面白かった~!!!
ーーーそして同時に思った。
このスピード感が最初からあればな、と…。
1~4巻全体の感想として、
設定がおもしろくてグイグイ引き込まれる作りなのに、
話が前に進まなくて中弛みが否めなかったんですよね。
(特に3巻。話の無限ループで目が滑る…;)
(2巻が怒濤の展開だったので急ブレーキが辛かった)
んで、最終巻となる今作は、
謎やカラクリが一気に放出されてザクザク進みます。
やっぱりスピード感があると単純に面白い…!!!
(ゆっくりな展開=丁寧な描写とは限りませんからね)
評価が迷うところ。
個人的に今まで読んだ樋口美沙緒さん作品では
時に痛々しく、切なく、
どうしようもなく愛し合う姿に号泣してきたのですが、
正直4巻は涙が込み上げる切なさはなかったんですよね。
後述しますがBL的な観点でもにゃっとしたモノが残る;
でもファンタジー作品としては単純に面白かった。
特に2巻は衝撃が走って大興奮したのを覚えています。
1~2巻の面白さと相対評価で萌え寄りの萌え2かな(。_。)
さてさて。
4巻ではフロシフランの成り立ちから始まります。
知恵の神・ウルカ
慈愛の神・エラド
竜の加護で繁栄する王家
三者三様の『罪』がドドドっと描かれているのですね。
卑怯なやり方をしたのは王家。
国を守る為とはいえ人の道を外れた策略が不快だけど
理由を知ると、それもひとつの信念だったのだな、と。
知恵の神・ウルカは……、
3巻のあらすじにあった「王の激情が狂気と執着を孕む」
これが既にウルカの罪を差していました。
ウルカの加護を持つルストはウルカそのものなんですね。
これまで国よりも何よりもリオを優先してきたルスト。
私は(BLの正解として)単純に萌えポイントだったけど、
いかに浅はかだったか痛感しました(;ω;)
そして、慈愛の神・エラド。
誰にでも分け隔てなく満遍に愛情を与え、
疑いや憎しみといった負の感情を持たない。
神だからこそ通用しただけで人の世界で到底無理です。
殺さなきゃ愛しい人が殺される世界で、
「殺しはダメ」と言われも人の感情はそうはいきません。
守る為に傷つける。それが正しくなくても生きる為に…。
エラドは正しいけれど、人の世界では罪な感情なんです。
数百年前から続く縛りが判明し、
ウルカ・エラド・黒幕など当事者が登場して、
ルストやリオの想いが絡み合って展開していきます。
ウルカとエラドの物語は神話のようでグッときました。
そしてやっぱり神と人は一定の距離が必要だな…、と。
見てるモノが違う、考えが違う、能力が違う。
それが大きな歪みを生み、悲劇が起きてしまった。
ウルカ・エラド・王家。
何が正しいかが段々わからなくなるのがシンドイです。
単純に卑怯な王家だけ憎めたらどれだけ楽だったか…。
(それでも王家側がしたことは許されないけど!!!)
個人的に勧善懲悪でスッキリ!を好む傾向があるので
……うん。こういうのシンドイなぁって…。思ふ…。
とはいえ大団円ですからね!
未来も、国も、そこに暮らす人々も、天秤にかけながら
ルストとリオが何を選択しどんな道標を立てていくのか、
ワクワクしながらページをめくる手が止まりませんでした。
面白かった~~~~!!!!
んでワクワク楽しんで読み終えたあとにふと疑問が。
ウルカの神力を宿す者は、
ウルカの魂の影響でエラドの魂を愛してしまうのですね。
で、そのエラドの魂を持つのはリオなのです。
作中では使徒もウルカの神力を持っているので、
本能的にリオに好意を抱くと描かれていました。
ーーーということはルストも同じですよね?
ルストはウルカに一番近い存在なので影響が一番強い。
リオに執着する理由は話の流れ的にコレが原因???
