凪良ゆうさんのレビュー一覧

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

信仰に似た恋と、神様の心のうち

BL作品に限らず、個人的に大なり小なり「いじめ」がテーマになっている作品には手が伸びにくいです。
どんなに上り坂でハッピーエンドになったとしても、辛かったあの頃の記憶は決して変わらないし、いじめという事実を当人の成長の糧として描かれるとどうしてもモヤモヤが残ってしまいます。
しかしながら本作品は、凪良先生もあとがきでおっしゃられていたように、そういった部分がどんよりした印象になりすぎないように…

13

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

何があっても、それだけは……!

ランキングの高さに惹かれ、購入を決めました。

初めての凪良ゆうさんの作品です。

高い評価の作品に、高い評価の作家さん。
ドキドキしながらページをめくりました。

しかし…
読後の後味は、最悪でした……。

何があっても、それだけは書いて欲しくはなかったストーリーが
そこにあったためです。

ここから少し「萌え」と関係ない話をします。
ホントすみません。

---…

10

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

ちょっと評価を迷いました。

凪良先生作品は嵌まれないこともあるので、評価が高いこの作品は読むか否か迷いました。
この作品は、最後まで読んで良かったな~というのが先ず。
ただ、序盤から頻繁に登場する「アヒル隊長」
皆さんのレビューを読まないまま、知らずにこの作品を読んでいたら…
攻めが障害を抱えていたり、イジメられてたり
攻めの平良が攻めだとは、序盤では分からないかな?
私は受けだと思って読んでました最初。
鍵に…

2

落花流水 小説

凪良ゆう  石原理 

だから読むと一気なんだよ〜〜;

流石の凪良作品。893ものと聞いて読んでみました。

前回、893繋がりで『お菓子の家』を読んだ時も感じたんですが、主人公キャラとの心境のシンクロ率が、半端無い。
もう、自分がグラグラするくらい中身の人になってしまう。
だから、先にある物語が知りたくて、一気読みしてしまいました。
ある意味、一つの人生を味合わせてもらったくらいの重さ。
荒んだ背景や、相手を慈しむ情景、他愛無い会話の端々…

5

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

過ぎたるは及ばざるがごとし

個人的にはあたりはずれがある凪良作品。
どうも、現実離れしたトンでも設定がイマイチらしいと気がついたので
この作品にも手を出さずにいたのだが、
あまりの高評価につい我慢できずに読んでみた。

泣いた……
タイトルの使い方はあざとい程に上手いし、
純愛と言える互いの想いは本当に胸をうつ。
良かったか?と問われれば、良かった!と答えざるをえないのだが、
でもやはり高評価をつけられない…

17

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

ひたすら凄い話です

今回の題材が凄すぎて感服しました。

近未来の日本のお話しでアンドロイドと人とのお話。
甘く仕上げて頂いているのかと思いましたが、ちょっぴり戦争の事が絡んできていたりで仄暗くもありました。
中盤からはずっと泣き通しで読み終わりもスッキリしていません。
ただ、これはこの終わり方でよかったんだ…って感じです。
純愛とヒトコトで纏めてしまうことはとても難儀な物語だとも思いました。
ショート…

10

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

まさに純愛

凪良さんに草間さんの挿絵。読む前から期待度MAXでした。凪良さんは「どうやってストーリー展開してくのだろう」と思う題材を上手に扱う作家さまだなあといつも感心します。

内容はすでに書いてくださっているので感想を。

性交用に改良されたアンドロイド(通称・裏ドール)との恋。なんかオタクぽい…?と思っていましたが読み始めからすぐに号泣でした。

裏ドールであるシンの生い立ち、過去、そしてマ…

10

ショートケーキの苺にはさわらないで 小説

凪良ゆう  草間さかえ 

丸のままで

 舞台は今より少しだけ未来の日本。ありとあらゆる分野にロボットたちが進出するようになった社会。「裏ドール」こと性愛用に特化されたアンドロイドのシンと、心やさしいそのマスター南里の37年間にもおよぶ長い長い愛のおはなしです。雑用を全部済ませて、部屋にこもって、どんだけ号泣してもいいようにバスタオルを抱え、準備万端整えて読みました。
 
 シンはとびきりうるわしい人型アンドロイドですが、個人的には…

4

愛しのいばら姫 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

凪良育ち

【365+1】は既読です。
久保田の“ひとたらし”の良い人っぷりや、里美の自分中心の似非南ちゃんっぷりに辟易しつつ、“いばら姫”美山の、歯に衣着せぬ言い方や慣れ合わない姿勢にすごく好感持てました。
なので、自分にはイバラと言うより「猫のフミフミ」ですね。
爪が出て服や肌が危ないのは分かってるけど、有難う嬉しい♪ってやつ。
ましてや、ツンでキレイな迷い猫(美山)なら大感激さ!?
久保田もそ…

6

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

こんなに泣ける作品はほかにないです

凪良先生の紡ぐ言葉は本当に美しいですね。。
読みながら怒りと悲しみと愛しさと感情があふれてしまい
最後は声を出して泣いてしまうほど物語に引き込まれてしまいました。
そして余韻をかなり引きづります!!
しばらくは話を思い出すだけで目が潤んでしまうほど。
そしてまた何度よんでも泣いてしまう。
わかっているのに泣いてしまう・・
こんなにも揺さぶられる作品は初めてでした・・。
特にSSはす…

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