CRダメ人間さんのマイページ

萌×2作品

女性CRダメ人間さん

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シュール

前巻より更にエロに振り切った内容。ツッコミどころは山ほどあるのですが、ぶっ飛びエロ作品として面白かったです。

前巻から引っ張った事件については、かなりぶん投げた展開でアッサリ解決。この内容なら一冊に纏めにして欲しかった。
しかしあまりにぶっ飛んでいるので展開自体は逆に気にならないというか、面白かったです(法務副大臣が)。

その後の地下オークションの話も完全にエロの為に存在するストーリーで振り切れていて良かった。
ひたすらエロシーンなのですが、それがめちゃくちゃシュールで面白いです。
特にバイブの使い方が凄かった。笑いと共に関心してしまいました(こんなことで……)。

コメディ作品ではありませんが、エロと共に独特のシュールな笑いが付き纏う楽しい作品でした。

どうでもいいのですが、S奴隷はM奴隷の誤植ですかね???
前巻に比べると誤植は少ないと思いますが、もっとちゃんと確認してよ……という気持ちにはなりました。

No Title

アクション要素かなり強めでした(特に後半)。

相変わらずツッコミどころはあるのですが、BL的な映えシーンで本編中にしっかり盛り上がることが出来て良かったです。
めちゃくちゃ明確にBL的な萌どころがありました。獅郎から一狼へのキスシーンです。お別れのキス……? これで最後かもしれないと言うタイミングでのキスでエモいものがありました。
腐女子の色目で見ているのか実際にそういう設定かわかりませんが、獅郎はもう恋愛的な意味で一狼のことが好きとしか思えません。
一狼の片想い相手の千夏がシンプルに非の打ち所がない良い子なので、獅郎に勝ち目があるとは思えず、それもまた私の勝手な盛り上がり要素の一つになりました(作風的に千夏とどうこうなることは無さそうだが)。

事件の捜査についてはやはりツッコミどころが多いです。色々あるのですが、私はどうしても協力者が出てくる度に微妙な気持ちになってしまいます(重要なシーンが協力者越しだった)。千夏の警護などもそうですが、頼れる範囲が謎なんですよね……。

そして獅郎と一狼がチンピラたちから逃走する際、何台ものパトカーの横を弾痕だらけの車ですれ違ってしばらくジワりました。
終始そんな感じの緩さなのでサスペンスとしてはオススメ出来ませんが、ゆるふわBLとしては楽しいです。
個人的には早く事件解決してラブコメ展開に戻って欲しい。そんな気持ちで読んでいるので、事件やアクションシーンよりも冒頭のラブホで生活した五日間をもっとしっかり見たかったなと思ってしまいました(笑)

整体師とサラリーマン

整体師の岸辺と疲れたサラリーマン黒岩のお話。

良いところも沢山ありましたが、気になるところはかなり気になる作品でした。
良くも悪くも作中一番気になったのは攻め(整体師)の言動です。

一話目の攻めがとにかく最低で気持ち悪くて良かったです。
出会って直ぐの喋り方から距離の詰め方にドン引きしてしまったのですが、それを遥かに凌駕するトンデモない気持ち悪さを一話のうちに見せ付けてくれたので全てがぶっ飛びました(笑)

この一話目があったので施術中にエロい展開になった時も本性現したな程度の印象だったのですが(マッサージものあるある)、読み進めてしまうと攻めがこの段階で主人公に手を出したのは非常に残念だったなと思いました。
物凄い執着攻めの計画的犯行で(小学生時代からの執着)、身体だけ落としても意味が無いというようなことを後々語っているのですが、本編でやったことと泥酔させて既成事実を作るのとで何が違うのだろうと思ってしまいました。寧ろ施術中に手を出す方がよっぽど最悪だと思います。
一話目の施術も二話目最初の施術も整体師としての技術で主人公を唸らせていたので、仕事中はエロ抜きで頑張って欲しかったです。
そして主人公は主人公で施術中に手を出された後の思考回路がわりと理解不能でした(攻めのこと訴えても良いんだよ!!!)。

良いところも沢山ありました。

攻めの過去回想が良かったです。特に施術を受ける主人公を攻めが盗み見るシーン。本当にただ施術を受けているだけなのですが、攻めの性の芽生えとして描かれていたことで背徳的なエロさがありました。

主人公が攻めの正体を知った後の一連の流れも良かったです。特に主人公が「なんにもなれてないのに」と言うシーン。野球選手になることを約束したにも関わらず、夢やぶれてサラリーマンになっている虚しさというか……色々詰まっているセリフだなと思いました。
気付いた瞬間に攻めに会いに行った所も好感度高かったです。

エロ多めの作品ですが、一番エロいなと思ったのは酔いつぶれた主人公を自宅に届けた回でした。帰宅したと見せかけた攻めが主人公の自慰を玄関で盗み聞きしているシーン。最低で良かったです。全体的に背徳感のあるシーンが映えていたと思います。

続編

前回モヤモヤした部分を上手く補完してくれるストーリーでした。

タイトルがタイトルなのでラストまで付き合わずに引っ張るのかと思いましたが、一話目でサクッと付き合い始めます。

目黒の過去を絡ませる形で当て馬のような存在が登場、それをきっかけに秋野が自分の言動を見直します。
前回かなり秋野へのツッコミ不足を感じていたのですが、秋野が自分でツッコミを入れたことでかなりスッキリしました(それでもクズだとは思いますが)。