とか考えたらちょっとモヤモヤしました。
最後の最後に細かいツッコミですみません。
黒幕がエラド(リオ)への愛を語るのを見て、
あれ?じゃあルストは?と思っちゃったんですよー;
うーん…、幸せそうに愛し合ってるからいいのかな。
(重箱の隅をつつくような感想で申し訳ない)
作家買いです。
沙野さんっぽくないタイトルだな~と思ったのですが、
あとがきでご本人が語られてたとおり『レア』でした。
というのも今作はコミカルなんですよ~。
勇者狩りにパーティー組んだらポンコツの集まりだった!
っていう異世界ラノベみたいな緩さと明るいテンポです。
沙野さんといえば、私の中ではシリアスや硬派。
でも今回は格好良さが感じられる作風のイメージが覆り、
どこか欠けてる部分がありつつ愛おしいポンコツ部隊…!
とっても新鮮でしたヾ(*´∀`*)ノ
(えええ~!?ホントに沙野さん!?って思ったけど、)
(触手が出てきた時に「あ、沙野さんだわ…」ってなる)
("っぽくないな"と思わせながら"っぽいな"と見せてくる手腕が好きw)
さてさて。
今回のお話は帯から引用させていただくと、
『全身全霊をかけてメイクラブしたいインキュバス×ツンツンな悪魔貴族。ポンコツパーティーは魔界を救えるのか!?』というお話です。(帯がそのままあらすじの役割果たしてた…)
受け:アルト
四大悪魔のものすごく強いお人なんですが、
見た目は成長が止まってしまい少年のまま(御年2千年以上)
貴族ゆえの高いプライドと容姿コンプレックスでツンツン棘だらけの性格です。
攻め:ラルゴ
生まれてまだ十数年という若輩者の下級悪魔・淫魔。
なのでアルトに比べたら力は弱いけど心根が強い男です。
アルトに一目惚れをして、アルト一直線に生きています。
魔王が勇者に襲われて幼児化してしまい魔界は大混乱。
勇者を捕まえて元に戻そう!と計画を立てるが、
討伐隊の人選は幼児化した魔王が行うことに…。
(幼児の我が儘&泣き落としでw)
そして選ばれたのは、
とても温和な戦士・泣き虫の獣人・淫魔。
アルトは役に立つとは思えないメンバーにウンザリしつつ、
尊敬する魔王の手前 断ることも出来なくてーーーー。
メンバーを途中で見捨てる気満々で旅が始まる物語です。
インキュバス攻め!きたーーー!!!
褐色肌にムキムキなガタイの淫魔っていうのが新鮮。
魔界年齢で言えばお子ちゃまっていうギャップ…!好き!
これだけ強そうな見た目をしていながらも、
下級悪魔なので儚く消えやすいというのもグッときました。
表紙から想像もつかないほど弱い存在なのですよ(;ω;)
でも力はなくても懐深さと一途さから強さを感じられて!
ものすごくカッコイイ人ではあるけれど、
情熱の根幹が『大好きなアルトと全身全霊かけてメイクラブしたい』っていうw
さすが淫魔攻めというだけあって、
命を与えるためのキスだけで何ページも使われてて
キスだけなのにエロくて(∩´///`∩)ウヒャー!!!でした///
もうね、人目を気にせずチュッチュッチュッチュしてて
そんなん萌えるしかないでしょ…好きぃ…(∩´////`∩)
受けはツンツンしてて性格悪めというか。
悪魔なのでそれが正しいっちゃー正しいけどうううーん。
単純に私の好みとは合いませんでした。最初は。
でもポンコツだけど優しいメンバーに囲まれて、
ラルゴに尽きることなく全身全霊愛されまくって、
ジワジワと変化していくのが可愛いかった!
tんkのサイズが小さいの気にしてるとこも好きw
内容は終始ゆるくコミカルなテンポで進み、
キャラクター達もポンコツさが愛らしく親しみやすく。
何を見せられてるんだ…?というシーンもありましたw
(主に戦士と獣人の子が被害にあってるwww)
深掘りしようと思えば
偶然か狙ってたのか幼い魔王の言葉が意味深で、
アルトの心が成長する物語でもあったなと思います。
けれど深く考えずにツッコまずにゆるく楽しむ!
