佐伊さんのレビュー一覧

竜王の婚姻 小説

佐伊  小山田あみ 

想像の斜め上をいくおもしろさ

BLだとか、オメガバースだとか、そんな括りでは語れない壮大な物語。同じ世界に生きながら、富と栄誉を貪る者と貪り尽くされ蔑まれる者たち。最後に世界を救えるのは誰なのか?小山田あみ先生の麗しい表紙絵が、物語が進むにつれいろんな意味を持っていることに気づかされる。絶対紙本で出版して欲しい作品!

10

竜王の婚姻 小説

佐伊  小山田あみ 

読みでのある物語をお探しの皆様へ

世界観、宗教設定、地政学に政治、物凄く緻密に計算された舞台上で個性的・魅力的なキャラクター達がそれぞれの人生を生き抜きます。
しかも登場人物の数が多いのにきちんと書き分けられていて、モブであってモブじゃない!
物語の後半はもう、息を付く暇もなく引き込まれ巻き込まれ涙でぐしゃぐしゃになりながらも読むのを止められませんでした。
こんなに心揺さぶられ、時間を忘れて没頭できる物語にはなかなか出会えな…

10

竜王の婚姻 小説

佐伊  小山田あみ 

BLの枠に収まらない完成度の高い作品

物語は竜王の婚約者をめぐり様々な思惑の渦巻く世界で、主人公セナは否応なく渦中に飲み込まれていきます。世界が大きく変化する時代の潮目。登場人物に降りかかる困難や怒涛の展開にハラハラドキドキ、夢中になって読み進めてしまいます。そして、それぞれの過酷な運命と相手への深い愛に涙が出ます。

ネームドキャラが多いのは佐伊先生の作品の特徴かもしれません。主人公やその周辺だけの箱庭のような世界ではなく、そこ…

8

精霊を宿す国 青雷 小説

佐伊  吉茶 

作り込まれた世界観の長編ファンタジー!

主人公のオルガは物語の当初14歳と年相応もしくはそれ以上に幼いのですが、キリアスという半神に出会い、自身の出生の秘密を知り、様々な経験を通して国を守る神獣師へと成長していく様が見事です。
また、佐伊先生の作品はストーリーと恋愛の絡め方が素晴らしいと思います。最初は小さな想いだったものも、あの経験があったからこそ今、このキャラはこの境地に至っているのだと納得感があります。互いにぶつかり合い、困難を…

12

精霊を宿す国 青雷 小説

佐伊  吉茶 

この巻は準備運動だと思って!

この「青雷」は我慢我慢の一冊だと思います。かくいう私も登場人物の多さと人間関係と神獣師という設定に難儀して、何度も何度も冒頭の人物紹介に戻ってなかなか読み進められませんでした。

更に登場人物に共感出来なくて途中で断念するか…でも「黄金の星」買ってるし…と、途中で他の本に寄り道しながら何とか読み終わりました。

「黄金の星」まで読んでますが、こちらの「青雷」はこちらの世界観に慣れる練習だと…

9

精霊を宿す国 黄金の星 小説

佐伊  吉茶 

グッと面白くなってきた!

こちらの作品の存在は知らなかったので「青雷」を読んだ時は、登場人物の多さと設定の複雑さになかなか頭に入って来ずにとても苦労しました。

ですが前巻の終盤辺りからグッと面白くなって来て、「黄金の星」では「青雷」で腹立たしかった人物の裏側を知ると、彼等の苦しみとか悲しみとか覚悟を知りガラリと印象が変わって来るんです。
やっとこちらの世界観が理解出来て来たと思いました。

光蟲の神獣師であるイ…

15

精霊を宿す国 青雷 小説

佐伊  吉茶 

絶対読んで欲しい長編ファンタジー作品

大好きな作品の書籍化。
佐伊先生の生み出す魅力的な世界感が光る精霊と共に生きる国を舞台とした長編ファンタジー。
とにかく最後まで読んで欲しい。Webで出会った時の衝撃は未だに忘れられません。こんな凄い作品を書く方がいるのかと、なんで商業化してないんだと。読み終わった後にはこの作品の虜になっているはず。佐伊先生はどうしたらこんなにすごい作品が書けるのかと思うはずです。

世界観としては、基本…

17

竜王の婚姻 小説

佐伊  小山田あみ 

とにかく読んで欲しいです。

大好きな作家様の大好きな作品がついに商業化。
主人公セナは「惹香嚢」という臓器を生まれ持ってきていてそれを理由にレスキアという大国に男の身で嫁ぐことになります。
竜王のお相手を巡り物語は進んでいきますが、その過程と明かされる数々の真実から目が離せなくなります。
過酷な道を歩んできたセナが最後に行き着いた先に胸がいっぱいになること間違いなしです。
作り込まれた世界観に圧倒され、魅力溢れるキ…

10

竜王の婚姻 小説

佐伊  小山田あみ 

オメガバース 異種婚姻

小山田先生の絵は、表紙と口絵だけ。中の挿絵は無し。

分冊版1-6巻まで読了。
web連載ものの商業化。
完結しているのか知らないけれど、完結しているなら、
全巻一冊にまとめて販売するのが、読者への愛じゃないの?

各巻28頁ほどの短い小出し発刊って、どうなんだろう?
1-6巻まで同時発売なら、もうちょっと発刊スタイルを変えたらいいと思う。
売り上げ優先の商売が透けて見えるようで…

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