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良い意味で裏切られた

経歴諸々で、農業物にはちょっとうるさいわたくしですが。

読んでみたら、攻が料理人、受が農家ということで、どことなく栽培・収穫から料理までのイメージがあったけど、ほぼ料理漫画…!
しかも、ちゃんとレシピ付き。

ただし、珍しい野菜が多いので、代用品を使ってね☆
攻は受ラブラブだけど、受は奥手だし猫は邪魔するしで中々手が出せないよ。
でも、受が作った美味しい野菜の料理(愛の結晶)を紹介するぜ!

と、まぁ、こんな感じの話です。
攻視点が中心なので、こうなのですね。
ちょっと受視点もありますが、それは受と攻の出会い編、ってとこなので、大きく農業に触れているわけでもなく、色々な意味で自然なBL。
農業には煩いわよ~と目を光らせる必要はありませんでした(笑)

しいて残念とすれば、やはり今までと同様、設定が甘いこと。
私(料理人でも主婦でもない)でも知ってる野菜を、料理人が知らないとは…!とかね。

でも、ほわほわとできる漫画でした~

前作が…

なんとも評価が割れる作品のまとめだったので。
またも、同人誌はお気に入りもあるし!ってことで、エイヤー!!と購入。

こちらは好みでした♪

勉強のため、田舎の親戚を訪れることになった主人公。
そこには、得体のしれないゲイという噂のある従兄弟がいた。
その男に、勉強と称して子供のような遊びに連れまわされたりして、最初は怪しんでいた主人公が、だんだんと従兄弟に心を開き、コンプレックスもどうでもいいや、みたいな感じになっていくのが良かったです。
そして、やはり、従兄弟の正体が!
個人的には凄くツボでした。

という感じで、BLとしてのノリとシチュエーションはとても好みだったのですが、残念だったのは設定というか現実味が薄いとこですかね。
親戚と疎遠というわけでもなさそうなのに、従兄弟の正体を知らなかったり、正体が「それ」だとしても、夏休みそんな長期間取れないよ!とか。

前作でも感じましたが、設定力が課題の作家さんかも知れませんね。
って、ちょっと偉そうなこと言ってみたり(^^;

はてさて、どうなのか

同人誌の方では、何度か読んだことがある作家さん。
オリジナルはどうなのかな~?と手にとりました。

表題。
攻が受を好きで、だから世話を焼いてきていたというのは匂っていたので、そこは別にハッキリさせなくても、この作品では良かった。
でも、受が攻を好きになるのは、ちょっと唐突かな?とも思わなくもなく。
まぁ「理想が実は目の前に」な話なので、理想=愛でも良いのかな?

その他。
一つ一つが短いので、まとめて。
アンハッピーは、個人的にはあまりBLで読みたいとは思わないので、ちょっと…これで評価が下がったと言っても過言ではないです。
アンハッピーの内容にもよりますけどね、二作品とも(二作品になりますよね?)自分的にはあまりいただけないアンハッピーでしたので。
その他も、ちょっと不思議な世界。
BLとしては異色です。評価しづらいなー

ジワジワくる

最初読んだときは、ほぼ片想い的だった同棲男が出ていってしまって、新しい同居人と恋人になる話かー、話の展開も早いしありがちかなー。

くらいの感想だったのですが。

受が短髪で、可愛い系とかでも無いのになんか行動とかやってる事が可愛くて、攻がチャラそうなのに結構世話焼きで、っていうギャップにジワっとしてきて。
こんな健気な子、同じゲイなら惚れちゃうよね!と展開の速さなんてなんのそのとなり。
攻が「あれじゃ処女厨じゃないか!」と言い訳しつつ、処女に拘っているのが、ゲイ同志にしては珍しいので、微笑ましく感じてきてしまい。

結果、萌×2となってしまいました。

同時収録も、何度か読み返してみるのがお勧め、な読み方の作家さんですね。

リンクス、ギブンと読んで

このタイトルも、なんか見た事あるんだよなー?
とずっと引っかかってて。
まとめ買いに混ざってたので、読んでみたら。

確かに、読んでいた。

でも、恐ろしいくらい記憶に残って無かった、表題。

たぶん、生徒×先生にさほど興味が無いからというのが最大の理由ではあるのだろうけど。
生徒×先生のパターンとして、王道なんですよね、話が。
同じ生徒×先生でも高校生くらいだと結構バリエーションあるのに、なんで大学生ってこのパターンが多いのか。と思ってしまうくらい王道。
当て馬も、意外性が足りないというか…

個人的には、シメコロシノキの方が好きです。
雰囲気は。
でも、こちらもリンクス、ギブン的な分かり辛い話ですね~。
二人の関係がねじれてるというか、現在・過去・現在という話の構成のせいなのか。
もっとじっくり描いてほしいネタです。
惜しい、惜しいな~~ぁ

きっと恋になる コミック

かむ 

読む予定は無かったのだけど

実の兄弟の弟×兄があまり…なので、かむさんはpixivでチェックしている方ですが、こちらの本はスルーの予定でした。

でも、まとめ買いの中にあったのですねぇぇ。
買った以上、読まないと勿体ないので、読みました。
結果、自分が実の弟×兄物を好まない以上に、無いわーと思ってしまった。
弟の葛藤に対して、お兄ちゃん軽過ぎでしょ!?
キスやエッチに重きが無いとかいうレベルじゃないでしょ!?
同情じゃない、と言われても、じゃぁなんなんだ。
行き過ぎたブラコン?それで良いの!?

