父さんお母さん、里見の家族、榎本のお母さんなど、登場人物みんなが温かくて魅力的で…

5

夜明けには優しいキスを 小説

凪良ゆう  高階佑 

『お菓子の家』が良かっただけに…

スピンオフの『お菓子の家』は先に読みました。
話は前後しましたが、特に問題ありません。
ただ、イラストレーターさんが違うので違和感ありますけどね。
個人的には『お菓子の家』の方があってるなという感じです。


受けの西塔要は、バイトでカフェのフロアマネージャーをつとめる男。
生きる目的を持たず、まともな人間関係を築かない27歳。

攻めの池上公平は25歳。
要の働くカフェの厨房…

4

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

ずっしり重い

まず別れ話から始まるところからして重かったです。

主人公二人の境遇も重く
まるで作中に出てくるつぐみが書いた潔癖症の救われない小説のようだとおもいました。

元カレのムカつき具合にはちゃんと落としどころがあって
恋愛模様も紆余曲折を経た上でまとまってるのですが
はじめから終わりまで、しまいにはssに至るまで濃く重いお話でした。

まさかここまで書いてくださるとは思わなかった年齢…

6

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

さよなら、先生。

◆あらすじ◆

主人公は、17歳の高校生・瀬名櫂人(せな かいと)。
両親の不和で家庭崩壊、家に居場所をなくした瀬名は、大勢いるはずの友人たちにも悩みを打ち明けられず、自分を受け止めてくれる英語教師・阿南珪(あなん けい 27歳)のマンションを頻繁に訪ねるようになります。
やがて、ゲイである阿南に惹かれ始め、半ば強引に阿南と関係を持ちますが、恋人という関係を求める瀬名に、阿南は答えないまま…

15

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

明日を思えることの意味

 「ゲイに向かって子供がほしいなんて、女に生まれ変わって出直せって
  言ってるのと同じなんだよ。死ねって言ったと同じことなんだよ」

鳴かず飛ばずの小説家・つぐみの友人となる人気漫画家・小嶺の台詞。
つぐみの元彼である伸仁にぶつけた言葉ですが、とても強烈に印象に残りました。
愛ある日々を過ごしてきた筈なのに、いとも簡単に崩れ落ちる。
これから先の話をしたって、絶対なんて有り得ない。

16

夜明けには優しいキスを 小説

凪良ゆう  高階佑 

つらたんです

読む順番が違っていたら、感想も違うことが言えたのかもしれません。
しかしながら、どうもお菓子の家を先に読んでしまったためか
主人公でなく加瀬ににしか思いを寄せられませんでした。

もちろん主人公の境遇は不幸だと思うし
同情もするのですが
いまいち共感できなかったというのが本当なところ。

DVを庇護するわけではないのですが
殴ってる加瀬が一番つらそうで話に身が入らなかったです…

2

未完成 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

青いすぎて目を開けて読むのが辛い

高校生の青さがぎゅぎゅぎゅって詰まってる作品でした。

うまくいかないことばかり過ぎて
歯がゆくて、早く大人になりたくて
どうしようもないそんな高校生の熟れきっていない
青さを瑞々しい位の文章で書かれていると思いました。

高校生の頃の焦燥感とか
なんだか身に覚えのあるものだからでしょうか
見ていて身に詰まる思いがあふれてきて止まりませんでした。

高校生の瀬名は親の事情に振…

5

もったいない! 小説

凪良ゆう  カワイチハル 

ドタバタコメディ

話が佳境に入ってからは楽しめましたが、そこまでは退屈でした。元々私が誘い受けを好きじゃないというのもありますし、その上この主人公(受)がポジティブで悩まないタイプ。攻もサッパリした性格で、幼馴染みの二人は気心が知れている。早々に互いの恋愛対象が同性であることを告げ合い、障害となる人も事象も無いようなもの。こんな二人なので共同生活は緊張感がなく、もう始めから結ばれた後の二人の関係・生活が容易に想像で…

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