椎崎夕さんのレビュー一覧

仮初の恋人 小説

椎崎夕  高星麻子 

一癖あるイケメンの恋

椎崎先生と高星先生のカップリングって好き♡
当作は、そんなにぐるぐるしてなくて、面白かったです。
攻めは 何考えてるかわからんイケメン。(腹黒とまでは思わない)
何考えてるんかわからんのだけど、とにかく受けを甘やかすので
何回か読み直しましたが、とっても楽しい。

挿絵は、1枚、すんごく好きな絵が。
抱き枕状態でベッドで寝ている二人の寝起きの図。
攻めさんが耳にちゅーしてるんだけど…

3

好きにならなくてもいい 小説

椎崎夕  葛西リカコ 

恋愛の真似事の行方

攻めの性格が受け入れられるか否かによって随分印象が変わりそうです。

悪い人ではないんだろうけど、良い人でもない。
狡い大人×ウブな青年の恋愛の真似事から始まるお話です。

受けは感情表現が下手で恋愛不感症。
ゆえに百戦錬磨の攻めから見れば手垢のついてない原石のようなもので。
誘導尋問に落ちるかのようにあれよあれよと展開し、
気づけば攻めの腕の中で極上の甘々に包まれていて…。

6

ひとでなし 小説

椎崎夕  佐々成美 

ヒドイのに、読後感は割とあっさり。

登場人物の誰にもほとんど共感なんて出来ないのだけど、読み物としてはなかなか面白かった……そんなちょっと不思議な読後感の一冊でした。

タイトルどおり、「ひとでなし」というかろくでなしというか不誠実な輩がザクザク登場します。やっていることは、ストーカー行為だとか、監禁陵辱とか、脅迫とか、仕事を無断欠勤しての色事とか……そんなろくでもないことばかり。

だから、そういう描写はどうしても受け付け…

2

ぎこちない誘惑 小説

椎崎夕  陵クミコ 

二人の恋は良かったけれど

慎(受け)が主人公です。
ネズミ講にはまった家族に捨てられた苦学生が、よんどころない事情で社会人の加藤(攻め)を誘惑するためになるというスタートなのですが、全然誘惑していません。

むしろ加藤が押しが強くて、慎を言いくるめて同居に持ち込む状態です。タイトルの「ぎこちない誘惑」は、実は「加藤が慎を誘惑していた」と言いたいのですが、加藤は世慣れた男で全然ぎこちなさありません。

なので、主人…

2

仮初の恋人 小説

椎崎夕  高星麻子 

受けの男前な言動が素敵

あらすじ:
中学からの親友で画家の斉藤に、長年片想いしている通孝(受け)。
その想いを斉藤のスポンサー・仁科(攻め)に見抜かれ、口止めの代わりに彼の恋人になることに…

通孝は、斉藤が画家の卵だった頃から彼と同居し、傍で何かとサポートしてきた健気な人物。
斉藤が同性愛者に嫌悪感を抱いていることに傷つきつつも、斉藤の前では面倒見の良い親友としての態度を崩さないところが何とも男前です。

9

おとうとではなく 小説

椎崎夕  yoco 

安定している椎崎夕さんの作品です

事故で、言葉がうまく出てこなくなった受け様は悠斗
駆け付けたのは義理の兄俊也
実は悠斗は中学生の時に俊也に告白して
スルーされてしまいました。

ショックでおじいちゃんのところに居候して
大学生になったから、おじいちゃんごちそうするね
って帰りで、おじいちゃんは車にはねられ亡くなってしまった…

安定の椎崎さん節なのですが
もうひとひねり欲しい。

イラストは本当に神です。…

0

手の届く距離で 小説

椎崎夕  サマミヤアカザ 

もうちょっと詰まっていれば

これは、好みの歳の差カップルだ…と思いながら読んだのですが、どうもお話のテンポが自分に合いませんでした。
というのも、300ページを超えるボリュームなのですが、100ページ過ぎても特に何も起こらず…
いつまでこんなにのびのびした展開がつづくのか?と思いながら読み進めました。

お話は、家出少年の八尋が、怪我をして東上という生活能力ゼロの男性に拾われ、東上のもとで雑用などのバイトをして暮らす…

0

その、ひとことが 小説

椎崎夕  榊空也 

結局 どのひとことが問題だったのか???

表紙買いした方、何人かいらっしゃるのではないでしょうか?
私も表紙にひかれた&椎崎先生のぐるぐる話が割と好き なので、当本get。

榊先生、あんまりこれまで意識していなかったのですが、
線がすっきりしていて、すごくキレイな絵を描かれるなあと思いました。
中の挿絵はほぼほぼ二人の様々な表情の絵。
最後の二人の肌色絡みシーンは、ちょっとせつない表情した受けさんが
すんごくいい感じでした…

2

仕切り直しの初恋 小説

椎崎夕  金ひかる 

やんちゃな節操なし男に恋してしまったら…

『三十二番目の初恋』の続編でスピンオフ。

前作の主人公 想の後輩 陽平の物語です。
弟分として可愛がっていたのですが、想に似てまじめで頑張り屋だけど冷めた性格です。
恋にも夢中になったり我を忘れるようなことなく何でも淡々とやり過ごすという感じ。
相手の美容師店長 仁科は腕はいいけれど男女手当たり次第に食ってしまう節操なしという評判。

陽平は店長に酔ったはずみにうっかり押し倒され、…

4

三十二番目の初恋 小説

椎崎夕  金ひかる 

いい恋をして成長していく主人公たちを見るのが好き

ずいぶん前にはじめて読んでからたまに読み返したくなる作品です。
頑張ってるのに報われない子がいい相手に出会えて幸せになって行くというストーリーは気分が落ちているときに励まされます。

すごくいい子なのに自己評価の低い健気な子です。
何かよくないことが起きるとみんな自分のせいにして誰も責めない。
それをわかっていて利用しようとする良からぬ輩の都合のいいカモなんです。

美容院を共…

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