頭空っぽにして面白さに心を委ねて読むのが良かった。
沙野さんっぽくないけど、っぽいような、、、
たまにはこういうのも良いですね~ヾ(*´∀`*)ノ
作家買いですヾ(*´∀`*)ノ
今作は既刊と比べると登場人物がシンプルに絞られて
1組のCPをじっくりと楽しめるタイプのお話でした♪
(もみチュパと比べるとホンットーーーにシンプル!)
(いや、もみチュパが多すぎるのか…?)
表紙からビシバシ感じていましたが、
イクヤス作品では新鮮なビジュアルの受けさんでした。
無表情でとてもクールな見た目に反して、
心の中では運命フラグ大好きな恋愛脳のギャップ…!
スン顔しながら内心ときめいてるからバグが発生…!
恋愛脳のくせに本命との恋愛フラグは悉くへし折っていく男ですヾ(*´∀`*)ノ
本気にならないように敢えて折ってるフラグですが、
折っても折っても折っても恋愛は進むからニヤニヤが止まりません////
攻めは彼女持ちのノンケで最初は「?」となったけど、
読み進めると"なるほどそういうことか!"とスッキリ。
折られっぱなしの恋愛フラグに振り回される攻めで面白かった~!!!
運命に拘りすぎてすれ違う両片思いがガッツリ楽しめました(∩´///`∩)
さてさて。
受け:花宮 (ゲイ)
クールビューティーな外見だけど、
実は恋愛脳で運命の恋愛フラグに滅法弱い男。
職場内で揉めた過去があり職場恋愛は絶対NO!
ゆえに職場内ではフラグを回避すべく男性との接触は出来る限り避けています。
攻め:瀬川 (ノンケ)
花宮の学生時代からの友人で世話焼き体質。
フラグ回避のために男を避けている花宮が、
何も気にせずに友人として付き合ってる唯一の男です。
花宮と瀬川の出会いは最悪で、
花宮が大好きな恋愛フラグも瀬川との間には存在しない。
恋愛対象にはならないと除外して友人関係を築いてます。
また、瀬川も瀬川でドノンケの彼女持ち。
女にモテたい願望が強く、スペック的にも女に困らず、
花宮とは純粋に友人として腐れ縁が続いている状態です。
ーーーーと、いうのは全部建前で。
どんどん暴かれていく本音にめちゃくちゃ萌えた~~!!!
(瀬川に惚れてるのミエミエな)花宮はともかく、
瀬川については最初「??」状態で読んでいたんですね。
ノンケという割に彼女より花宮にベッタリって感じだし、
いくら尻フェチだからって簡単に男の尻舐められる?
ノンケにしちゃ不自然だしご都合主義すぎないか…?
尻フェチだけでまとめるには無理があるぞ?ーーーと。
それがもぅね!!!
瀬川視点になると根本的なそもそも論になるのが好き!
(そもそも、本当に友人として見ているのか?)
(そもそも、本当に女にモテたい願望はあるのか?)
(そもそも、尻フェチだけで花宮に興奮したのか?)
出会いの場面まで遡る後悔にめちゃ萌えました(∩´///`∩)
花宮の方は、、、
瀬川が恋愛フラグを立てようとしてもへし折るんですが、
これ以上好きにならない為のセーブだったのかな?と…。
瀬川は友人、友人。瀬川は恋愛対象外。
そうやって自分に言い聞かせながらも、
瀬川好みに近づけるよう努力をしててキュンする///
クールな態度に反して健気なとこが良きーー!!!!
(といってもダダ漏れてるのでただの可愛い人なんですがw)
そしてこちらも恋愛脳と言う割に、
そんなにフラフラとチョロい行動は取らないのです。
恋愛フラグ立ちまくりの男が登場してもなびかない。
これって運命大好きな恋愛脳といえるのか…?
と疑問が湧いたところで瀬川の存在の大きさですよー!(∩´///`∩)ヒュウ
1話目で微妙に感じる違和感が少しずつ薄れて
合わないピースがガッチリハマる感覚が面白かったです!
