中原一也さんのレビュー一覧

夕陽が落ちても一緒にいるよ 小説

中原一也  ミドリノエバ 

これほどの狂おしい愛を私は知らない

すごかった……深い愛はまるで凶器。
一本の映画を観終わったような読後感に包まれました。

"愛のためならなんでもする二人"のことを「煮つけBL」というらしいです。(作者さまあとがきより)
過去に読んだ作品には、煮つけBLなるものはいくつかあったと思いますが、名称がついていたとは知りませんでした。作者さん、教えてくれてありがとうございます^ ^


もーーーー……このストーリーは大変に…

8

夕陽が落ちても一緒にいるよ 小説

中原一也  ミドリノエバ 

読後タイトルにまた泣ける

中原作品はお久しぶりでした。
タイトルとあらすじでビビビっと来まして楽しみにしてました。

きっと中原さんのひりつく社会派なお話ではと期待してましたら…。

辛い。親は選べない、人生終わった、生きてるのが不思議なほどの生き地獄な毎日。
流星とアキ、お互いが生きる希望の光だった…。

ほぼ胸が苦しくなる中で二人の触れ合いが幸せで。でも常に破滅の予感に読んでる方も襲われ続け…。いつまで…

7

夕陽が落ちても一緒にいるよ 小説

中原一也  ミドリノエバ 

黄昏系 震えるほど心に深く響く重愛 

流星×アキ


重い!心に深く響く黄昏系。
幼馴染の2人、
お互いを救い合って依存し合うのが両想いで、
共に罪に染まって・・・
激しく求め合う姿・・・が切なくもうっとりとする!
お互いのために犠牲を払うほどの重愛に震えるほどの衝撃が押し寄せる。
終わりに向かって、涙が止まらなくて、ティッシュをたくさん使ってしまった。
中原一也先生の今までの作品の中で最高の感動作だと思う。

12

つごもりの夜にもういちど 小説

中原一也  小椋ムク 

ファンタジー過ぎるファンタジー

舞台は現代なんですが、ガチファンタジーでした。
えっ?なんで?えっ?どゆこと?と、引っかかったらもうダメです。世界から弾かれてしまう。脳が固くなってしまって序盤に弾かれたままそのまま読了。
受が攻に恋に落ちた過程もよくわからんうちにそうこうなって、とにかく細かい事を気にするとダメな話でした。

0

拝啓、百年先の世界のあなたへ 小説

中原一也  笠井あゆみ 

どうしても悲しい未来ばかり予想して読んでました、、

タイトルやあらすじを見ただけでも絶対に素敵なお話だと思う一方で、悲しい別れが来るのかな?という予想もずっとしながら読んでいました。
小説家として自信を無くして執筆をやめてしまったナツメの元に、未来の彼の子孫から派遣れたアンドロイド、キース。キースが過去にやってきた目的は、ナツメに小説の続きを書かせること。
金髪碧眼の端正な顔立ちのキース。最初はアンドロイドとしてのぎこちなさがあったキースだけど…

1

熱砂の黒鷹と約束のつがい 小説

中原一也  奈良千春 

No Title

熱砂の黒鷹というワードと奈良千春先生のめちゃくちゃ素敵な表紙に導かれ〜。

鷹族×鷹匠という設定がまずかっこよい!
鷹の翼と鉤爪持ってる攻め好きです。
衣装や世界観もアラブで最高〜。

奈良先生の挿絵も大変美麗で惚れ惚れしました。

お話は受けの成長物語。
鷹匠として未熟で背が小さくて線が細くて、割と攻めにびくついてる時間が長くて…うーん、ごめんなさい!少年ぽさがちょっと好みでな…

0

僕たちは昨日まで死んでいた 小説

中原一也  笠井あゆみ 

「死んでいた」とは


折り紙職人な左官職人 × おにぎりカフェオーナー

おにぎりメインの食堂を経営している月島りく(受け)は死の匂いをさせている生気あふれる男・佐埜(攻め)と出会います。
関わりたくないと思っているのに、なぜか目が離せない佐埜との付き合いが続くうち、親しくなっていくのですが、お互いが自分のことを知られたくないと境界を作って緊張感のある関係が出来上がります。
そんな時、りくの事情を話す機会が…

1

求愛する魔王と異世界ヤクザ 小説

中原一也  黒田屑 

ヤクザの異世界転移コメディ

ヤクザの鬼柳とその舎弟信夫は、十年前に失踪した若頭佐和の捜索中に異世界に転移してしまう。転移先で勇者と勘違いされた鬼柳は魔王と対峙するも、魔王は佐和とそっくりで……? というお話。

サラッと手軽に読めますが、全体的にごちゃごちゃとした印象のお話でした。
キャラもエロもインパクトはありますが、ストーリーとしては薄味。
メイン二人がシンプルに可愛かったので、二人の過去をもっと知りたかったなと…

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妖精ハンター☓DT 〜女体化!? 妄想ワンコの暴走〜 小説

中原一也  國沢智 

モリモリ

一作目の時点でかなりモリモリな設定でしたが、二作目の本作は犬山の謎が判明し更に大変なことになっていました(笑)

本筋の妖精ハンターのお話は、対象を女体化させる悪徳妖精が標的。
阿久津の女体化を想像した犬山の妄想が爆発しかなり鬱陶しかったです。
前作から立て続けに読んだこともあり、犬山の騒がしさが凄すぎて、話を聞き流している阿久津はこんな感覚だったのか……としみじみ思いながら読みました。

0

妖精ハンター×DT〜四十歳童貞男の逆襲〜 小説

中原一也  國沢智 

主人公は非童貞

童貞主人公かと思いましたが違いました。
主人公の阿久津は元ヤンのサラリーマンで三十七歳。非童貞です。

妖精となった兄(童貞)から"男にモテる魔法"をかけられた阿久津が、自分に惚れてしまった職場の後輩犬山と妖精退治をするドタバタラブコメディ。
兄を捕まえる筈が、より凶悪な妖精を追いかけることになり、話が殺人事件にまで発展。
しかし基本はコメディ。サラッとお気楽に読め…

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