朝南かつみさんのレビュー一覧

忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

要素のバランスがよく、意外とあっさりした読み口

「犯罪者は地獄に落ちればいい、自分の力を使って私刑を下すことも厭わない」という考え方のもとに超能力を行使している清涼。
かたや秦野は、「いかなる犯罪者であっても法の下で裁かれるべき」という信念の持ち主。
犯罪によって心身を深く傷つけられた過去を持つ二人だが、犯罪者に対するそれぞれのスタンスは対極といっていいほどに異なっている。

ある事件を契機に出会った二人はこの食い違いによって事あるごと…

15

軍服の劣情に堕ちて 小説

バーバラ片桐  朝南かつみ 

限界を超えて頑張る力を勇気というんだ

泣けました(:_;)
こんなに切ない展開に持っていかれるとは思ってもみませんでした。

スパイ容疑をかけられた花房(受)にかつての優秀な部下である牧野(攻)が拷問役としてやってくる。
口を割らせるために花房を凌辱する牧野ですが自白してしまう直前でそれを遮り、自分の性奴隷になれば助けてやると持ち掛けます。
その後、牧野に抱かれながら花房は牧野の時折みせる意思のこもった眼差しや本人から語ろうとしない過…

4

かくも強引な彼に俺は 小説

義月粧子  朝南かつみ 

キャラは濃いのになかなかアッサリ

これって義月さんの本ですよね?って確認したくらいエロがあっさりでびっくりしました。
ですがキャラはなかなかひと癖もふた癖もあってこゆ~い人々でした。
何と言っても朝南さんの絵が、カッコよすぎなんですよ。

表紙は表題作のカプでなくて「冷淡な彼」のほうで、中表紙のカラーイラストが「強引な彼」のほう。
これからも見てわかるように、「冷淡な彼」のほうのヒゲのキャラが全てを喰っちまってるんですわ…

1

忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

サスペンス!

秦野は刑事で攻め、法律すれすれのことをしている清涼は催眠術師で受け。
ある事件の容疑者を追って催眠術師の清涼のもとを訪れる秦野刑事。出会う二人。
秦野にひどいことを言ったため、清涼は秦野に犯されてしまいます。
それでもいつしか秦野は清涼のことを好きになっていたのでした…。

とにかく、受けの性格がきついです。
頭の回転も口の回転も速い受けです。
そんな受けが自分のトラウマに立ち向かっ…

1

忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

ラブと事件と脇役のバランスのよさ

他人の記憶を読んで消すことのできる受と、受に過去を暴かれて怒って強×してしまう刑事の攻。こんな始まりで大丈夫かなと思ったのですが、攻が直情径行というか素直で。やり直したいと言われ、その後はむしろ優しくて包容力のあるタイプ。照れたり喧嘩したり、あー攻の中ではつきあってるつもりなんだな、と読んでいてわかる。しつこくて甘くて独占欲いっぱいの攻。エロが多めなので、そこは早送り。毎回違うシチュで、かなり濃厚…

7

忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

途中で止めれません・・・一気読み覚悟で読むべし☆

★引き込まれるサスペンスストーリー
 ※サスペンス調なのであらすじ省略。

★個性あるキャラ
 清涼 → 中学の時に強盗に両親を殺された過去を持つ
      それ以降人に触れると記憶を見ることができる能力を持つ
 秦野 → 父親に性的虐待を受けていた過去を持つ
 清涼の親友 塚本 → 金持ち。服装・行動すべてに謎の男
 塚本の恋人(女) 黒薔薇 → 占い師
 塚本の喫茶店のアル…

1

忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

文句なく面白かった

守屋清涼はサイコメトラーなんちゃらのように、人に触れるとその人の記憶を覗くことが出来るんです。その特殊能力を生かし、警察の捜査に協力をするんならまさしくマンガの世界ですが、今回は記憶を操作し破滅に追い込もうとします。
ですが、運命の男・秦野道也と出逢ったことで、いろんなことが動き始めるんです。
いやぁ、ドキドキ・ハラハラ、その上エロも極上。
ホント、面白かったです。

秦野は、犯罪を犯し…

2

忘れないでいてくれ 小説

夜光花  朝南かつみ 

事件とエロと両方楽しめる

サイコメトラーが主人公のお話です。
はじめのうちは“記憶を消す”という胡散臭い商売をしている清涼という人物のイメージがなかなか掴めなくて、これは大変読みづらいことになりそうだと思ったのですが、もう一人の主人公、刑事の秦野が登場してからはお話全体の方向性が定まったためか、清涼に血が通ってきてくれました。

実は秦野が初めて登場したときは、まさかこの野暮ったそうな男が主人公の片割れになるとは思っ…

1

くるおしく、きみを想う 小説

沙野風結子  朝南かつみ 

痛くて切ない

痛いを通り越して激痛なんですが……大好きなんです。

ずっと憧れていた人に殺されかけた過去を持つ航希。
全ての想いを自分の中に沈めて、弁護士になるために多忙な日々を送っていた。
だけどある日、一つ年上の兄が借金を残して失踪したと知らせが入り、13年ぶりに航希の前にあの男、莉一が現れた。
昔と変わらず兄を崇拝し、航希を憎んでいる男は、借金を肩代わりするかわりに航希に兄の身代わりになることを…

6

俺と奴の対峙する関係 小説

義月粧子  朝南かつみ 

こういう女王様ツンデレは好みです。

色気のある朝南かつみさんの絵で表紙買いした本でしたが、本当に対峙具合がツンデレで、和装で萌えました(何を言っているのかわからなくなってる・・・汗、、)
義月粧子さんて、派手な感じはないですが密かに(?)萌える作品を結構書いてますね、本棚探したら何冊もありまして驚きました!

高校時代好きだった黒田に気持ちが通じなくて傷ついていた志岐が黒田に再会して、ツンツンしながらツンデレに至るという幼馴染…

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