健気属性大好きなのでニヤニヤキュンキュン楽しみました。
また瀬川が尻フェチなので
やたらと尻を攻めまくるのがとてもエッチでした/////
花宮も無自覚でエッチな子なのでエロエロしてます♡
早くもシリーズ5作目ですね。
続!の3巻、すっごい面白かったんですよ。
ニヤニヤニヤニヤしながら読んで、
ニヤニヤニヤニヤしすぎてほっぺゆるゆる。
私は 続!の2巻で辛口レビューをしておりまして(。_。)
面白いには面白いけど以前ほど…的なことを書きました。
んで今回、作中の言葉を引用させて頂いて…。
響:「最近思うんす」
「マンネリなんじゃないかって…」
累:「…わ」「分かる…ッ」
私:「それだーーーーーー!!!!!!!!」
あまりに附に落ちすぎて会話に混ざっちゃった。
私の中で2巻はイマイチ盛り上がらなかったのソレだ。
あーーースッキリした。原因がわかれば2巻も楽しめる。
というわけでマンネリ解消したひびるいと共に
私の萌えも回復出来て3巻はガッツリ楽しめました♡♡
面白かったーーーーー!!!ヾ(*´∀`*)人(*´∀`*)ノ
さてさて。
3巻はFC動画から始まり、
バラエティ番組の企画で職業体験をします。
ひびるいが実家に帰省するお話もあります。
2人で弾丸温泉旅行をするお話もあります。
ほぼほぼ2人一緒の時間やお仕事ばかりですっごく楽しい(∩´///`∩)
職業体験では……
響の意外な(?)一面が見えてニヤニヤニヤニヤしました。
ポツンと一人佇む『孤独の新條』でめっちゃ笑った!
いつもより表情が豊かで(※あくまで響基準)好きーー!!
番組仕立てなのでテロップでツッコミが入るのも面白かったです。
実家に帰省回もとても平和で和みました。
家族ぐるみのお付き合いというか、家族同然というか。
改めて見るとひびるいの関係ってホント濃密だなぁ…。
(累の言葉にマスクの下で嬉しそうな響がクソ可愛い)
(これだから年下攻めはよぉ~~~~/////スキ)
弾丸温泉旅行回!
これは何気にけっこう貴重だなと思いました。
芸能人というだけあって基本常に誰かしら一緒なので…。
(2人っきりって家の中ぐらいじゃないですか?)
それが行きも帰りも旅館の中もずっと2人!
車の運転も響がしていてすごく新鮮でした(∩´///`∩)
(マンネリ解消いいよいいよその調子!)
描き下ろしは温泉旅行のフラグ回収なんですよー!
やっぱりそれがなきゃね!っていうワクワク感と、
累の発想に困惑している響の構図が面白かったッ!!!
(立花累免許証を返納しようと悩む響www)
FC動画などのHRファン目線のシーンになると
なんかもうわかりみが過ぎて……ね………。
(推しの情報を相方から聞く価値とかさ仲良しアピしなくても伝わるほど自然と仲良しだなぁと実感した時の潤いとかさこっちに与えるモノの大きさが隕石級なんだよね…心臓爆発してウッ!!!だよホント推しがこの世に存在してくれてることが神に感謝だよありがとうありがとうありがとう(早口))
2巻で発生した同棲問題(?)も無事解消して、
平和で楽しくイチャラブな日々がたっぷり楽しめました♡
私の中のマンネリも解消されてドップリ浸ったーー!!!
めじろさんがQpaから本を出したーーー!!!
いやいや、ちょっと待って。
甘エロQpa×めじろさんの親和性めちゃ高いのに、
逆にどうして今まで本が出てなかったのか不思議ぞ…?
