菅野彰さんのレビュー一覧

野蛮人との恋愛(3) ろくでなしとの恋愛 小説

菅野彰  やしきゆかり 

大好き&大切な作品

野蛮人との恋愛(3)とありますが、詳しくいうと、1が剣道部の大学生同士のカップル、と2&3がそのカップルの攻めの兄&受けの先輩のカップルの物語です。
私はこの2と3のカップルの物語が本当に本当に大好きで!
自分にとって、とても大切な物語です。

攻の守は剣道で日本一になったこともあり、剣道を愛してはいたものの、弟の方が本当は才能があると気付いてしまったが故に実家の道場を継がずに外科医になっ…

1

小さな君の、腕に抱かれて 小説

菅野彰  木下けい子 

年の差、年下攻

大学図書館司書の奏一は、ある朝目覚めたら裸でいた。そして自分の部屋には大学生の祐貴が。自分が何かをしたのでは、青ざめる奏一だが、祐貴は大人びた様子で、サラッとかわす。
8年前に出会っていた2人だが、奏一からしたら隣の部屋の子どもだった祐貴。でも祐貴はその頃から奏一に恋心を抱いていた。
自分に懐く小学生から、愛しい人へと変わっていく奏一の気持ちや、幼さを隠して大人びた雰囲気を出す祐貴を見ていると…

3

ドリアン・グレイの激しすぎる憂鬱 ご購入特典書き下ろしペーパー ドリアン・グレイはヒギンズになれるか グッズ

鎌倉の館にて

本品は『ドリアン・グレイの激しすぎる憂鬱』のフェア書店特典
ペーパーです。

本編後、白洲が宙人に服を作るお話です。

白洲絵一の筆名をもつ神代双葉は伊集院宙人を愛人としますが、
己の隣に置くには宙人の趣味は悪すぎます。そこで双葉は自身の
服を手掛ける浮島に、宙人を任せる事にします。

神代宅に呼ばれた浮島はイギリス映画に出て来そうな老人で、
黙々と宙人の体型を計り続けてメモを…

1

ドリアン・グレイの激しすぎる憂鬱 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

ある作家の完全犯罪について

今回は感性が独特過ぎる若手作家と
多数の文学賞を手中にするベストセラー作家のお話です。

攻様と一夜の過ちを犯してしまった受様が攻様の恋人に収まるまでと
攻様と恋人になってからの後日談短編を収録。

受様は現代文学者の中ではまだ若手と評される作家ですが、デビュー
以来、様々な文学賞を受賞し、現代文学の旗手と呼ばれています。

また若き日のヘルムート・バーガーと呼ばれる美貌の主で…

4

ドリアン・グレイの激しすぎる憂鬱 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

BL小説はこうじゃなくっちゃ!

シリーズのスピンオフですが、私は本作品が一番好きです。
(シリーズ未読の方にも楽しめる内容となっております)

受けがまず普通じゃないです。そこが良い!!!きちんと我があって、いかにもなイケメンなのに目立たないように擬態して、でもきちんと打算もできる大人な受けです。

そんな受けのテンポを崩す攻めの人間的面白さといったら最高です!!これまた自由奔放で、単なるイケメンには終わらないけれど謎…

4

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受けが強い三作品でした

パブリックスクールのSS目当てでしたが、他も面白かったです。


「毎日晴天!」

明信に甘えて手抜きの亭主関白が進行していた龍が、2人の関係を知りつつ知らないフリをしている達也に遠回しに言われた事に気が付いて、慌てて心を入れ替える話でした。
やはり明信は不満を溜めていたようで、早めに気が付いて良かったと思いました。強くなった明信が自分の笑顔の威力に気が付いてないのが可笑しかったです。…

1

ドリアン・グレイの激しすぎる憂鬱 小説

菅野彰  麻々原絵里依 

突破力

色悪作家シリーズのスピンオフ。読む人を選ぶと思うのですが、私自身がとっても好きなので、神にしました。なんと宇宙人小説家、宙人vs大吾の天敵、白洲絵一!楽しかった。絵一は「色悪作家と校正者の純潔」に出てくるし、宙人は「色悪作家と校正者の貞節」に出てきて、二人とも強烈な個性を輝かせていますので、是非色悪作家シリーズの方からお読みくださいませ!各種分からないところを、「わかんないけど、まいっか!」とさっ…

5

なんでも屋ナンデモアリ アンダードッグ 1 小説

菅野彰  麻生海 

動き出すのはこれから

 まだBLにはなっていない話。

 敦は父の死と共に、父が作ったリストランテを引き継いだけれど、お客さんがすっかり減り、閑古鳥が鳴いているありさまだった。
 潰れる直前のその店に、昼夜のコースを食べにくるちょっと変わった男。
 高額のワインを頼み、年間で三千万を使う男――
 けれど、一言も男と一言も会話をしたことはない。

 店の財政はどんどん悪くなっていき、いよいよ店を閉めようかと…

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さあ、今から担当替えです 毎日晴天!(14) 小説

菅野彰  二宮悦巳 

とんでもなく時間をかけて大人になる二人

 デビューして五年、今まで一度も編集長と会う機会を持たなかった雑誌「アシモフ」一の売れっ子作家、秀が呼び出しを受けた。
 そこで告げられたのは「君たち、今日から担当替えです」の一言。
 あっさりとそれを受け入れたように思える大河とは対照的に、闇の中に入ってしまったように見える秀。

 という話でした。
 今までとは対照的に、目覚めてしまった秀は大河へのラブコールを撒き散らしてるんだけど、…

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SF作家は担当編集者の夢を見るか? 毎日晴天!17 小説

菅野彰  二宮悦巳 

大河と秀の大人カップルのお話……

 今回は、大河と秀の大人カップルのお話……

 って、読んでる方にはよくわかると思うんですけど、この大人カップル、一番情緒的には子供だと思うので、そんなに大人な関係! というのはまったくなくて。(主に秀)
 それでも月日は流れて、真弓と勇太は20歳の成人式を迎えた。
 人よりゆっくり大人になっている秀がようやく周りに目を向け始めて、世界が“広がった”から、勇太が成人しても、思いの外、穏やか…

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