奈良千春さんのレビュー一覧

琥珀色の誘惑 小説

義月粧子  奈良千春 

分かっていても面白い!

とても面白かったです!
不憫な受けのシンデレラストーリーかな?と思ったのですが、そんな簡単な話ではなかった。
ありそうな話といえばその通りなのかもしれませんが、個人的には切なくて大好きな展開でした。

せっかく御曹司である櫻崎に見染められたのに、気持ちがすれ違ってうまくいかないもどかしさ。
受けの圭司は生育環境が良くなかったらしいのですが、それゆえの染み付いたネガティブさを感じました。

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薔薇色の罠 小説

義月粧子  奈良千春 

「男に抱かれるのがどういうことなのか、今日はじっくり教えてあげます」

「琥珀色の誘惑」のスピンオフ。
櫻谷から「ドSで、相手がMならとりあえずOKらしいけど、中でも一番おいしくいただくのは、年上の紳士」と評されていて、磯谷……恐ろしい子……と思いながら読んでた磯谷が今回の攻め。

お相手は、老舗一流ホテルの一族出身で次期社長候補の秋吉。
ホテルのバーの建て直すために、目をつけた磯谷を引き抜こうとしたところ、「ベッドの相手をするなら」というトンデモ条件をつきつ…

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琥珀色の誘惑 小説

義月粧子  奈良千春 

攻め視点プリーズ!

あらすじ見ると、総受けモテモテハッピー系かと思うけど、かな〜り受けがツライ目あわされてます。

ほんと受けが不憫薄幸系で。
虐待されて育ってきて、社会に出てからも貧乏くじの連続みたいな人生。
だけど、けして腐らずに与えられた環境で精一杯努力するほんといい子なんですよ。

リストラ&アパートが火事というダブルパンチで途方に暮れていたところ、バーのオーナーである攻めに拾われて可愛がられるよ…

2

黒妖精は聖騎士の愛をこいねがう チェンジリング 小説

沙野風結子  奈良千春 

続編希望! 完結希望! のダークファンタジーシリーズ2作目

聖騎士オルトが命を懸けて守り抜くと誓った、ただひとりの主、取り替え子の王子アンリ

幼い日の純粋な忠誠と庇護欲がアンリの成長につれ形を変えて行くエピソードは、二人の体温が匂いたつようです

容赦ない運命が待ち受けていますが、前巻の主役ゼインとルカも活躍し、それぞれが全力で抗い、切り開き、互いを守り抜く!

王城、海賊船、妖精国と息もつかせぬドラマティックな展開は、ファンタジーでなければ…

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「チェンジリング~妖精は禁断の実を冥王に捧げる~」コミコミ特典SSペーパー「ふたりの路」 グッズ

感慨深い

妖精の夜に森に出かけたゼインとルカが妖精の輪を探し当てた時のお話でした。

ルカはもし自分が「取り替え子」だったらそのまま妖精界に残ろうと思っていたので、ゼインに別れのような挨拶をして輪の中に飛び込みます。
そして妖精界に辿り着いたルカは自分の背中に翅がある事に気が付いて絶望するのです。何故なら「取り替え子」でなかったら元の世界に戻ってゼインの側に居られると思っていたからでした。

その…

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チェンジリング~妖精は禁断の実を冥王に捧げる~ 小説

沙野風結子  奈良千春 

面白すぎた!

や〜〜っと読みました。そして評判通り良かった♡

詳しい事は他の方が書かれていらっしゃるので感想を。

ゼインが自分を陥れたルカを憎んでいて再会した当初は酷い扱いをしているんですが、ルカ視点でも書かれているのでルカは何を隠しているのかと思いながら終盤まで進むのです。
時間が経つに連れてルカはゼインに好意を持っているだろう事も、ゼインが恐ろしいだけの海賊では無い事も分かるものだから2人の気…

3

摩天楼の鳥籠 小説

バーバラ片桐  奈良千春 

らぶらぶになった後の二人がもっと見たいv

第一の感想としては、
流石バーバラ御大!
とにかくエロいのが長いのですが、
そこを飽きさせずに読ませてしまう筆力。

ストーリー的にも破綻なく、
ミステリーとヒューマンとエロが融合していて、
本当に流石です。

しかし、私的には前半の愛のないエロは
読んでいるのがちょっと辛かった……
ええ、私らぶらぶ大好き侍ですから!

更に欲を言わせてもらうと、
やはり最後があっさり…

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小説

水原とほる  奈良千春 

無謀ながらもこの一冊を水原さん入門編に推したい

2004年刊。
電子書籍にて購入、挿絵なし。
地雷耐性度胸試し、4編セットか!?と身構えていたが、あっさりと読了したのだった。
これも年の功のうちなのだろうか、決して読書量が多い訳でもないのに興味本位で他作家、他作品を読んでいく中で〇〇はエグかった、△△はゲスだった、××は強烈だった…ってのを経て段々と読めるようになっていったんだなぁ…ってのを痛感した次第だ。
あと、短編集ってのもあると思…

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少年は神の花嫁になる 小説

夜光花  奈良千春 

花嫁修業は厳しいのです

私の夜光さんデビュー作。
凌辱強姦と異世界で調べたら出てきたこちら。
何度も何度もあらすじやお試しを読んで文体が合うかを確かめました。
結果、成功です。
読む以前は勝手に堅そうなイメージを持っていたのですが、全体を通してみるとスッと入ってくる文章で、想像しやすく言葉も難し過ぎることなく読みやすかったです。
異世界登竜門にピッタリでは?なんて思ったり。

日本語名ですらまともに名前が覚…

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薔薇の誕生 小説

夜光花  奈良千春 

皆さん、レヴィンとラウルどちら派ですか

何から書けば良いかなとレビューの画面をしばらく眺めておりました。それくらい、言葉にならないたくさんの気持ちが溢れてくる作品でした。今回ネタバレ無くレビューを書こうと思うので、シリーズを通した感想にしようと思います。


夜光花先生は、私が作家買いしている数少ない先生のうちのお一人なのですが、こちらの薔薇シリーズ、攻めが2人という事で……一つの穴には一つの棒であって欲しいという私の願望から長い…

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