凪良ゆうさんのレビュー一覧

365+1 小説

凪良ゆう  湖水きよ 

遠恋のお話

凪良さん、矢張り好きです(しみじみ)
内容は系統的には「恋愛前夜」ですが、あれほどつらくなかった。あれは大好きですが、本当に辛い。私はずっとどん底な「天涯行き」よりも、「恋愛前夜」がつらかったです。
それはさておき、話の筋はありがちですがそれでここまで読ませるのはさすがとしか云いようがないです。好みなあらすじの凪良作品はあらかた読んだかなあ?という感じで、あまり面白くなさそうという印象で読み始…

6

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

痛くて前へ進めない

23ページまで読んであまりに悲しくて一度読むのを止めました
家族や恋愛の事でトラウマがある方は辛くて読み進めるのが難しいかもしれません

仁居が経験した過去は余りに辛く、抱えて歩くには重く、でも投げ出すことも出来ずに、その場に過去と一緒にただうずくまっている事しか出来ませんでした

似た者同士、という言い方が合ってるのかどうか分かりませんが、痛みを知る国立との出会いは本当に救いだったと思…

3

CRAZY FOR YOU 美しい彼 amazon限定ショートストーリーペーパー グッズ

愛すべきイタキモ平良

変わらずイタくてキモイ平良です。

購入後、なんだが精神的に痛そうでなかなか読めずに積んでしまった作品です。
早く読めばよかったと思うとともに番外ショート付きでよかったとつくづく思いました。

テレビドラマの中で清居に演じる役が死んでしまったんです。
実際に失った時のことを考えたら悲しくて辛くてパニクる平良。
だけどそんなおバカな彼が可愛くて仕方ない清居です。
お互いのニーズがぴっ…

2

美しい彼 小説

凪良ゆう  葛西リカコ 

美しい『彼』とは誰のことなのでしょう

作者が大好きで書いた「キモい攻め」です。
とても楽しそうでウキウキ書かれていた様子が浮かんできます。

読み始めの印象は、カッコいい人気者攻め×ネガティブダサモサ という感じでした。
その方がよくあるシチュエーションだと思ったので。

もう本当にキモいんです平良。
清居を神か王様のように崇め奉り敬虔な神父か尼僧のように一生を捧げたいと本気で考えています。ただひたすら奉仕し美しい姿を眺…

6

あいのはなし 小説

凪良ゆう  小椋ムク 

優しいお話

年の差大好きな上に凪良さんなので期待して購入。
読みやすくて、よかったです。
何となく「天涯行き」とイメージがかぶるのですが、あっちはとてもまとまっていましたけれど、こっちは何故か尺が足りないように感じられました。
純文学よろしく、もう少し出所後のはるちゃんの日常を淡々と描いてもよかったんじゃないかなあ。BLには不必要かもしれないですけれど。
あと、重要なのはわかりますが最後の不思議要素は…

2

恋愛犯 Love holic 小説

凪良ゆう  サクラサクヤ 

果たして、これで本当によかったの?

凪良さんの小説を最近の物からさかのぼって読んでいますが、これ「美しい彼」の攻めが行動的だったら!みたいな話でした。
受けの賛美が「美しい彼」の攻めと同じ系統で、行き過ぎると警察のお世話になってしまうのですね(汗)
ストーカーとはいえ、コミュ障気味なところ以外は云うほど電波だったりはしなかったので、そこまで抵抗なく読めました。
挿絵の受けが地味で、「え?何で攻めのがイケメンに描かれてるの?受け…

4

落花流水 小説

凪良ゆう  石原理 

サイドストーリーが膨らむ膨らむ

お話としては、特に破綻なく綺麗に纏まっているんだけれども、何だろう、この中途半端感は。

既に沢山レビューがあがっているので詳しい内容は割愛しますが、この作品の主人公達は物事を進めれば進むほど、落とし穴に嵌まっていく感じです。
好きな人の為にっていう覚悟は認めますが、一也は行き当たりばったりだし、夏生は考えが甘過ぎるし、二人とも、もう突っ込みどころ満載。
そもそも、最初から弁護士か警察に相…

1

おやすみなさい、また明日 小説

凪良ゆう  小山田あみ 

ふむ

思っていたよりもずっと穏やかなお話だったかなと思います。
巻末まで読んでしまったからそういう感想になってしまっているのは
わかるのですが、
良かったのか悪かったのか。
そこの解釈は置いといて、最後まで一緒にいられた
どんな形であれ未だに相手のことをただただ思い続けている
それだけで満足なのかなとほんのりセンチメンタルな気持ちです。

お話の方はと言いますと、
10年連れ添った相手…

7

全ての恋は病から 小説

凪良ゆう  車折まゆ 

お気に入り

大学生の攻めは、いつも人肌に触れていたい病を患うゲイの男の子でした。気になるサークルの後輩を、先輩で王子ともてはやされる受けに邪魔されてモヤモヤしていました。その受けが攻めの隣に引っ越してきて、部屋をゴミ屋敷に変えてしまうような究極の片付けられない病の持ち主でした。モフモフ病の攻め×片付けられない病ツンデレ受け、まさに破れ鍋に綴じ蓋でした。コメディ、切なさ、エロさを十分に満足しました。続きがあれば…

0

ニアリーイコール 小説

凪良ゆう  二宮悦巳 

引き込まれる描写に一気読み☆

この作者さんの文章はとても読みやすくて、いつも読み始めると途中でやめられなくて、読者を吸引する魅力があって大好きです。
心の柔らかい部分を丁寧に形が壊れないように繊細に綴り、それゆえに美しい心理描写がうかがえます。
攻め受けどちらも心に闇を抱えているのですが、両方の視点が読めてすごく良かったです。
どちらも相手を強く想っていて、読者はその温度に触れるので二人がうまくいくようにと、もどかしい気…

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