(むしろ遅すぎたのでは…?(。_。))
というわけで親和性が激盛り!甘々エロな1冊です♡
しっとりした水分量を感じるタイトルが表すように、
溺れそうなほどの汁ダク×甘々エロが堪能出来ました(∩´///`∩)
さてさて。
このお話はザックリ書くと両片思いのお話なんですが、
すれ違う原因に思いやりがすぎる優しさがあるんですね。
相手の心情を慮って自分の気持ちを押さずにスッと引く。
攻めも受けも同じ行動をとると・・・ね。進まないよね。
両想いまであと一歩ってとこまで進んでも肝心なところでぐぬぬ…もどかしい!
好きな人を大事に思うからこそ自分の身を引く。
個人的にそこにある愛は自己犠牲よりも…なんだろうな…
キャラクターの持つ優しさや温かさをフワッと感じました。
(めじろさんの作風が成せる技の相乗効果かもしれませんね)
そんな感じの両片思いだったんですが、
媚薬成分がある植物の蜜を誤ってクチに入れてしまい…。
抑えられないエロスが暴走して身体が先に繋がってね…。
攻め → 正気を失った好きな子を抱いてしまった(大反省)
受け → 男を抱かせてしまった…彼は被害者だ…(涙目)
となってしまって、お互い申し訳なさいっぱい。
そのせいでどんどんすれ違っていくのが切ないのですよ!
「責任」とか「俺の為に嘘を…」とか「同情」とか…!!
そうじゃない!そうじゃないよ!うわぁぁぁぁ。゚(゚´Д`゚)゚。
でもですねー。
両想い1歩手前ですれ違ってるような片思いなのでね!!
割とサクッと誤解が解けてラッブラブになりましてね!!
そこからがまぁぁぁぁぁぁぁぁ甘いッッッ!ゲロ甘最高!
長い長い片思いの反動が最高です♡
イチャイチャエロエロの天井知らずの甘さがタップリ。
(さすがエロ×ロマンス=エロスのQpaやで…)
(帯を見てエロスってそういう意味なんや?って思った)
ド甘々エロエロが大好物なら間違いなし。
汁多めが好きな人も間違いなしです…!
ちなみに紙本の修正はQpaのグシャ消しでした。
めじろさんだと紙本でも白抜きかなと覚悟してましたよー;
(といってもグシャでほぼかき消されてるので見えないけど)
(個人的に白抜きよりはマシかなぁ?と思ってる)
Qpa×めじろさんの親和性がバッチリ堪能できる1冊でした♡
評価は神寄りです。
お互い口下手すぎてすれ違いまくり両片思いが、
果たして恋人になったあとはどうなるんだろう…?
と考えながら楽しみに待機してましたヾ(*´∀`*)ノ
良い意味で前巻と変わらない空気感に
恋人になったあとの溺愛オブ溺愛が重なってラブーい♡
永遠ニヤニヤニヤニヤニヤニヤしながら読みました////
口下手の事故り感も上手く残しつつだから面白いんですよー!
んで恋人なのですれ違いっぱなしにはならず、
鉄馬が斜め上の発想をしても最終的に上手くまとまるw
恋人として成長していくのもすごーく良かったです…!
なんていうのか……
鉄馬が「溺愛ワンコ年下攻め」のポテンシャルが高くて。
デリカシーのない口下手は相変わらずで、
良い雰囲気をぶち壊すクラッシャーは健在なのですが…!
そんなん胸キュンしてまうやろ~~~!!!
と叫びたくなるようなポイントも様々あるんですよ。
みさきがとっても仕事が出来る先輩だから
追いつきたい・頼られたい・隣に立てる男になりたいとか。
「祐川みさきが隣にいたからです」ってすごい殺し文句よ。
そういうのをサラッと素でクチに出しちゃうとこが…クッ!!!
鉄馬がどんどん頼もしくなる反面、
みさきが弱いところを見せるようになったのも良きです!
仕事が出来て、頼るのが下手で、全部こなしちゃって。
心のHPが切れそうになって鉄馬に頼るがグッときました。
(みさきをめいっぱい甘やかす鉄馬の年下攻め感がスキィ…)
あと自分がしてほしいことを言えるようになったトコも!
