帯にも裏面にも「ちんこ貸せ」という文章が強調されていますが、その一文からは想像が出来ないほどのピュアラブありの作品です!
宮永(受け)は見た目からΩだとは思えないほどコワモテで愛想のない大学生。
そんな隣人である宮永に初めて会った時は、彼の見た目にかなりビビってしまった体育系αの晃太(攻め)。宮永をαだと勘違いし、なるべく避ける様にするが、宮永が実はΩだと知った上、体の関係になってしまう!宮永のフェルモンに翻弄されてしまう晃太だが、段々と惑わされている理由はフェルモンだけじゃない気がしてくる晃太・・・初めての体験に晃太が翻弄されていく姿に笑いが止まらない!そして、肝心な宮永の本心に胸キュン!
雨の日に捨て猫を拾うヤンキー系の受けが好きな人は是非この作品を読んださい!
独特な絵と「場所や時間関係なくどこででも寝落ちてしまう」という特殊な体質を持つため、ひとりでは何もできない受けという新しい設定に惹かれ購入しました。
今作品がチ点日子先生にとってデビュー作だと聞いてびっくりするほどの高クオリティです!
ほとんど植物状態な沙世(受け)。
体質のせいで常に眠たそうな雰囲気を発しているため、勘違いしそうですが、実はかなり男前。思っている事は、はっきりと言える健気な子です。
そんな沙世とは違い、孝己(攻め)は過去のトラウマや沙世に対しての歪んだ感情のせいで、何事も曖昧にしたいタイプのヘタレです。
しかし、沙世の事は何より大切にしたいという事が物語が進むにつれひしひしと伝わります。そして、沙世を大切に思うあまり、自分の「汚い」部分を必死に隠そうとする孝己に泣けてきます。
そんな二人は、性格も経験も『好き』の価値観も全く違いますが、お互いがお互いの側にいたいと強く思うことだけは一緒・・・そんな二人の関係性がどう変わっていくかが描かれる不思議なお話です。
こちらは、何度も読み返すほど大好きな作品なので、ディープな作品をお求めの方は是非読んで見てください!
『佐々木と宮野』のスピンオフ作品!
あの宮野くんも気になっていた佐々木の友人・平野と平野ルームメイトである後輩・鍵浦くんの関係性に迫る胸キュンBL(ボーイズライフ)♡
『佐々木と宮野』も大好きですが、個人的には『平野と鍵浦』の方が好きです・・・!
平野(先輩)
見た目ヤンキーなのに、実は面倒見が良く勉強もできる優しい先輩。
鍵浦(後輩)
平野のことが大好きなバスケ部所属の人懐っこい後輩。
お互いルームメイト以上に相手のことが大切だと理解しているものの、平野を誰かに取られたくないから彼と結婚したい鍵浦と鍵浦のことは自分に特別懐いてくれる弟のような可愛い後輩としてしか見ていない平野の間に起こる「好き」の差。
それでも、諦めたくない鍵浦にドキドキしてしまう平野・・・?
甘酸っぱい恋の攻防戦がここにて開幕♡
元作品である『シークレットxxx』の存在は読了後に知りました・・・
なので、元となる作品は未読のままのレビューです(´·ω·`)
微ネタバレ有りなので、苦手な方はお気をつけ下さい。
(物語の核心に迫る様なものはございません)
読了後真っ先に思ったのが、この二人だからこそ成立する愛の形だと強く思いました!
湊くん(受)は、過去のトラウマのせいで恋愛に対してとても臆病。対する静真くん(攻)は、愛する人のためであれば、自分の幸せよりも相手の幸せを尊重してしまう程愛が重い。下手くそだけど、静真くんを一途に愛してる湊くんとそんな湊くんを丸ごと愛してる静真くんだからこそ成立する、激重だけど幸せな愛の形だなと思わせてくれる素敵な作品です!
そして、問題の湊くん・・・
湊くんは、ムカつく程自分好みの受けです!
超セクシーで普段はツンツンしているのに、静真くんに対しては甘えてばかりの女王様!だからこそ、素直になれず悩んだり不安になってしまう可愛らしい一面がギャップすぎて、ハートを射抜かれました(´ཀ`)♡
こちらの『セラピーゲーム』は『セラピーゲームリスタート』に続きますので、ラブラブな湊くんと静真くんをもっと見たい人はおすすめです!
