朝丘戻さんのレビュー一覧

ソラのひと 小説

朝丘戻  苑生 

丁寧

苑生先生の挿絵を見てみたくて購入。朝丘先生のご本は何冊か読ませていただき、丁寧にお話を進める先生だなと思っていたのですが、今回もめっちゃ丁寧に感じました。やっぱりぎゃはぎゃは笑えるお話の方が今は自分に合うみたいで、申し訳ないです、中立にさせていただきました。ゆっくり長い丁寧なお話をじっくり読む方には良いのでは。本編370P弱+後日談9P+あとがき。

高校時代の先輩への想いが原因で、誰かと付き…

2

ソラのひと 小説

朝丘戻  苑生 

え、そうくる?

作家買い。
朝丘先生はスピンオフものとか続編とか好んで書かれる作家さまですが、今作品はシリーズものではなく単体のお話。





主人公は唯愛。
28歳のリーマンの彼は恋が長続きしない。それには理由がある。
高校生の時に所属していたワンゲル部の1つ先輩の宇来の存在だ。彼に恋し、以来彼の存在をずっと引きずっているから。恋人ができても身体の関係を結ぶことができずに破局してしまう。

9

ソラのひと 小説

朝丘戻  苑生 

途中の展開が平坦で読むのが辛かった

表紙につられて購入しました。
表紙、挿絵ともに良かっただけになんだか勿体ないなーと思いました。
途中までは面白かったんですが、中盤の展開が面白くなくて読むのが辛かったです。

10

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

とにかく泣ける

久しぶりにこんな泣いたかも、というくらい泣きました。まさに泣きBL。
甘くて切なくて、疲れた時に読みたくなる作品だと思います。

ちなみに前半は甘々。後半はシリアス展開になります。あめちゃんが記憶喪失になって、先生がぐるぐる考える話がメインになるので。
ただ、記憶喪失モノってどうしても「どうやって記憶を戻すか」がテーマになってしまって、記憶を取り戻した先にしか本当のハッピーエンドが見えなく…

1

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

お巡りさん、こいつです!

高評価につられて読んだのですが、ごめんなさい!苦手でした。

先生×生徒ものが少女漫画でも根強い人気があるのは知っているし、私も「雪よ林檎の香のごとく」など、好きなBL作品はあります。
でもこの作品は苦手!!

どこが苦手だったかというと、成人して久しいプロの先生が、未成年の生徒を授業時間に指導もせずに、なんの躊躇も配慮もなく口説いているんです。
この段階でまずドン引きです。
職務放…

3

あめの帰るところ 小説

朝丘戻  テクノサマタ 

優しくて温かい愛

買ったはいいけど読んでいなかった本作。
読み始めて、その理由を思い出しました。
そうだ、記憶喪失もの……苦手です。
だけど、読んでみればとてもいいお話で、何度も涙してしまいました。

先生とあめちゃん、2人が結ばれた後のあめちゃんの記憶喪失。
ですが、再会後からあめちゃんが先生を求めていることは明らか。
そこに希望を見出すことが出来たので、そんなにズーンとなる事なく読了できました。

1

晴明のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

幼馴染への「好き」が恋に変わる瞬間。

アニマルパークシリーズ5作目。これまで続いてきた四作品の四組のカップルたちと、「窓辺のヒナタ」「氷泥のユキ」に登場した忍と直央のお話が読める幸せがぎゅぎゅっと詰まった作品です。

そのなかでも忍と直央についてのお話が大好きなので、おすすめポイントを語ります。
 「窓辺のヒナタ」に主人公「日向」の義弟である高校生の「直央」と幼馴染の大学生の「忍」の恋模様を描いた表題作から始まるのですが、これ…

3

ラジオ 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

「ドラマ」と進捗速度が異なる展開

「ドラマ」は、一冊でドラマ番組収録の3カ月を描いた作品でしたが、
続篇の「ラジオ」はラジオ番組収録の1週間を一冊で描いているので、進捗が遅い。
遅いし細かい書き込みなので、足元にとぐろを巻いているオシマイが見えない綱の上を転ばないように歩いているような進捗で、モタモタ遅い感じの展開に、焦れました。「ドラマ」のスピード感がありません。

拓人は、「白い傷跡」が大ヒットしすぎて、役柄の「海」の…

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ドラマ 小説

朝丘戻  麻生ミツ晃 

憑依型演技を通しての恋 

憑依型演技を学ぶ役者初挑戦をする高校生モデルのお話、と高をくくって読んだら、のめり込んで、ドラマ収録の終りと同時の恋の終りの場面になると、心情移入して悲しくなって落涙。丁寧な心情描写の小説にすっかり魅了されました。

モデルの拓人に、ドラマ出演のオファーが来る。相手役からの指名だった。
内容は、同性愛ドラマ、ゲイ役の芝居感が掴めないので断ろうと思って、マネージャーを困らせる。
でも、憧れの…

1

坂道のソラ 小説

朝丘戻  yoco 

時間があるときに読んでください。

アニマルパークシリーズ第一作目。
『坂道のソラ』『窓辺のヒナタ』『氷泥のユキ』『月夕のヨル』『晴明のソラ』という順番です。『晴明のソラ』は他四作の人物が登場するのでそれ以外は、単品でも楽しめます。ですが、どの作品も少しづつ繋がっています。
夜に読みはじめたので、翌朝目が腫れて大変でした。
途中で寝なければと思ったのですが、一瞬でも目が離せず結局、最後まで読んでしまいました。二人を応援せずには…

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