中原一也さんのレビュー一覧

ブラックジャックの罠 小説

中原一也  小山田あみ 

読み応え抜群!男同士のサスペンスBL

カジノを舞台に、最初から最後までハラハラドキドキの緊張感のあるシーンが続く作品。
甘さは控えめだけど、ノンケの男同士惹かれ合う理由も説明されているし、納得できるものでした!

攻めの根っこが泥臭くて優しくて人間くさい。
他者を巻き込んで死なせてしまった責任感から味覚障害になるまで自分を削って捜査する受けの根っこに、生命力の強さをじわじわ染み込ませていくような存在なのが良かった。

2人…

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拝啓、百年先の世界のあなたへ 小説

中原一也  笠井あゆみ 

とても深い愛と優しさが溢れた物語

評価が高く、美麗な表紙に惹かれ、読んでみました。
心が浄化されるような、素晴らしい作品でした。

アンドロイドと人間の恋という設定に、感情移入できるのだろうかと思っていましたが、全て杞憂でした。
アンドロイドのキースと、小説家のなつめが心を通わせていく様子がとても自然で、描写に心揺さぶられました。

アンドロイドなのに、人造的な美しい顔でありながら、失敗したり、頬を赤らめたり
このな…

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幾千の夜を超えて君と 小説

中原一也  麻々原絵里依 

すごい…

不老不死や転生というがっつりファンタジーなストーリーながら
ファンタジーの部分をこえて心を揺さぶるふたりのやり取りがあって引き込まれまくりでした。
終始シリアスなトーンで進んでいくけれど
心に負うダメージもまた心地よく感じるような展開にすっかり飲み込まれて、
「すごいお話を読んでしまった…」という余韻にしばらく放心してしまいました。

司波が"死ぬ"方法を一緒に探し…

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はだれ恋 ~拾われ男の妄想~ 小説

中原一也  小山田あみ 

最後にバタバタくっついたような

既婚者に惚れてしまった不憫受けのお話。途中で逃げてあっさり時が過ぎ、最後にバタバタくっついた感じがちょっとモヤる。話としては面白かったが、八尾には白石以外と幸せになって欲しいと思ってしまった。主人公に悲恋エンドを願った作品。

白石は八尾夫婦に拾われ、初めて幸せを知り、当然の流れで八尾に惚れる。リアルでも妄想世界でもエロにまみれており、感情より肉欲を強く感じる。それを男らしさと言うかのごとく、…

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悪辣色男 小説

中原一也  奈良千春 

心に染み渡るサディスティック色男

ドSな秘密倶楽部オーナー✖️枯れかけ気弱パパ
シリアスで重い、そしてたいへんエロエロなBL。
ドM心に最高に刺さる背徳BLでございます。
無人島、いや地獄に持っていきたい大好きな一冊なのです。

最近めっきり見なくなった本当にドSなオーナー。
自分のセクシャリティを認めたくない、分かっていても隠そうと必死に生きている主人公を堕としていく様は本当最高に最低です。

支配者!っていう威…

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ドMの変態がエロ男爵に恋をした!? 小説

中原一也  nagavic 

予想と全然違った!

腐友のおすすめで読みました。
表紙の絵とタイトルから、てっきり
軽めのラブコメだと思っていたのですが、
全っっ然違いました!!
びっくり!
そしてとても面白かったです。
未通のピュアな受けが好きなわりには
遊郭モノの魅力に抗えないワタクシ。
現代の風俗の一部のような設定で
怪しい雰囲気がムンムンです。
SMは得意じゃないのですが
描写は少なくライトなので安心して
読めました…

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ブラックジャックの罠 小説

中原一也  小山田あみ 

No Title

キャラクターが二人とも良かったです。
しかし気になるところは気になるストーリー。事件部分はややスッキリしない結末でした。

特にモヤモヤしたのは以下の内容。
主人公自体は致命的なミスを犯していないのに(疑われてはいたが)、警察の内部情報をリークした第三者によってスパイであることが露呈。にも関わらず、肝心の内部情報を売った犯人が判明しません。
主人公はこの先も諜報員として仕事をこなしていく…

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愛しているにもほどがある 小説

中原一也  奈良千春 

修羅場からの嫉妬はもっとヒリヒリしたい(個人的希望)

「愛してないと云ってくれ」シリーズ2作目~。
時間かけてシリーズ読もうかと思ったけど、2作目意外とサラリと読み切れてしまいました。

今回は斑目(攻め)の元セフレ北原登場で、散々引っかき回していきました。
特に診療所で北原が斑目にフェラするところを坂下に見られちゃって、坂下の嫉妬大爆発。そりゃそうだ。
斑目的には物理的に反応しても心は萎えたまま…というのを再確認したようですが、見られて「…

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愛してないと云ってくれ 小説

中原一也  奈良千春 

熱くて男臭いオヤジ攻めがイイ。

さすが中原作品。熱くて男臭ムンムンなところが堪りませんなぁ~。
下品で下ネタオンパレードなのに、無骨で男らしい色気と包容力見せてくるオヤジ攻めにクラッときちゃうんですよね。
令和の時代にはお目にかかれない男臭さが大変良かったです。

オヤジ攻めと言えば中原先生。中原先生と言えばオヤジ攻め。
先生がノリノリで書かれていたであろうと思われるシーンが沢山ありました。

展開としては攻めがち…

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魔性の男と言われています 小説

中原一也  草間さかえ 

誰もが惚れる男気溢れるシゴデキ攻めに陥落

攻めがいい男すぎましたー!しかもシゴデキ漆喰職人。いやー格好いい。

地味な見た目なのに男を狂わす「魔性の男」な受け。
勝手に恋愛事に巻き込まれて仕事もうまくいかない辛い人生を終わらせようとしたところで攻めに出会います。「うちで働け」という攻めの会社に行ってみると訳ありの男達が真面目にワチャワチャ楽しく働いていて…というお話です。

受けはぱっと見は地味だけど、付き合うほどに惑わされてい…

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