かわい有美子さんのレビュー一覧

星屑シトロン 小説

かわい有美子  小椋ムク 

正統派BL学園物語

話の流れというか、テンポがすごく世界観とマッチしてて、自分も物語と同様巡る季節を体感したような感覚になるんですよね。すごーく時間がゆったり流れてる感じ。高原にたつ自然が豊かな夏でも涼しい風の吹く場所が舞台だから日常を描いているのに日常を忘れるっていうか。
レビューは書いてないですが、前2作は勿論読んでいるのですが、私はこの学校が好きなんです。ここの生徒たちとか職員とかも含め総じて大好きなんです。…

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東方美人2 千年王国 小説

かわい有美子  ライトグラフII 

んー

萌えか中立かで迷いました。
面白いには面白いんだけど、どうしてもキャラ造型にモニョモニョします。
スパイがこんなに平和ボケ思考じゃ、あまりにアホすぎるような…。
残酷なことをしろとか言いたいわけじゃなくて、一定の冷たさは欲しいなと思いました。
先に共産国家の怖さみたいなものを示すエピソードを入れておくとかすれば、物語に緊張感が出たと思うんだけどな。
なんでこうもユルユルのリベラリストな性格にしたん…

1

東方美人 オリエンタル・ビューティー 小説

かわい有美子  小笠原宇紀 

完結してないんだよねぇ

冷戦まっただ中のベルリンでの、ロシアのスパイ同士の恋の話です。
よくもまあ、BLでこんなものを題材にしたもんだなぁと思います。
まだ完結してないので、今から手を出される方は気をつけてください。

スパイ小説としても迫力のある面白いものを期待したんですが、そっちは微妙でした。
かわいさんだから期待しすぎたのかな。もし他の人が書かれたものなら、そこまで期待しなかっただろうから、ガッカリもしなかっただろ…

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未成年。 小説

かわい有美子  金ひかる 

きゅううん

私なら伊集院を選ぶ!
たまらんですね、こういう魅力的な当て馬って。
もちろん攻めも素敵な男なんですが、どうしても失恋するほうに肩入れしてしまうのは仕方ないよね。
もし失恋するのが逆だったら、攻めのほうに肩入れした予感もする。

エロくない濡れ場がたまらなく好きです。みんなみんな必死なのが好き。
ほろ苦いような甘いような、四人の高校生の青春にキュンキュンしました。
まだまだ決着のつかない関係。この、…

2

星屑シトロン 小説

かわい有美子  小椋ムク 

学園ライフを楽しみました。

これまでのシリーズの中で、一番「学園生活!」って感じだったかな?
これといった事件もなく、普通の生活の中で、どうでも良いことを言い合ったり、つまんないことに関心を持ったり……、そんな当たり前の生活をじーっと覗いていたって気がします。

これ、漫画で読んだほうが断然面白かったかも!と思います。
わりとストーリーには関係ない無駄な会話が多くて、それが「日常」って空気を作っているのは確かなんです…

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疵 スキャンダル4 小説

かわい有美子  杜山まこ 

大団円

クリスマスプレゼントははたして渡せたのか!?
それだけが気にあっておりました、シリーズ最終巻。

ちゃんと渡せてたよぅ(涙)
しかもすごい全員がハッピーエンドという、
シリーズ3からは想像もできない、大団円。
こんなふうに収まることが可能だったのか!?
目からうろこです。

個人的には、2人ともクビでもなって、
地方で同棲でもしながら生活していくとか、
そんな悲しい話かと、か…

3

疵 スキャンダル4 小説

かわい有美子  杜山まこ 

男達は歩き続ける

ジェットコースター小説(?)だった、何でそこまでして出世にこだわるんだ!?という大蔵官僚の物語もこれでラストです。
散々に打ちのめされ、司馬とも距離が出来てとことん落ち込む桐原は、なおそれでも仕事を続け、
妻との確執で子供が傷付き、また自分も子供を愛するあまり一緒に泣く司馬。
いよいよラストは、どんな終着点がまっているのだろう?
作者さんは、彼等にどんな道をつけるのだろう?期待に満ちた4巻…

6

疵 スキャンダル3 小説

かわい有美子  杜山まこ 

すごいせつないフラグ!

茶鬼さんのレビューが気になって読み始めて、
ついに3巻までたどり着きました。

ううっ(涙)
話の端々に悲しい内容がちりばめられていて、
さらにラストも幸せになれるかのか!?
という感じで終わっております。

ここまで読むと、4巻が気になってしょうがない!!

桐原が1巻のころは感情のないキャラだったのに、
3巻目になると、人間らしさが生まれてきて、
彼の境遇がより悲しく切…

2

疵 スキャンダル 2 小説

かわい有美子  杜山まこ 

体をうって出世するとは!

BLの世界なればこそ、体をうって出世するのは男性なんですね。

1巻でお互いに大人のお付き合いを始めた2人でしたが、
受け君は出世のために、自分の体を売るという暴挙に!

読んだ人にはわかるのですが、断れない状況だったし、
これで出世の道も閉ざされたら、もはや受け君は生きていけないよね、
という、悲しい環境なんですよね。
でも、好きでもない相手の足にすがりつくさまは、
かなり衝撃…

2

いとし、いとしという心(2) 小説

かわい有美子  南田チュン 

高校生編が神すぎる

前作を超えてる二巻。
とくに高校生編の『ユキウサギ』が神でした。
どうしようもないほど切なくて、胸が締め付けられました。
やっとラブラブになれた『啼かぬ蛍が…』よりも、どうにもやるせない結末で別離を迎える高校生編がイイ。バッドエンド好きにはたまらんです。
一巻のレビューで私、「続編よりも高校生編が読みたい!」みたいなことを書いたんですが、それが見事に報われた感じ。
「片思い」っていうのは、醜さと美…

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