ナツギイチさんのレビュー一覧

怪物デリバーと愛しき日々 コミック

ナツギイチ 

No Title

なんとなく試し読みを読んでみたら、すっかり嵌ってしまった。

フードデリバリーのバイトに勤しむ大学生の律人は
ある日、常連客の仁坂と対面し、
料理を振舞ったことをきっかけに自宅に入り浸るように。

大柄で暗そうな第一印象を受けるものの、
口を開けば紳士的な言葉遣いや態度な仁坂のギャップがなんとも魅力的。

律人もまた優しい仁坂に惹かれてゆき、身体を重ねるようになりますが、
深く…

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怪物デリバーと愛しき日々 コミック

ナツギイチ 

怪物と人間が紡ぐ歪だけど優しい物語

【私は躾が悪くてね。これ以上待てが出来そうにない(仁坂)】

エロス度★★★★

おやおや。愛に飢えた大学生で〝怪物デリバー〟の異名を持つ絵本作家を好きになってしまうのがかわいいですね。

仁坂と律人が紡ぐ祝福の恋物語で、仁坂の浮世離れした独特なキャラや仁坂と律人の身長差・仁坂に対して愛しい気持ちが芽生えていく律人がツボで、愛を知らない仁坂と愛に飢えた律人の幸せでほのぼのとした時間がと…

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怪物デリバーと愛しき日々 コミック

ナツギイチ 

心震える、

フードデリバリーの配達員と客というだけの、何の接点もないふたり。
注文された食事を玄関先に届けたら顔を合わせることなく終わる、とっても無機質な関係だったけれど。
ある雨の日のトラブルをきっかけに、そのカタチが変わるところから始まるお話でした。

登場シーンのインパクトの強さだけではなく、知れば知るほど変わっているのがわかる仁坂。
大食いで、なぜか"温かい食事"にこだわ…

1

怪物デリバーと愛しき日々 コミック

ナツギイチ 

愛しき日々

攻めのデリバーさんの魂の救済のお話。
人物あるいは大切な何かを守ろうとして、傷つけたり傷ついたりする状況には陥ってしまいますが、嫌な人は誰ひとりとして出てきません。
それが余計に苦しく切なくて どうしようもないのだけど、そこ抜きにしてこの物語は成り立たない。
デリバーさんの人物像。一見して変人なのに他者を不快にさせない不思議な魅力があります。話し方は丁寧、ときどき不気味だけどキュートで、でも…

1

怪物デリバーと愛しき日々 コミック

ナツギイチ 

濃厚な人間心理 難解で重みのある一冊

仁坂×律人


難解で重みのある一冊。
全体の過程にはやや無理を感じた(個人的には)。


まったりと縮まる距離感の中で、

襲いかかる不穏さ、そして優しさ。

胸がズキンとしたのは、ラストの切ない展開。
最後に残る温かさが心に沁みる。

絆され合い、依存の匂いが漂う2人の関係性。

律人の愛は、仁坂を包み込む救済のようなもの。


「愛に飢えた」大学生・律人と…

5

この濁った世界で、ふたり コミック

ナツギイチ 

社会に疲れて

この先生の漫画の描き方などはなんだかさちも先生と腰乃先生をミックスしたような感覚がした。特にさちも先生寄りのような。
社畜黒髪受けくんがダメージ受けて弱り果てているところに、不思議くんてきな攻めくんが登場。蓋を開ければ攻めくんと受けくんに幼い頃繋がりがありそれに気づいた攻めくんが受けくんを自宅に連れ帰りあれやこれやと
絵のタッチが薄くはあるけれど逆に私は濃い方が読みにくく感じるので、先生の作品…

0

この濁った世界で、ふたり コミック

ナツギイチ 

濁った世界…?

ふたりが出会った場面は蘇芳の言動が怖いくらい謎で、疲れすぎて壊れ気味な誠示を甘やかしながら軟禁か…!?なんて激しい展開も覚悟したのだけどまったくそんなことはなく。
最初は良い人な部分しか見えなかったので、タイトルや表紙で見せている表情の意味がどんなところで明かされていくのか、楽しみに読み進めました。

でも…仕事環境やストレスのせいで精神的にボロボロになりなかなか素直になれない誠示を包みこん…

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この濁った世界で、ふたり コミック

ナツギイチ 

黒くて 白くて 薄かった

今年も気になる作家さまはすべからく読む

ってことで 前々からちょっと気になってた作家さまに 新刊だ~い の軽いノリで飛びついちゃったんですが

ふむ なんだろ?
文字のサイズが小さいのかな? 正直すんごい読みづらい
いや 文字数の多さもあるんだけど どうにも
背景が暗いからってのもあるのかな?黒が強すぎて 回想部分のフォント違いの文字が なんかの効果(言葉の強弱とか遠近感みたいなも…

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この濁った世界で、ふたり コミック

ナツギイチ 

ダークさが足りない

蘇芳×誠示

ナツギイチ先生の作品初めて読んだ。

小さくて長い顔、
あまり健康そうでないような細い体を持つ長身のキャラ。
繊細な特殊な雰囲気がある。

ミステリアスな美人攻め・蘇芳に、
簡単に絆されていく三白眼の社畜の平凡受け・誠示。

蘇芳の献身的な一途な愛に、
疲れすぎて弱さを無意識に見せる
誠示が救い出される過程や、
精神的な負債を抱える2人が乗り越えようとする…

3

ハッピーバース・ウィークリー コミック

ナツギイチ 

執着と依存と

幼い頃からずっと一緒で、最近付き合い始めた柊已と朔治。
柊已の誕生日までの2週間、一緒に暮らすことになったふたりの日々が描かれているのだけど、その日々は閉鎖的で歪んでいて…
両想いなのに微妙に気持ちが噛み合わない、そんなふたりにハラハラしてしまうところがたくさんありました。

朔治に対する柊已の愛はとても重たくて、ものすごく彼に執着しているのにそれを通り越して突き放してしまうところがあった…

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