恋咲くポタジェ

koisuru potager

恋咲くポタジェ
  • 電子専門
  • 非BL
  • 同人
  • R18
  • 神34
  • 萌×247
  • 萌30
  • 中立3
  • しゅみじゃない2

--

レビュー数
19
得点
451
評価数
116
平均
3.9 / 5
神率
29.3%
著者
見多ほむろ 

作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます

媒体
漫画(コミック)
出版社
KADOKAWA
レーベル
あすかコミックスCL-DX
発売日
価格
¥600(税抜)  
ISBN
9784041027806

あらすじ

カフェの残念店長・由井は農家のセツにくびったけ。なんとか振り向かせようと奮闘しているけれど…。バターナッツカボチャに花オクラ! ? お話に登場するおもしろ野菜料理のレシピ付き☆

表題作恋咲くポタジェ

由井 料理自慢のカフェ店長
田野畑セツ おもしろ野菜農家の青年

その他の収録作品

  • 9割ヘタレの残りの1割

レビュー投稿数19

生きていくための栄養がギュッと詰まってる

作者の前作が好きだったので
贔屓目でニヤニヤと表紙をめくりました。
それもあってか最初の数ページがなかなか進みません。

まあなんと、可愛いお話!
カップルの設定や展開などは珍しくないのだけれど、
コメディ要素たっぷりで、甘くてメロメロでも
人として生きていくための、大切な部分がちゃんと入っている。
そしてそれが複雑に描かれていないところも作品にぴったりです。

残念でも情けなくて悩んでも
はたから見たらどちらも太陽みたいなふたりだよなって。
細かいことを抜きにすると、キラキラな気持ちをくれる一冊です。
ぜひたくさんの人に読んでほしい。

レシピページに到達するたび意味もなくドッグイヤーしそうになった。
お料理はどれもおいしそう!

9

可愛くて微笑ましくてキュン

「ダメ犬の彼氏になる方法」からの逆読みで、
見多さん作品2冊目なんですが、
これもすっごく可愛くて微笑ましくてよかったです~!!
もう、見多ほむろさん、ツボに入りまくりです、
今日また古いの1冊買ってきちゃったw

こちらは「ダメ犬の~」よりも、
恋愛色がちょっと強めでキラキラしている印象でした~~☆
その分、可笑しさが若干弱めかな?
十分笑わせてもらいましたけど、あんまりギャグっぽくはなかったな。
どっちの要素が多めでも素敵なんですけどね。
(もう、見多さん作品の魅力にすっかりコロッといってますw)


一見余裕があって積極的に見えるイケメン、
カフェ店長の攻め(表紙左)は肝心なところでヘタレてしまうし、
そのカフェに野菜を卸している新米農家の受け(表紙右)は、
純粋すぎて恋に奥手って感じで、なかなか進展しない。
そんな2人の恋を、
攻めのカフェで働く地味めの店員が、
(味のあるモブ脇役! わざわざ「モブ」って書いてあるのが可笑しいw)
尻を叩きつつ、容赦なくツッコミを入れつつ、翻弄しつつ、
お話と恋の行方に面白さを出しています~

あ、いいところで登場して、動物アレルギーの攻めの邪魔をする、
ブサ猫たちもステキ脇役だったな。


好きな人を自分の作ったもので笑顔にさせたい、
困ってる時には力になってあげたい、
だけど、
今の自分じゃ力が足りなくて…でも、自分のできることからやってみる…
そんな2人がとってもキラキラしていて素敵です。

職種が違うふたりだけど、
お互いの存在が支えとヤル気になっているのも、
お互いに相手を眩しく想ってるのも、
素直に伝わってきて、すごくキュンときました。

トマトピーマン・バターナッツかぼちゃ・桑の実・花オクラ・セルリアック

そんなちょっと変わった野菜果物を使ったレシピまで付いていて、
頑張れば萌えだけじゃなくお腹も満たせるってのが、またニクイなぁ~~♪

食べることと仕事、どちらも生きていくのに不可欠だけど、
それを好きな人と一緒にできたら…その存在を活力に頑張れたら、
人生はもっとキラキラだな~~そんなことを改めて感じました。