NOもYESも鉄馬は耳を傾けてくれる。
(アホなのでNOを忘れて突き進むときもあるがw)
甘えたいみさき・頼られたい鉄馬の凹凸がピッタリなんですよねー!
そんなこんなで関係性が成長してるのを見守りつつ、
鉄馬のデリカシーないおバカ発言に笑いつつ、
(鉄馬語録出来るで…)
(「元気と精子を注入したい」がツボった)
(マジでクラッシャーなんだよ…面白い…)
イチャイチャラブラブがタップリ堪能出来て大満足です♡(∩´///`∩)♡
面白かったーーーーー!!!!
え…、表紙かっこよすぎませんか…?
(↑書影見る度に確認したくなる件)
上巻のレビューにも書きましたが、
現段階で作者さんのpixivアカで半分ぐらい読めます。
試し読みでテンションやノリが合えば是非…!
上下巻合わせたストーリーの感想です。
上巻の爆走青春コメディ!という感じのスピード感に、
下巻では胸キュンポイントも加わって面白かったです!
上巻表紙→攻め:祐司
男同士でワチャワチャ遊んでる時はアホっぽいけど、
時~~々無自覚に男前発言をサラッとするイケメンです。
友人である功一に好かれてることを知り、
正直逃げたいし考えたくないけど思わず絆され・・・
そうになりながら有耶無耶にして基本的に逃げの姿勢。
下巻表紙→受け:功一
超絶美形一家の中でも更に美形に生まれた超絶イケメン。
高校入学当初に祐司に救われた過去があります。
めちゃくちゃ祐司ラブ。祐司しか視界に入ってない。
祐司のコトが大好きな功一は、
毎日好き好きアピールしまくるのが可愛いです!
伝われー!の勢いでチラッチラ♡チラッチラ♡
ラブ光線は送れるのに直接告白できないいじらしさも良きです////
祐司は功一の片思いに気付いてなかったけれど、
想定外の愛の重さを知っちゃって戸惑っちゃうんですね。
戸惑いつつも功一のいじらしさが胸キュンに刺さってね。
ものすごく困ってるんです。
結果、見ない振り・臭い物に蓋状態で答えから逃げてね。
暴徒化する功一の愛に対して
祐司はどう答えをみつけていくのかーーーー!?
クセ強キャラの追いかけっこの攻防戦が楽しめました!
下巻になると功一のいじらしさが増し増しで
一途健気な面がキュキュキューーーンですよ(∩´///`∩)
告白出来ないけれど一生懸命想いを伝えようとする姿!
ホントにホントに祐司のことが好きなんだなぁ…って。
でも押せ押せ状態から一転、嫌われる怖さに直面してね。
功一は超絶美形で顔に自信はあるし、
祐司とはとても気が合う友人として仲良くやってきた。
男がアウトと言われない限りフラれる想定がなかった。
けれど祐司の本音を聞いてしまってーーー。
しょぼんと落ち込んで、
今度は功一が逃げ回るようになって、
追いかけっこが逆になる所に甘酸っぱさを感じました///
高校生BLのこういうところが堪らーーーーん!!!!!
ずっと答えを出すことから逃げていた祐司が、
ようやく功一の真剣さに向き合うところもグッときました。
そんでそんで!!!!
祐司なりの答えの出し方がもぅもぅ青春で悶えた~!!!
某炭酸飲料の青春CMにそのままほしいぐらい爽やかッ!
(功一、良かったねぇぇぇ!!!!)
あと個人的に祐司の弟が一番大人だったなーと。
下巻で祐司がグサッとくるセリフを吐くとこが好き。
(弟くんのスピンオフめっちゃ楽しみだーー!!!)
上巻のギャグ路線から下巻の爽やかさまで
幅広い側面で祐司と功一の恋愛模様が楽しめました♡
そんでしつこいぐらい書くけど、表紙がめちゃ好き!
(pixivのカラーイラストもカッコ良かった)
(あれも口絵カラーに入れて欲しかったな…)
評価は神寄りです。
特に下巻はラストに向かうにつれキュンキュンしっぱなし!
