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87/93(合計:924件)
一穂ミチ 竹美家らら
むつこ
辛口です。 すいません。 萌えたのはエレベーターのシーン。 あそこ良かったー。 流れが完璧。 神シーンでした。 で…ここから辛口です。 まず、野衣家の人間をみんな「物分かりのいい人」にしちたことに違和感。性善説で作品を構築するのがダメという意味じゃなく。 茶鬼さんの感想とちょっとかぶるのですが、脇役がみんな「いい人」なら違和感を覚えなかったと思う。「いい人」と「物分かりのいい人」、この二つは似…
かわい有美子 竹美家らら
三回泣きました。 最初の別れ。 二度目の別れ。 そして、巡り会えたとき。 かわい有美子さんの歴史に対するアプローチの仕方、かなり好きです。 ここまで丹念に調べ、それを極めてナチュラルな視線でもって背景を描くことができる作家さんなんて、めったにお目にかかれない。 読みながら、唸らされるような描写がいっぱいでした。 魔都上海。今はなき魅惑的な街です。 その街を舞台に、イギリス人の主人と中国人執事の切…
雀影
現代でも、まだ、お城の若様として、地方の城下町で暮らしている湊。 定職も持たず、人の空気を読むことだけで渡り歩いていた隼人。 それにしても、なんでこんな二人が出会っちゃったのかね? という、根本的な疑問は持ってはイケナイ。 それこそがおとぎ話だから。 吾川という地方の城下町での暮らしは、紛れもないおとぎ話のよう。 なにも持たない、なにも持つ気がない隼人が、そんなおとぎの国に…
斉藤まひる 竹美家らら
ミモザサラダ
あらすじだけならなんとなく似たようなお話を思い浮かべられるんですが、 読んでちょっとびっくり。意外な方向にストーリーは転がっていきます。 そもそも、この料理人さんというキャラクターがあんな犯罪しそうもなくて、困惑します。でもそれがきっかけなので、まあいいかと読み進むとまたまた何故こうなる?的な方向に… でもなかなか良い感じの攻めキャラさんで楽しめるのと、そこここにくすっとなるところもあります…
久江羽
ネタバレ
何日も前に読み終えているので、記憶も曖昧になりつつありますが、キュンキュンさせてもらったお話でした。 持ち前の世渡りの上手さで、東京の底辺で生き延びてきた来杉が、なんとなく友達の帰省に着いてきた田舎町で、殿様の子孫・湊に出会ったことにより始まるお話です。 何につけ冷めていて、自分の気の向くまま“今”だけを生きている来杉と、おっとりとしながらも芯は強く、“若様”としての公の立場も保ちなが…
しの
何も持ちたくないアウトローの大人と、生まれながらに色々なものを持たされて、それを大切に抱えようとしている子供が、そっと寄り添うようなお話でした。 本当に一穂マジック! 最初から2人が積み重ねる日常が淡々と描かれるだけ。これといってなにか事件があるわけでもなくて、思いや考え方が変わる大層なきっかけがあるわけでもなくて、本当にどこにでもある日常の積み重ねです。 よくBL読んでいると、恋愛…
茶鬼
今、映画の撮影で東北の城下町がクローズアップされているからでしょうか? 今回の舞台は、そんな古さを残した城下町が舞台の、まだ城主の子孫が「お殿様」として別格の扱いを受けている町で、そのお殿様の若様と、都会からやってきた風来坊なアウトロー男のお話でした。 読み終えて、いつものキレイな文章はあるものの、殻をぶち破りたいと願う少年の不安定さが、文章にも現れていて、読んでいて不安にさせられる部分もいく…
杉原理生 竹美家らら
のんノン
何より、読みやすいです! 文章もしっかりしてるし、絵もふんわりしてて可愛い!! 何も言うことなし!です 兄弟の絆がすごくキュンとしました
ゆづき
登場人物それぞれに何か悩みや問題があって、ひとりひとりちゃんとそれに向き合って対処して。 BL小説だからと言って決してラブばかりじゃなく、なんだか萌えというよりも心がほっこりするお話でした。 話の雰囲気と竹美家らら先生の絵がすごくマッチしていて、読みやすかったです。 個人的には年下攻めに翻弄されまくってアタフタしちゃう年上受けが好きなんですが、この作品のおかげで新開拓しました。(笑) …
椎崎夕 竹美家らら
けもけもぱぷ
一冊目はよかったんですが、二冊目になっても同じようなことで受けがグルグルと思い悩んでいるので、もういいよ、という気分に。 ちょっと残念でした。 耐えるというか、耐えまくりな攻めはよかったんですけどね。