エロさは少な目ですが、
ふたりの生活の中にHなことがちゃんと溶け込んでる描き方で、
そんなところもとても好きな1冊です。

7

由井ビジョンのセツ君にヤラレタ

何ですか、これは!!
すごく面白かった!!!
鼻息が荒くなったまま、戻らないくらいに神作品です。

以下の項目に当てはまる方は、この作品をフルに楽しめると思います。
① BLにえろすはなくていいと思っている
② ちょいちょい笑える作品が好き
③ BL作品購入の決め手は食べ物が出てきそうな気配
④ 猫を愛してやまない
⑤ 「なに食べ」のレシピを試したことがある

始まって4ページ目でもう大好きでした。
由井はイケメンなのに本当に残念すぎるほど残念でヘタレなところまで愛せるし、セツくんは素直で可愛いだけじゃなく、すごく苦労してきた子で守ってあげたくなるし、ひたすらモブ扱いを受けている三木も最高すぎて、文句のつけようがないです。
無理矢理一個文句をつけるなら、調理する人がマスクをするのは衛生上何もおかしくはないよ、ということくらいで、あとは何もかも萌えすぎた。好きすぎた。

笑って愛でるばかりではなくて、セツくんが農家を継ぐ過程の話が入るおかげでセツくんが農業にかける思いが並々ならぬことやセツくんにとっての由井の存在もしっかり伝わってきて、物語に奥行きが感じられたのも良かったです。
絵のクオリティも他の作品に比べて、この作品だけ群を抜いてませんか?もう何もかも好みでした。
レシピもセツくんが近所にいないので珍しい野菜は手に入りにくいよ、と思っていたら、ちゃんと代用できる手に入りやすい野菜も載っていました。カバー裏にもドライカレーのアレンジレシピがあったのでお見逃しなく。欲を言えばカバー裏は番外編的4コマが良かったけど、これもまた一興。

ふう、最高でした。薄いカバーをつけていましたが、これから何度も読み返したいので高い方のカバーにつけ直します。

6

丁寧で優しいストーリー

表紙に一目惚れして購入しました!
表紙が好きで買った時に、表紙と中のイラストがかなり違ってガッカリなんて経験もあるのですが、中の登場人物のかわいさたるや(#^.^#)
イラストが綺麗で好みで大満足でした。
ストーリーも、ゆっくり丁寧に進む照れ屋な二人の恋に終始胸きゅん☆☆☆
美味しそうなレシピもたくさん描かれていて、真似したくなりました!どれも美味しそう\(^^)/

2

野菜の「地産地消」と恋愛そしてレシピ付 

店長の由井x農家のセツ
ポタジェ(potager)/ジャルダン・ポタジェ(jardin potager):フランス語。
実用と観賞の両目的を兼ね備えた欧州伝統スタイルの家庭菜園のこと。
セツが由井を驚かせようと、珍しい野菜のポタジェガーデンをコッソリ庭に造っていた。

凄く綺麗な色どりの表紙のこの作品がHONTで紹介されていたので、興味を持ちました。可愛らしい物語でしかも料理の解説付、凄く嬉しい構成。

カフェの店長がセツの野菜無人販売所で野菜を購入する際につかったのは、お札折り紙の♥型。・・由井は、アピールすることにまめな人。
由井は猫に好かれるのに、猫アレルギーを持っている。
由井が愛する田野畑セツは、人付き合いが苦手、感激屋で涙もろくて、可愛い焼きもち焼き。

由井とカフェを運営する三木が、お店を紹介するブログ「残念店長ぶろぐ」を設営して以来、セツの野菜も、由井の店も来店が倍になる。

---
レシピ 5種
①トマトピーマンの肉詰め
②バターナッツカボチャのトルティーヤ
③桑の実のアイスクリーム、パンケーキ乗せ
④花オクラのねばとろ丼
⑤セルリアックのドライカレー

良い提案をさり気なくしている良い作品だと思いました。
有機農法にこだわって美味しい野菜や作物を作っても、作る人達=農家の皆さんが流通販売のノウハウや伝手を持っていないため、売れなくて頓挫することが多いらしいです。
この作品のように、地元のレストランやカフェで全部野菜を買い取ってもらう方法で相互扶助する形が、美味しいうちに食べる事ができるし、地産地消で一番良いと思います。

0

これは誰かに薦めたい!

