石田惠美さんのレビュー一覧

最後の愛犬 小説

宮緒葵  石田惠美 

どんな世界でも2人で

最終巻。予想していたより明るいお話でした。

3巻もハラハラドキドキで忙しかった〜。
烈の日秋は俺のだ!誰も見るな!構うな!世界に2人だけでいいのに、それか2人で閉じこもって暮らしたい。なところが最後には成長してましたね。

アウグスティンの処遇には、う〜ん。な感じもしますが。日秋と烈や仲間たちが幸せならいいのかな?

パパの存在感も大きくて、パパの愛の深さと大きさ、息子を守るためな…

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許可してやるから 小説

千地イチ  石田惠美 

愛は与えても、押し付けるものではないんだな

うわわわ……表紙を開けた瞬間ビックリ!
口絵カラーのエロさよ……不意打ちの官能シーンに思わず時が止まりました。

絵の美麗さと局部のモザイクが、ああ……あんなにもあられもなく…(//∇//)\(//∇//)\
このチャレンジングな構図と作画をした石田先生を始め、この口絵にGOサインを出したショコラ文庫本さん、ナイスな決定です(笑)
おそろしいほどの色気と画面映えの圧がすごいイラストは…

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許可してやるから 小説

千地イチ  石田惠美 

「攻めの涙」にグッとくる。若手「顔だけ」年下俳優×硬派ヤクザ系マネージャー

先日発売の『小説 Chara-キャラ- Vol.53』で初めて拝読した、
千地イチ先生。
(「担当編集にテレパシーが通じない!」、笑いあり涙ありで
とても印象深かったです☺︎)

まず、リアル書店で購入予定の方、
口絵がとても…官能的ですので(モザイクかかってます)
カバーをかけていただくかどうかはご一考・ご注意を…!

石田惠美先生による濡れ感たっっっぷりの口絵、
強気硬派受…

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宮殿のような屋敷で僕の声を探している 小説

キトー  石田惠美 

重めのテーマを見事にロマンティックBLへ昇華した良作

体の自由を失っても、耳だけは聞こえていた攻め。周囲の人々の態度が次第に変わっていく中で、受けだけが彼を人間として、尊厳をもって扱い続ける。
体のコントロールを取り戻した攻めは、受けを見つけられないまま失意のうちに過ごす。再会までに約一年、物語の三分の一をかけて、二人は「会えそうで会えない」状態が続きます。再三ニアミスが続き、読んでいてじれったく、やきもきしつつも楽しい。

なんにでも食べ物に…

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氷帝は炎の翼に愛を知る 小説

中原一也  石田惠美 

強気な朱雀も絆される不器用さ

中原一也先生の既刊作品は拝読させて頂き、今作も作家買いさせて頂きました。

個人的、各項目5段階で
不器用 3
強気 3
独占欲 2
エロ 2
な感じだと思います。

蒼龍さん×燁怜さんのカプです。
因みに、口絵無し、挿絵6ページ分あります。

今作は帝の蒼龍さんと芸人の燁怜さんによる中華BLで、芸人と書いてあったので、一瞬お笑い芸人!?と思ってしまいましたが、そうではなく…

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『氷帝は炎の翼に愛を知る』 コミコミスタジオ特典ペーパー「心に翻る炎」 グッズ

火の鳥を見た

本品は『氷帝は炎の翼に愛を知る』の
コミコミスタジオ特典ペーパーです。

本編前日譚、
蒼龍が国境近くの討伐に参加した時のお話です。

他民族との戦で討伐に当たった蒼龍は
勝利を手にして都に帰る途中で立ち寄った都市で
「南の朱雀」として有名な芸能集団の舞台に
興味を惹かれます。

「南の朱雀」の舞台は火を操る演出で
不死鳥が蘇る様を踊りにした芸が有名で
わざわざ観光に来る…

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氷帝は炎の翼に愛を知る 小説

中原一也  石田惠美 

麗しの不死鳥を手に入れるために

今回は新皇帝と人気芸人のお話です。

新皇帝となった攻様の召還で芸を披露した受様が
後宮か壊れて政権争いに巻き込まれる顛末を収録。

半年前、先帝が崩御します。

正妃腹の第4皇子が皇太子でしたが
1年前に皇帝暗殺の咎で廃位されていた為
新帝即位はかなり揉めながらも
第5皇子の攻様が新皇帝となります。

この国では隣国との戦が続き
民の様々な不満回避のために娯楽に対して寛…

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氷帝は炎の翼に愛を知る 小説

中原一也  石田惠美 

朱雀

先生買い。カプの片方が火の鳥のように踊る方で、その描写は凄かったのですが、攻め受けにあまりシンクロしなかったので、萌にしました。個人的に一番印象に残ったのは、攻めの妃かも。本編250P弱+あとがき。

4つある人気の芸能集団のうちの一つ、「朱雀」が皇帝に呼ばれ踊りを披露したのですが、気に入られたのか、そのまま解放してもらえず、人気躍り手の燁怜は後宮にとどめられることになり・・・と続います。

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氷帝は炎の翼に愛を知る 小説

中原一也  石田惠美 

これまでの皇帝像とは違う面白さを知って欲しい

即位の背景に隠された陰謀。
権力の裏側に蔓延る欲深い謀略。
報われぬ想いが嫉妬と憎悪の感情に転化していく後宮事情。
手段のために利用される愛情なき親と子の関わり。

暗い背景に、きな臭い展開がずっしりと響くエモーショナルな世界観でした。
切なさや悲しさ、罪着せに暗殺…などなど、皇宮を取り巻くシリアスな重苦しさが物語のベースになっているのも、中華系のバッググラウンドとよく合っています。

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氷帝は炎の翼に愛を知る 小説

中原一也  石田惠美 

恋に無自覚、不器用な攻めが愛おしい...「翼」を求める二人の、中華×身分差ファンタジー

中原先生の新刊は、皇帝×踊り子の中華×身分差ファンタジー!
不器用な攻めと勝気受けとの交流・近づく距離に胸高鳴らせ、
渦巻く宮廷内の陰謀にドキドキハラハラしながら...の一気読みでした。

先生の、ちょっと抑えた硬質な文章がとても好きです。
シリアスに展開する物語の雰囲気にもとてもよく合っており、
躍動感溢れる踊りの描写も印象的でした(動きが目の前に見えるよう...すごい...)。

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