竹美家ららさんのレビュー一覧

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

ゆうたって

相変わらず、計の心の中の罵詈雑言のバリエーションは素晴らしいものでした。
読んでいて、笑いをこらえるのに苦労する程。
他局のライバル番組に、自分のあずかり知らないところで自分をライバル視していた男が登場して、計はすっかりお悩みスパイラルに陥ってしまいますが、そこは計なので、つらさをどこにも出せないまま、ひたすらがんばってしまい、、、

既に出来上がっているカップルの続編なので、割合とエチシ…

7

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

仕事に悩む姿が切ない…。

「イエスかノーか半分か」の続編。

前回が計と潮の「なれそめ」と「嫉妬」がメインテーマなら、今回のテーマは「仕事」。

好きなこと・やりたいことを仕事にしている人と、仕事だからやっているという人。
潮は前者で計は後者。
そんな風に枠決めをしてしまって、苦しみ始める計。

発端は裏番組のMCに抜擢される木崎了。
計と同じ年に旭テレビのアナウンサー試験を受けて、落ちてしまったという経…

19

イエスかノーか半分か 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

主人公の心の声にツッコミつつ、ツンデレっぷりにキュンとくる!

読み進めて最初の印象は、主人公の心の声(言葉)が今どきの若者すぎる、というか、よくこんなにもポンポンと粗雑な言葉が出てくるな!逆にすごいわ!と思ったのが第一印象。(笑)

でも読み進めていくうちに、言葉遣いが悪く意地っ張りなツンデレだけど、仕事には真面目でとっても努力家な主人公(受)が愛しく思えました。
キャラクターのオンオフのように、ストーリーも恋愛のコミカルなシーンや仕事の緊迫したシーン…

2

ナイトガーデン 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

スピンオフの枠には収まらないくらい、とても大好きな作品。

一穂さんの作品の中では「雪よ林檎の~」や「ふったら~」がとても有名ですよね。自身も「ふったらどしゃぶり」を読んで一穂さんの虜になりました。でもこの作品を読むまでにはしばらく時間がかかりました。
というのも、「ふったら~」の和章(攻)があまり好きな人物像じゃなかったから。

でも、少し時間を置いてから読んだからでしょうか。
「ふったら~」よりも、こちらの作品のほうがハマってしまい、何度も何度…

8

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

おしゃべりをとめないで

 「きれいな国江田さんと、小汚い計。あなたはどちらを選びますか?」
 前作で、小汚い計もひっくるめておまえの全部が好きだと言って、めでたく人気アナウンサー国江田計と結ばれた都築。その彼に今回、究極の選択が突きつけられます。彼はどちらを選ぶのか、というか、そもそもどちらかを選ぶことができるものなのか? こう書いてるだけで、都築の焦りと葛藤が伝わってくるようです。

 前作から1年、順調に交際を…

15

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

レッツパーリー

続きが出ると言うことで、前作を読み返してから臨みました。いや~楽しかったです、やはり安心して読めるし、ところどころのウケ様の心の声がとても好きです。内容としては木崎君があて馬になるかと思ってましたが・・・・
私個人としては、宮川君のスピンオフ希望です。

4

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

「厳しさ」と「萌え」と「可愛さ」が詰まった一冊。

前作の評価は「中立」。
一穂ミチさんは、私にとっては当たり外れのある作家さん。
さーて、どうしよう……と思いましたが、
前作の表紙と対になっているイラストが可愛くて、
ついボチッとしてしまいました。

   ◆◆   ◆◆   ◆◆

仕事の際は「完全無欠」の仮面をかぶり、
素に戻ると、いい加減な性格の計(受け)。
それをそっと見守る映像クリエイターの潮(攻め)。
そんなふた…

4

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

ランク上の王道

イエスかノーか半分か、のスピンオフではなく続きということで待ちに待っていました!
前作(イエスかノーか半分か一巻)と、同人誌『なんにもいらない』が完成度高かったので続きどうかな~と少し不安もあったのですが、やっぱりおもしろい。
当たり前と言えば当たり前なんですが、同人誌は読んでいなくても大丈夫です。

さて本編ですが、付き合いだして一年の二人にあれこれハプニングが降りかかります。前作では竜…

10

イエスかノーか半分か 2 世界のまんなか 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

もう誰も邪魔できない

あの計と潮の続編がこんなに早く読めるとは・・・

昨年出ている「イエスかノーか半分か」を未読の方は
ぜひ読んでからこの2を読んでほしいです。
二重人格のような計と器のデカい潮の今の関係がどうして出来上がったのか
それはやっぱり、当たり前だけど最初を読むとよくわかるから。
今の二人の間に流れる空気がとても心地よく感じます。
お互いをどれだけ必要として愛おしくて、なくてはならない存在で。…

8

なんにもいらない 小説

一穂ミチ  竹美家らら 

この本と出会えて良かった。

通販で届いた包みを開ける手間ももどかしいくらいに読みたくて読みたくて、自分の中のハードルとかなり上がった状態でしたが、もう本当にこれ以上はなんにもいらないって心底思いました。
読書にも好みがあって、自分の中のベストを探し求めて新しい作品を読むのですが、いや本当にこれ以上はなんにもいらないです。
内弁慶で両親と潮だけにしか自分を見せない計と、そんな計の幸せを願ってる三人の情景がキレイすぎて切なく…

5
PAGE TOP