私はインタビューなど、特集モノがある時だけ雑誌を買うタイプなのですが、このお話はそうして飛び飛びで読んでいたにも拘らず毎回面白くて、コミックスで通して読むのを楽しみにしていました。

まず初めに、表紙と中身にはいい意味でギャップがあります。優しい色合いのカラフルなカバーデザイン、好きですが、漫画の方が絵もスタイリッシュでとっつきやすく、キャラクターみんなの表情が可愛い。表紙で敬遠している方がいたらぜひ漫画を読んで…!と叫びたいです。

さて、肝心の中身を…。
攻めは、新鮮な野菜を使った創作メニューが売りのカフェ店長・由井。ひどい猫アレルギーなのに動物に好かれる体質。
受けは、そんな由井が惚れ込んだ変わり種野菜の作り手・セツ君。
丸々一冊この2人のお話です。

由井は、自分の料理を食べては「育てた野菜をこんなに美味しくしてくれるなんて」と幸せのあまり泣いてしまう、純なセツが大好き。どうにかこうにかアピールは続けているものの、肝心なところでヘタレなため、「男の人は好きですか?」なんて当たって砕けられるわけがない。

しかし一方のセツも、由井ために自宅の畑で珍しい野菜の研究をしていたりと、実は互いを大切に思っていたことが分かります。この場面で、“由井に喜んでほしかったから”と言うセツに「ほんとにそれだけ?」「それだけじゃないでしょ?」と迫る由井が最高にシビレました。結局いいところでセツ宅の猫にジャマされてしまう残念由井さんでしたが(笑)
と、ここまでが掴みの第1話。

はじめは展開が早く、2人が恋に落ちる過程が分かりづらいなと思いましたが、後々のストーリーや過去編でどんどんと外堀が埋まっていくので、読後の物足りなさや不明瞭感はありません。

一見わかりづらい恋心にも思えますが、親から継いだ畑を盛り返そうと懸命に努力を重ねたセツ、お客さんのために料理を作り続ける由井。2人の間には、野菜と真剣に向き合っている彼らにしかわからない、彼らだから惹かれ合うものがあるんだなぁと感じました。

エロはちょっと少なめ?最後の描き下ろしでは、9割ヘタレの由井店長がエッチの時に出す“残りの1割”の顔が見れます。「ほんとにそれだけ?」にヤラれた私としては大変美味しい逆壁ドン、ありがとうございました。

カフェの店員で由井店長のモブ友(笑)・三木くんの存在感もいい。何度も笑わせてもらいました。この調子で由井のお尻を(お店的にも恋愛的にも)叩いていてほしいですね。また本の紹介にもあるレシピは、真似するのは難しそうですがどれも美味しそう!

そして余談かもしれませんが…私は普段受け視点が好きなのですが(これ視点が攻めじゃなかったらならもっと好きなのに!と思うくらいには受け視点が好きです笑)、このお話は過去編を覗いてずっと攻めの由井視点だったのが、ストーリーとしてとても良かったです。同じお話でも、逆だったら好みじゃなかったかも知れません。そういう意味でも印象に残る作品でした。

レビューや評価が付いていなかったので、もっと読んでほしい!という思いから長々と書いてしまいました…
ヘタレ時々男前攻め×純粋内気健気受けが好きな方、疲れた時に心を温めたい方、少しでも気になったらぜひー!

10

久々にいいBL

お互いが恋心を抱く過程に違和感がなく、自然体の恋愛模様を楽しめました。
頼りない自分を情けなく思うのも、相手を突き放しちゃうのも好きな人が輝いていて愛しいからが故ですよね。うまうま。
作中の野菜は創作なのでしょうか?描き下ろしのレシピで「○○でも代用できるよ!」と書いているので、本来その野菜を使って料理するメニューなのかな?
料理とBL、一冊で二度おいしいです。私も常連さんになりたい!

あと、作中で由井さんがヘタレキャラ扱いだったのが気になったのですが、ちるちるの分類でヘタレと男前が両立していたのでこれなら…と(笑)
由井さんの照れどころは誰でも恥ずかしげなく言い放つのは難しいところでしょうし、それ以前の包容力や優しさからうかがえる男前さを考えたら、私個人としてはヘタレというほどヘタレ攻めではないと思います^^

あ、通称モブの三木くんもいいキャラしてますよwおすすめ!

7

良い意味で裏切られた

経歴諸々で、農業物にはちょっとうるさいわたくしですが。

読んでみたら、攻が料理人、受が農家ということで、どことなく栽培・収穫から料理までのイメージがあったけど、ほぼ料理漫画…!
しかも、ちゃんとレシピ付き。

ただし、珍しい野菜が多いので、代用品を使ってね☆
攻は受ラブラブだけど、受は奥手だし猫は邪魔するしで中々手が出せないよ。
でも、受が作った美味しい野菜の料理(愛の結晶)を紹介するぜ!