また、『セラピーゲームリスタート』は、『セラピーゲーム下』でも少し触れていますが、日本のLGBTQ+コミュニティが直面する問題や悩みも含みますので、その様な問題に対し二人がどう乗り越えて行くのかという内容も含みます。
多くの腐女子を『中華BL』というジャンルに沼らせたドラマ『陳情令』の原作『魔道祖師』である作者・墨香銅臭先生待望の3作品目。
全てを救えると信じ、全てをその手で失った「三界の笑い者」と、
降り注ぐ血の雨から、美しく咲く一輪の花を守るためだけに人を捨てた化物。
これは、そんな二人の残酷なほどに一途な愛の物語。
これから読む人のためになるべくネタバレを避けましたが、前情報無しで読書を楽しみたいという人はお気をつけ下さい。
*こちらのページにレビューを書いていますが、レビュアーは英訳版の5巻(全7巻中)まで読了していますので、『天官賜福1』より先の物語を知った上でレビューを書いています。
まず、ライトBLを「性描写が含まれない、もしくは無きに等しい」という解釈の場合、『天官賜福』はライトBLのジャンルに含まれます。しかし、小説としての内容は激重です。
なので下記の内容が苦手な人にはおすすめしません:
・グロ描写
・主人公以外のバッドエンド
次に、『天官賜福』はBLであり、作者の墨香銅臭先生は『愛』をメインテーマに物語を描いていますが、先生の前作である『魔道祖師』と同様ミステリー要素が含まれています。なので、「恋愛が本編」というよりは、「本編に恋愛が含まれている」という感覚になります。でも、安心して下さい。この小説は胸キュン製造機です。
また、ネタバレを避けるために何故とは言いませんが、【ネタバレ防止】不在のため読むことを諦めようと思っていても、とりあえず第七章を読み終えるまでは頑張って読み続けて下さい。
ここからは、小説の内容についてです。
才色兼備な謝憐は、元々仙楽国の太子であり、飛昇して神官になる前から多勢に仙楽国四つの宝の一つ・「太子殿下」として愛される存在であった。しかし、当の本人は地位にも名誉にも興味はなく、ただ純粋に衆生を救いたいと強く願っていた。
そんな「太子殿下」は、様々な伝説を残し飛昇したが、今となって人々の心に強く残った彼の印象は、崩壊寸前の仙楽国のために良かれと動いた結果、逆に仙楽国の息の根を止めてしまった愚か者としてのみ。二度飛昇を果たし、二度天界から追放された「三界の笑い者」と成り果てた謝憐は、追放された800年間、下界を彷徨い続けたのである・・・。
そして、物語は謝憐の三度目の飛昇から始まるのです。
主人公・謝憐(受)はマイペース&天然であるため、彼の目線で語られる物語にクスって笑ってしまう場面が幾つもある。また、謝憐は武神なので、美人なゴリラです。あと、本編には関係ありませんが、料理が下手すぎて、全ての料理が特級呪物並みという描写があります(三郎は全て完食しています)。
三郎(攻)は、ネタバレ製造機なので、性格の説明のみにします。
三郎は悪戯好きで、大切に思う謝憐には可愛く(ここ大事!)ちょっかいを出してしまう。しかし、謝憐以外には悪魔の様な上から目線の態度で、皮肉たっぷりの暴言を吐いたり、嘲笑いながらボコボコにする事が多いです。そんな悪魔の様な三郎はスパダリです。
読了後は心を抉り出された感覚になる純愛物語ではありますが、
是非全世界を虜にした『天官賜福』に一票を。
ん村先生は、デビュー作の「きぐるみくん」をpixivで拝見してから、ずっと作品を追っていますが、こちらの作品はん村先生の作品の中でもダントツで好きな作品です!
ライトBLなので、BL初心者におすすめの作品です(と言いつつ、エッなBLを読みすぎてライトなものに飢えてるBL亡者さんたちにもおすすめです笑)!
橋元(受)が鈍感なせいで、爆笑してしまうぐらいとんでもない勘違いをしてしまい、そのせいで様々なすれ違いが発生するのですが、ふとした瞬間にデキる上司こと白瀬(攻)のイケメン行動による胸キュン爆弾が投下されたりして・・・途中から笑いすぎて悶えているのか、胸キュンしすぎて悶えているのかわかりませんでした笑
この作品は2巻へと続くので、今後も二人の関係性の進展をのんびりと見守りたいと思います٩(ˊᗜˋ*)و