中原一也さんのレビュー一覧

欲望の犬 小説

中原一也  國沢智 

クールなエリート歳上受けと歳下鋼攻め良いな!!

kindle unlimitedにて
クールで立ち入る隙もないような検事さんが、実は雨の日に拾った歳下の男に夜な夜な抱かれてるってエッッチ…
慎ましく生きてきたエリートが、逞しく美しい身体の男に強引に抱かれる事に自らの性癖を見つけ、彼とのデートで同性愛者の負い目が癒され恋心が育っていくのが、しかもセレクトしてもらった派手な服着たりするの、可愛い!
素直じゃない水上に対する大貫の台詞が甘くてカ…

0

幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

ラストシーンが美しい

私にとっては初めての作家さんでしたが、あとがきを読んでデビュー20周年のベテラン作家さんだと知りました。
あらすじも知らず、多分ランキングに入ってる時に買ったのだと思います。
不老不死の男と転生する男のファンタジーBLでした。

最初の出会い方がなんだか唐突な感じがして、その後の展開にも「そんなに上手くいく?」と感じる所が序盤にはあるのですが、読み進めると何故そういう風に2人がするすると引…

2

うさぎと狼 小説

中原一也  寿たらこ 

ぬいの夜の秘密

電子短編。
中原先生作品の本作は、なんと「ぬいぐるみBL」!

主人公は古ぼけたうさぎのぬいぐるみ、ハク。
既に飽きられ、クローゼットに放り込まれて忘れられたぼろぬいぐるみ。
一方、新しく買ってこられたドイツ製の高価な狼のぬいぐるみがやってくる。
彼は「スター」で、ご主人は彼ばかりを可愛がるし古いおもちゃたちは彼に擦り寄る。
卑屈なハクは近づく事も出来ず遠巻きにしてるだけ…
しかし…

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幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

不老不死とは

作家さん買い。
最初はあらすじを読んでて「どうかなぁ、不老不死ってファンタジー寄りなんかな〜」と入り込めないかもと不安でしたが、読み始めたらなんのその。

死ぬことが出来ない司波、それをなんとか助けてあげたい矢代。矢代には過去にトラウマを受けたのか、閉所、暗所に恐怖を感じるという精神疾患があり、今は休職中の身。
矢代はいつの間にか司波に対する感情があることを自覚します。司波の方も同じように…

3

女王様と犬 小説

中原一也  立石涼 

THE年下わんこ攻めというべき一冊

THE年下わんこ攻めというべき一冊。
ものすごく犬で気持ち良いくらいでした。

妻帯者の同僚に片思いをしている受が、ゆきずりのsexというより情交の方がふさわしい感じの一夜を過ごした相手に熱烈に惚れられてしまう。
ほぼほぼストーカー状態で追いかけられているうちにいつのまにか片思いの同僚の事を考えるよりワンコなストーカーの事を考えている自分に気がつく受。



攻めの犬っぷりが素晴ら…

2

熱風王子 愛とバクダン3 小説

中原一也  水貴はすの 

シリーズ通して

愛とバクダンを一気に三冊読みました。
最初は何の気なしに読んでたのですが、巻をかさねると謙二郎がいい奴で、竜崎との関係もとても理想的なカップルになっているのに心地よさを感じました。

途中、謙二郎が覚醒剤打たれたりするんですが、そこでも竜崎の深い愛情が見えます。崇に自分がいない時のフラッシュバックに備えてフォローを頼んだり、もうメロメロです。
エロ親父の割に、オリーヴの結婚話でモヤモヤする…

1

梟はなぜ烏を黒く染めたのか 小説

中原一也  奈良千春 

鳥擬人化話

鳥擬人化話。
よく考えたなぁと思いながら、政治の話で堅苦しくなるところを、鳥の世界という一捻りでクスッとなり、楽しく読めました。

親同士が険悪だった幼い頃に出会った2人、深森と黒羽は些細なことからケンカになり、それ以降仲違い。
深森は議員になり、自分の秘書に黒羽をスカウトするが、心惹かれながらも中々良い返事をできない黒羽。。。

秘書への誘いなのか、恋人になれとの誘いなのかあやふやだ…

2

愛は憎しみに背いて 小説

中原一也  小山田あみ 

青春の1ページが…

剣道を嗜む受けと攻め。受けは高校生で少年から大人になる途上で二人は惹かれ合います。
凛とした竹林や剣道場のシーンが印象的。

彼らは別れます。
受けの彰之の父親がセクハラ疑惑によって職場である蘇芳病院を解雇される事件が発生。病院は攻めの蘇芳の父親が医院長なのでした。
これをきっかけに蘇芳は一方的に彰之に別れを告げます。

若い二人の青春、だけどお話の中心はそこから10年後です。

0

ワケアリ 小説

中原一也  高階佑 

マグロ漁船といえば

男だらけの世界ですよね。自ずと萌シチュエーションじゃないですか。
そんな中にキレイどころが放り込まれたら、、、ムフフ。妄想が広がるワケですね。
さらにイラストが好きな高階佑さんなので、志岐が男前で…萌。

実際のところは想像でしかないですが、ヤクザものの中でもよく出てくる「借金のかたにマグロ漁船に乗せられる」。志岐は単に借金が理由で乗組員になったわけではありません。もちろん、漁師になりたい…

2

愛とは与えるものだから 小説

中原一也  奈良千春 

斑目の卒業

シリーズ完結のこの巻は、二人が将来のために歩き出すというシーンで終わります。
先に双葉が息子との将来を目標に卒業したわけですが、斑目は「いつか先生と診療所をやる」という目標のために島へ旅立ちます。

先生の方も色んな問題や自分の家族のことも好転し、いつか斑目と診療所をやっていくために頑張っています。

大団円、なんですけど…実は「じゃぁ、なんで今からでも一緒に働かないの??」と疑問に思っ…

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