本作の秋野の行動は完全に自己満足でしかなく、元カノからしたら迷惑だと思います(笑)
しかし目黒の為にはなったので良かったです。秋野が自分をクソ野郎と認識した上でそれを改善する為に行動した事実を、目黒に分かる形で見せた事に意味があったと思います。

当て馬もまるで目黒に手を出そうとしているかのような描写でしたが、ただただ深く考えていないだけのような気もしました。
結局過去回想と電話口でしか登場せず、良い踏み台と言った感じのキャラでした。目黒が地元で悪い様に言われていないかだけ心配になりました(そんなことはなさそうだが)。

その後もサラサラと話が進んで行き、物語として面白かったかと言うと物足りなさがあるのですが、続編としては綺麗だったかなと思います。
一巻で匂わされていた目黒の過去と、秋野のクズさへのツッコミ不足感を補ってくれたので満足度は高いです。

No Title

オメガバースのラブコメ。
とにかくハッピーなストーリーで楽しく読むことが出来ました。

最初の即落ち二コマ的な展開で恋に落ちるスピード感が良かったです。オメガバースの運命というより完全に一目惚れ描写でした。

好みの問題ですが、職場でのトラブルは無い方が楽しめたと思います。かなり説明的だったことと、圧倒的な悪人キャラが出てきたことが少し残念でした。

二人ともお金持ちの箱入り息子設定でしたが、そこら辺の世界観はフワッとしていました。よく考えたらオメガバースの説明も無かった。
全体的にふわふわとした内容でしたが、二人の恋愛もほのぼのかつコミカルだったのであまり気になりませんでした。
終始微笑ましいカップルで可愛かったです。

クソガキ襲来

未成年の美少年を美少年好きのゲイが強制的に自宅に保護(完全にアウト)。
状況にツッコミどころがありすぎますが、面白かったです。

攻めが謎の美少年を保護。玄関で押し問答する二人を受けが目撃。この時の物凄い形相で近づいて来る受けが面白かったです。
あまりにも怒りを露わにしているところがケンカップルらしくて良かった(付き合ってない)。一応嫉妬で落ち込むシーンもありますが(可愛かった)、シュンとしているのは二ページくらいで、直ぐに持ち直してくれました。

付き合っていない二人ですが、嫉妬や好意を一切隠せておらず、相手にまでバレバレなところが良かったです。
素直になれず名前さえ呼ばずにいた二人でしたが、最後には名前を呼び合いしっかりハッピーエンド。

新キャラのクソガキは確かにクソガキでしたが悪人ではありません。掻き回しはしても当て馬にはならず、最終的に二人が面倒を見る近所のチビッ子みたいな立ち位置で良かったです。
結局このクソガキは大家さんの親戚で、前回同様に実質大家さんのアシストで付き合い始めた二人でした(笑)

バディコメディ

立場上敵対関係の二人が同じ目的を元に契約恋人になって事件を捜査するストーリー。
ミステリー要素は大きな事件を追いかける方式で、この巻だけでは解決しません。

全体的にコミカルでライトな読み心地でした。
ヤクザも公安もツッコミどろが多く、チープさを感じてしまったのですが、とにかくテンポ良く進んで行くので詰まることなく最後まで読むことが出来ました。

残念ながら本筋の事件部分で今後の展開にあまり期待出来ず、この設定ならもっと全力でコメディな内容の方が楽しめたかなと思います。

私はコメディ部分にラブコメらしさを感じてしまったので、そういう意味で面白かったです。
これが男女であれば、最終的に恋愛感情が生まれなくても、ラブコメミステリーとして紹介されるだろうなと思う内容でした。
目的の為に渋々恋人のフリをしているので、ケンカップルらしさもあると思います。
ヤクザの愛人設定もBL様式美だなと思ってしまいました(笑)

恋心策略【タテヨミ】 R18電子 コミック

Ma jeung ji 

同級生の再会もの

本編十話、外伝三話。タテヨミの短編作品です。

同窓会で八年ぶりに再会した高校の同級生、シオンとジェウ。ジェウはシオンに声をかけるも、シオンはジェウを覚えていなかった。恥ずかしさに泥酔したジェウは酔った勢いでシオンと一夜を過ごしてしてしまい……というお話。

シオンもジェウも可愛かったです。
同作家さんの『夜明け、雲、そして河』の二人がキャラクター属性的に好きな方は、こちらの二人も好きだと思います(ストーリーは全く異なります)。

攻めのシオンが結構癖のあるキャラで、わりとダメ人間です。ジェウを好きすぎて社会生活を放棄しているので、好き嫌いは別れるキャラクターだと思います。
想像以上に長期間の執着愛で、公式で腹黒タグもついていますが、致命的な行為はしていません。

受けのジェウは包容力のある苦労人。過去の行動でシオンを傷付けてしまいますが、基本的に善人。過去のことも理解出来る範囲だったかなと思います。
シオンの言動について同級生から指摘を受けた際に、速攻でシオン本人を問いただしたところが良かったです。変にウジウジし過ぎないのでノンストレスで読むことが出来ました。

結果的に両片想いだったところもハッピーで良かったです。
とはいえ二人の生活スタイルがかなり異なるので、本編完結時点ではやや心配が残る二人でした。
しかし、外伝でその後の甘々な様子を見られたので、まあ大丈夫そうかなと思うことが出来ました。
もしシオンが暴走してもジェウを傷付けることが無いとわかって良かったです。
シオンの監禁発言がめちゃくちゃ可愛かったです。

エロも濃厚で、即落ち二コマしているシーンがありました(笑)
色々と怒涛の展開……? で、終盤いきなり攻めの童貞が判明したりと、エロコメ的な面白さもある作品でした。