と、まぁ、こんな感じの話です。
攻視点が中心なので、こうなのですね。
ちょっと受視点もありますが、それは受と攻の出会い編、ってとこなので、大きく農業に触れているわけでもなく、色々な意味で自然なBL。
農業には煩いわよ~と目を光らせる必要はありませんでした(笑)

しいて残念とすれば、やはり今までと同様、設定が甘いこと。
私(料理人でも主婦でもない)でも知ってる野菜を、料理人が知らないとは…!とかね。

でも、ほわほわとできる漫画でした~

5

見多ほむろさんハズレなし…

先日著者さんの九州弁BL、『好みじゃなかと』を読んでハマり、未読既刊『ダメ犬の彼氏になる方法』を読んで再びツボにハマった見多ほむろさんの既刊です。
きゅん度で言えば、『好みじゃ〜』『ダメ犬の〜』のほうが上なんですが、ほのぼの可愛くて、これはこれでとても好きでした。

おしゃれカフェの店長である攻めは、変わった野菜を作っている農家の青年・受けが大好き。日々猛アピールを繰り返しているが、猫や店員やらに邪魔されてなかなか伝わらない。全然進展がないと思っていたが、受けの心の中にも恋の芽は順調に育っていたようで…。


1冊まるまる同じカプの話で、恋愛以外のいろんなエピソードや、変わった野菜や、レシピなんかも載っていて楽しい本でした。
イケメンなのに少々残念な攻めと、店員三木氏の遠慮のないやり取りも面白かった。結局三木氏は受けが好きだったのかな?
受けはもう本当にいい子で、野菜を喜んでもらえてにこっとするところでは、攻めと一緒にキュン死しそうになりました。

受けの素直で優しく、純粋なところが好きなんだとはわかるんですが、攻めが受けに惚れたきっかけがあったらよかったな。あと恋愛に移行するところがちょっと駆け足で、それは残念でした。

2

セツくんの野菜と由井さんの料理と、ときどきニャンコ

読みながら優しく温かい気持ちになれる作品です。
絵も丁寧で、スッキリしているので読みやすいです。

カフェ店長兼シェフ兼オーナーの由井さんと実家の農家を継いだセツくんがお付き合いするお話。

亡くなったお父様の営んでいた農業を継ぐため、会社を辞めて実家に戻ったセツくん。
農業の知識もほとんどなく、美味しい野菜が作ることが出来ないため、取引先がどんどん減っていきます。
人と距離を取るセツくんは相談する人もおらず悩んでいました。
そんなある日、由井さんのカフェでセツくんが作った野菜を使った料理を食べます。
セツくんは、由井さんの美味しい料理と「すげーうまんだよ!」って言葉に涙が溢れ、他の農家さんに頼れるようになります。
きっと、由井さんの料理を食べたことがきっかけだったのでしょうね。

いつからお互い好きになったのかわかりませんが、本編では初めから由井さんがセツくんにガンガンアプローチをしています(笑)
でも、いいところで猫に邪魔されることが多いです。ちなみに、由井さんは猫アレルギーです。
いつも、セツくんが作った野菜を活かすためにメニューを考えたり、カフェよりセツくんが気になってしまうくらい好きです。

セツくんも由井さんが好きなので、由井さんが好む珍しい野菜を集めた畑を自宅庭に作ったり、由井さんのために出来ない料理を頑張ります。

当て馬も事件や事故(小さいアクシデントはあり)などのトラブルもないですし、お互いが想い合っているので、最後まで安心して見守れます。

セツくんは笑顔がとても可愛いのですが、髪型が好みじゃないのです…すみません(汗)
由井さんはイケメンで超タイプ♡強引なのに恥ずかしがり屋の一面もあり、男前なのにヘタレです。

他にはカフェ定員で由井さんのモブ友 三木さんがかなりいいキャラです。
隠れ三木さんファンは多いんじゃないかな(笑)

セツくん大好きな由井さんと農業に真剣に取り組むセツくんのほんわかした恋。
大切な人に手料理を作りたくなります(私は全く料理が出来ませんが…)。
優しい気持ちになりたいときに、ぜひ読んでいただきたい作品です。

2

この作品が収納されている本棚

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