という。
中立にしたのは、自分が実の弟×兄を好まない、という目線を差し引いた分なんですが、この評価で正しいのか不安;

恋心オノマトペ コミック

かむ 

なんか惜しい

pixivで、他の作品をちら読みしてて、ちょっと良いかも?と思った時に、こちらの書籍化の話を聞いたので、あえてpixivでは読まずに購入。

ん~。悪くはないんですけど。
展開はいたって普通。
せっかく対照的な人生だった二人なのだから、もっと二人の違いを見せて、葛藤があっても良かったのでは、と思ってしまう盛り上がりの足りなさ。

あとは、アレですね。
自分が実際、苦学生(働いて入学金を貯めながら受験勉強して、入学後も学費貯めながら勉強)ってのを経験しているので、英人の苦学生ぶりはまだ甘いな~とか思ってしまった。
なので、イマイチ感情移入できなかった。ココかな。

7編の短編集

しかし。

作品の数はあれど!
バイト先・先生生徒・リーマン・同級生とシチュエーションは数あれど!
先輩×後輩・生徒×先生・年下攻等数あれど!

どれも大差ない、というのが正直な感想。
話は良く言えば王道、残念な良い方すれば、特出した設定があるわけでもなく、短編なので、それほど大きな事件が起こるわけでもない。
絵もすごく特徴があるわけでもないので、どことなくキャラが似たり寄ったり。
結果、全部読み終わっても、どれもあまり記憶に残らない、という結果に。
表紙絵は可愛いと思うのですが、残念。

3作品入ってます

正直、表題と他2作は分けてコミックスにして欲しかった…!
と思うくらい、表題と他2作のテイストが違います。

♦表題作
題名や表紙から想像していたよりは、ドロドロしてなかったです。
しかも、性玩具にされるまでの話が長く、性玩具にされてからの話はほぼ無いので、題名に偽り有!と思わなくもない。
また、祐輔がトモに手を出した理由は納得だけど、屋敷での祐輔の行動が?
必要な言動だとは思えない。
だって、精神崩壊を狙うわけでもなく、ロボトミー手術するのですから。
あと、屋敷の使用人の女性たちが…いや、そんな状況じゃないだろ!?です。

♦ぽちゃメン~
こちらは、コミカルな話です。
ぽちゃ男子がダイエットするぞ!→ぽちゃが好きな男子が「手伝ってやる!(痩せさせないぞ)」という、「ダイエット」を「彼女を作る」に変えれば王道な設定です。
ぽちゃ男子が可愛く、また阻止するイケメンが残念すぎて、良い♪
ただ、ライバル出現は唐突過ぎだし、エロ行程も「ぽちゃ、そう思ってるなら話に乗るなよ!」というストーリーの惜しいとこがちらほらと。

♦走れエロス
題名負け。そこまでエロくは無く、こちらもコミカルなノリです。
また「おねぇ攻♪」と喜んだのも束の間、おねぇの言葉使いが結構な頻度で男言葉になってて、あまりおねぇ攻って感じはしませんでした。
そしてこちらも、第3の男の出現が唐突です。伏線は…

3作品に共通して言えるのは、話がちょっと増長気味なのと、ライバル等の唐突さですかね。
表題だけなら「趣味じゃない」ですが、他2作は普通に楽しめたので、中立です。

やじるし コミック

はらだ 

色んな下衆がいるもので

下衆短編集。。。ってことで良いのでしょうか?

■やじるし
比較的王道な下衆ですね。
自分に好意を持つ相手を良いように使っている内に、自分がハマってしまうという。
王道すぎて、意外性も感じなければ、あまりゲスとも思わなかったくらいに感想が薄いです。

■ひきずる音
今回、一番好きな話です。
下衆というより、歪んだ愛情。
こういう歪みは好きです。攻と受、どちらが本当に依存しているのか…受視点でも読んでみたい話です。

■歪みはじめ
前作未読で、こちらはアンソロジーで既読です。
アンソロジーの時にも思いましたが、これは前作を読まないと、なんとも判断つきにくく。個人的には先生×生徒は美味しくいただけるのですが。

■痴漢されてる~
痴漢されてない方の愛情が歪んでなかったら、受攻はどっちなんだろう?と気にならずにはいられない、そんな自分は可愛い攻の方が好きな少数派。

■れいの男
こちらも王道、ですかね。
今までのはらだ作品的には、もう一捻り欲しかったところ。

■変愛~
変愛未読なので、これだけ読んでいると普通のBLだなぁと思ってしまう。
そんな自分が変なのでしょうか?

個人的に「やたもも」よりは楽しく読めましたが、でも萌たかというとちょっと微妙でした。
自分、はらださんの作風は合わないのかも知れませぬ・・・