青春BL好きには堪りませんでした(∩´///`∩)
あーーー!!!!表紙かっこいいなぁもぅ!!!
(とりあえず叫びたい心の声)
気を取り直しまして。。。
書籍化楽しみにしておりましたヾ(*´∀`*)ノ
現段階情報で作者さんのpixivアカウントで読めます。
1巻ほぼ読めるので気になる方は是非。
(「上全」で検索すれば出てきますよー!)
ネタバレしないようにストーリーの感想は下巻にて。
上巻はネタバレなしの情報のみレビューします。
カテゴリとしてはラブコメディというか、
ハイテンションギャグ路線クセ強め系…?というか。
元気でアホな高校生のノリがわ~~~!っときます。
エロはないので攻め受けハッキリしてないけれど
帯やらpixiv情報で上巻表紙が攻め・下巻表紙が受け。
表紙は男の色気がムンムンですがエロはないです…!
大事なことなので2回言うけど、エロはないです…!
(↑膝から崩れ落ちた)
(↑バリンコ期待してた)
(↑表紙で半裸さらしておきながら…クッ)
ギャグ路線と書きましたが受けがとても一途なので、
胸キュンポイントは押さえられてると思います。
受けさんはいじらしいんですよー!。゚(゚´Д`゚)゚。
カラー絵は美麗!カッコイイ!って感じですが、
モノクロ絵はちょっと荒削りで好みが分れるかも…?
荒削りは勢いがあるストーリー展開には合っているかもしれません。
好きが暴徒化して追う!逃げる!の攻防戦。
高校生のワチャワチャや斜め上の展開が絡みつつも、
爽快スクールラブコメに昇華されて面白かったです!
元気いっぱいの高校生が動き回るBLでしたヾ(*´∀`*)ノ
以下、ストーリー感想(ネタバレあり)は下巻にて。
作家買いです。
作者さんの既刊では同棲シリーズが一番人気ですが、
本作はお話の系統が少し違うので地雷案件注意です。
明るい作風は健在なんだけど題材は仄暗くシットリめ…。
攻めが優しい青年だったことと、
受けのお兄さんの存在に救われたかな。
注意事項として、
【亡くなった父の友人にアレコレされる少年】
【家を助けるための金策に身を差し出す少年】
という設定が地雷の方は回れ右です。
(具体的に細部までは描かれてないですが、)
(おっさんに抱かれてる受けを攻めが目撃するとこはある)
(ちなみに、最終的には金策関係なく合意の上の行為です)
まぁまぁドロドロしたバックボーンはありますが
作風の持ち味もあってカラッと明るく読めちゃいます!
ちょっと嫌悪感でゾワっとしたコマもありましたが
個人的には身代わりセッにも萌えを感じる方なもんで…(;´///`∩)フフフ
歪な関係も含めて萌え2評価で!
さてさて。
主な登場人物は4人。
攻め:大
明るくて優しい青年です。
資格をいっぱいもってる器用貧乏ゆえに就職失敗。
地元で幼馴染兄弟が経営する旅館で雇って貰います。
受け:朔史郎 (朔)
憂いを帯びた色気がある健気美人って感じ…?
旅館を守る為に亡き父の友人・橳島に抱かれています。
幼い頃からずっと大に片思いしており苦しんでました。
亡き父の友人:橳島
独身。佳月&朔兄弟の父親が好きだったみたいです。
想い人の面影がある朔に淋しさを埋めてもらってーーー。
朔の兄:佳月
父が亡くなったあと必死で旅館を守るも、
橳島から振り込まれるお金(=弟が抱かれてる証)が辛い。
資金繰りの為に家出中です。
旅館を守るため・愛しい人が忘れられないため
淋しさを埋めるため・壊れそうな心を守るため
それぞれの弱さや優しさが交錯しながら展開していきます。
個人的に橳島はちょっとかなり気持ち悪かった。
朔とは精神的な部分で利害一致の関係だったようですが、
やっぱ手は出しちゃいかんでしょ…。大人なんだから…。
最初は性的なことしてなくても言い訳にならんと思ふ…。
でもですね。
朔も朔で橳島に支えられてた部分もあってね。
伝えられずに膨らむ片思いを!橳島で!発散してて…!
