いちのさんのレビュー一覧

それでもシャッターの音は鳴る コミック

いちの 

きっと続けた者だけが出会えるのね

◆表題作
 個人的にはBL未満だと感じましたが、写真という芸術表現を介して繋がる3人の関係性が面白かったです。才能への嫉妬、そんな自分を客観視した時の虚無感。芸術分野に限らずどんな人間でも持っている感情。真面目な人間には到達できない領域。飛野の気持ちに共感する点は多々ありました。でも、真面目にやってきたからこそ得られるものも必ずあるはず。飛野の真摯な作品は光雄の心を動かしました。それに、才能に恵…

0

それでもシャッターの音は鳴る コミック

いちの 

余白から感じるものがいい

絵もストーリーもシンプルで読みやすかったです。太めの線、黒と白のコントラスト、奥行きのある構図が好みです。

□表題作
才能ある雅春への嫉妬/劣等感から閉じこもったような頑な態度で仕事をする飛野。
そこへ現れた光雄が明るく引き下がらず飛野のアシスタントとしてやっていく。
光雄もまた叔父である雅春の才能への嫉妬心に苛まれ、飛野にとっては共感するものがある。
2人が次第に理解し合いお互いを…

1

それでもシャッターの音は鳴る コミック

いちの 

独特の世界観に惹かれる

表題作+1作品収録。
どちらも独特の世界観があるお話で、めちゃくちゃ引き込まれました。
細かな心理描写があるわけではないんですが、
表情や仕草などからその場の空気感までもが伝わってきて、そのおかげでそれぞれの人物像をかなりはっきりと知ることができたんですよね。
これまであまり触れたことのない作風に心掴まれて、ただただ夢中で読んでしまいました。

表題作のふたりは性格や仕事に対する姿勢な…

0

それでもシャッターの音は鳴る コミック

いちの 

味わい深い良作

初めましての作家さんだったのですが、カバーイラストの色使いを見た時点で「あっ、好きかもしれない」と、ビビッとくるものがありました。
こちらのレーベルらしいといいますか、自由で個性的な絵柄と作風がなんとも味わい深くて素敵なのです。
BLというよりブロマンスの雰囲気がある、小さな劇場で上映されている知る人ぞ知るショートムービーを観たかのよう。
そんな感覚になりながら、見事に好みど真ん中をトンと突…

0

それでもシャッターの音は鳴る コミック

いちの 

人間ドラマ 同時収録のほうが圧倒的に素晴らしい!

同時収録のほうが圧倒的に素晴らしい!
出会えてよかったと思えるほどの神作!何度でも読み返したくなる! 


恋愛要素は一切なし。(エロももちろんない。)
でも男たちの深い関係性だからこそのBL?

初めていちの先生の作品を手に取った。
独特の絵柄がシンプルでありながら可愛らしい。


表題作『それでもシャッターの音は鳴る』ep.1〜10+描き下ろし
(萌〜萌々)

手の…

3
PAGE TOP