私は身代わりセッ…に萌えを感じるタイプなのでううう;
複雑!橳島気持ち悪いけど萌えるの複雑~~!(;///;)
そんで2人の歪さを知りながらも何も出来ない佳月の
怒りと無力感がなんとも言えない気持ちになるのです。
(過去回想シーンで、)
(怒ってる表情が見えなくて想像の余地が出るの…!)
(現在軸の佳月はカラッと明るくて頼もしい人なのに)
(回想の弱ってる時の佳月の表情が見えないのがズルイ)
ずっと歪なまま前にも後ろにも動けない関係が、
大が加わることによって大きく前に動くのが良かったです。
朔のことを知っても尚、理解しようと努める優しさが良い。
最初は未亡人風だった朔でしたが、
あれは後ろ暗い片思いを抱えすぎてたせいだったのかな。
大に全てを話したあとは明るくて可愛い受けに成長です!
(憂いを帯びた雰囲気がなくなって、)
(未亡人感は完全に消えてたので両想いパワーすごい)
設定が設定だったので
萌えて良いのか複雑な気分だけど嫌いじゃないので困る。
作家買い贔屓込みで萌え2かな。読後感も悪くないです。
以下余談ですが、
佳月の姓の件はどう解釈していいかわからない。
ちょっとモヤモヤが残ってる( ˘•ω•˘ ).。oஇ
あと兄弟の父親と橳島は友人以上の関係だったのか否か。
橳島の片思いだったのなら別のストーリーが生まれそう。
『忘れたくても忘れられなかった8年前の恋』(帯より)
高校時代にお付き合いしていたけれど、
攻めが海外に大学進学することになりすれ違って別れて。
それは "終わった恋"なのか、"今も続く恋"なのかーーー。
大人になっても出会った頃のまま、
純真で甘酸っぱさも感じるお話でした…! (;///;)
個人的に受けのキャラクターがとても好みです。
感情がそのまま表情に出る直情タイプなんですが、
喜怒哀楽がハッキリしているところが好感度◎!
冒頭は不憫に不憫が重なり、
踏んだり蹴ったりというか泣きっ面に蜂というか…;;
でも可哀想なのにキャラ立ちのせいか、ただ可愛いw
ちょっとコミカルな面をみせながらも
頑張り屋で人の為に泣いたり怒ったり出来る子で
スレてない感じがホッとさせてくれます。
攻めは立派なホテルを経営するエリート。
ゆえに普段は知的で大人な雰囲気を醸してるんですが、
受けの前だと普通に口が悪くてズケズケするギャップ!
ちょーっとだけ子供っぽくなるんですよね~!!!
受けは、大人になってもスレないまま。
攻めは、受けの前だとちょっと子供っぽくなる。
ゆえに発生するのが高校時代と変わらない甘酸っぱさ///
これがめーーーーーちゃくちゃ良かったです(∩´///`∩)
8年の時を経て高校時代の続きをしているような…ね!
お互いずっと好きなままの純真さが眩しい*。゚+
で!!!
攻めが立派になった裏には高校時代に受けと別れた過去が影響してるのですね。
「待ってて欲しい」の一言が言えなかったシーンは鼻の奥がツーンときました。
(直情型の受けはガンガン泣き顔見せてくるけど、)
(攻めの涙の魅せ方が切な萌えたんですよ(;///;))
(別れの回想シーンは何度読んでもキュンキュンする)
受けが知らないところで、
攻めは何気に人生捧げちゃってる重さが良かった…!
学生時代の言葉不足も若さゆえなので甘酸っぱくて!
タイトルにも入っている『ライラック』
こちらのキーアイテムもロマンチックで良かったです。
(攻めは現実主義っぽいのに意外と可愛いトコロあるv)
忘れられなかった恋がずっと繋がってて
お互いの想いの深さが感じられる物語でした。満足!