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神作品

女性umeairさん

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間違いなく名作

去年12月に発売されてすぐ買っていたのに、厚さに怯んで積読本になっていた、こちら…

どうして発売直後に読まなかったんだー!!と悔やまれますが、今少し時間に余裕のある時にじっくり読めて、逆に良かったのかもしれない。

小綱先生の「背中を預けるには」の大ファンですが、間違いなくそれに並ぶ大作・名作です。文句なし!の「神」。

たった今読み終わったばかりだけど、下巻はよーーーー!!!ってなってる。待ちきれない…なんでこんな気になるところで終わっているのー!!
もちろんニキアス大好きですが、褐色肌に炎の目をしたカイロスもまた、素晴らしく魅力的なんですよね…

最後のページの円陣蘭丸先生の挿絵が素晴らしすぎて、震えます(もちろん全てのイラストが言葉を失う美しさです。。)。

争いに勝利した英雄にのみ捧げられる果実、アンブロシア。誰か一人の神子のものには決してなれないその果実が人間の姿(受)になり、神子(攻)と愛し合ってしまったらー

いや、こんな数行にはとてもまとめきれないお話なんですが。

闘いの場へと旅立ったニキアスは、無事勝利してアンブロシアを得ることができるのか?

神も神子も容易には入れない泉に入り込んだカイロスに正体がバレてしまったアイはどうなるの!?(&アイはこのまま果実になることなく、人間の姿でいられるの??)

そしてメインカプ二人に巻き込まれた形でトリップしてしまった悠人は、元の世界へ戻れるのか?

も〜〜、上記↑のようなことはもちろん、いろんなことが気になってしまい、深夜なのに興奮状態で寝つけません…

下巻…はよ……!!!


魔王様視点の出会いと、夜の筋トレ

こちらのSS、シーモアさんの電子版にも収録されており読むことができました。
読み応えたっぷり、本編にはない攻めの魔王イーヴァル視点のお話です。

初めて出会った時の印象と、星誕祭で会った時の印象の違い、ジョシュアに惹かれていくまで…が書かれていて、これ、ぜひ本編の中で読みたかったな!と思いました。

そして絡まれると途端にガラが悪くなるジョシュアが面白いw

ジョシュアのお尻に触ろうとした不埒な男の手をパシッと「おしっぽ」ではたくハナ、可愛すぎ!本編のみずかね先生のイラストが素晴らしかったので、そのイラストで想像してニヤニヤしちゃいました。

その後の庭での夜の筋トレ、翌日ハナに「また筋トレしたの?」と聞かれる流れまで面白すぎて、満足度かなり高めのSSでした〜◎

めちゃくちゃ笑えるSS!!

こちら、コミコミさんの特典内容とのことですがシーモアさんの電子版にも収録されていました。

これは読まなきゃ損な内容!

シーリーンにすけべな相談をしていた…ともじもじ、恥ずかしそうに打ち明けた朱璃にやに下がった攻め様が、「実演してみて」と言ったら、まさかのーー!?

というお話です。

も〜〜オチに笑い転げちゃいました。2人の押し問答が目の前見えるようで、ニヤニヤが止まらない。

いろいろ挑戦はしたいけど、そっちは挑戦したい分けじゃなかったアータシュ、頑張ってみてもいいんじゃない?( ̄▽ ̄)
なんて意地悪なことを考えニヤついてしまう、楽しいSSでした◎

しなやかで強いツンツン黒髪受け様、大好きだよ〜!

面白かった〜!!
レビュータイトルどおり、うじうじしない、精神的に強い受け・朱璃が本当に魅力的で。わくわくしたり笑ったり、一冊丸々楽しませてもらいました◎

こちら、クロスノベルスさんのセールで小中先生の作品を見つけ、何作か一気に購入したうちの一冊です。

本当に小中大豆先生の作品には外れがないな…と、あらためてびっくり。
もちろん、キャラや物語の設定展開によって萌え度には差があるけれど、本当にどれも面白いよ〜!すごい。

今作の金髪碧眼褐色肌、の溺愛攻め様も素敵なんですが。
やっぱりなんといっても、受けの朱璃の魅力が炸裂してました。

初恋相手の皇太子の后となるべくして育てられ、自分でもそのつもりでほのかな恋心を抱いていたのに、「野蛮な国」と見下していた国の一回り年上の国王に身染められ、意に沿わぬ形で嫁ぐことになりー

と続くお話。

自らの恋が叶わず断ち切れぬ皇太子への想いは残りつつも、国と国の婚姻とはこういうものだ、と割り切って考えられる姿。

…もかっこいいんですが、

アータシュ(攻)の巨根を見て「よし、頑張ろう」と謎のやる気を見せて体を鍛え始めるシーンで、もう爆笑!ꉂ(๑˃▽˂๑)お、面白すぎる…

アータシュの臣下たちに嫌味を言われると、それを備忘録として紙にしたため内心(見てろよ。今に見返してやるからな)なんて思ってたりする。最高に心が強い受け様!

そして何よりも「いいな」と思ったのが、アータシュにいくら自分たちは「運命の番だ」と言われ、身体を繋げ快楽に溺れるようになっても、それで単純に「あなたが好きです」とはならないところ。

徐々に、でも確実に朱璃がアータシュに惹かれていく様子が丁寧に描かれていて、「運命」以外のところで心の絆が生まれていく様子に、最高に萌えました◎

その分、朱璃が襲われる事件の回収が少々駆け足気味に見えたのがちょっと残念には思えたけれど。。

ツンツン受け様が愛を素直に表現できるようになるまでのお話を堪能でき、満足度が高かったです✨

美しい作画にストーリー…神巻だった

最っ高の神新刊だった…!

高校の一大イベント、修学旅行編。
鹿と佇む寿の美しさよ……じゃのめ先生の作画の美しさ・神々しさがすごいです✨

余談だけど…真央の後ろに鹿がついてきて見上げてるコマ、可愛くてじーーっと見ちゃいました。二人のLINEに登場した、鹿ちゃんの黒々としたお鼻も可愛くて…動物好きの自分には、嬉しいおまけだった〜〜じゃのめ先生の描く動物も本当、可愛いです。

そして、仁×義一が推しカプの自分にとっては、義一に言われた一言がショックで修学旅行先にまで追いかけてきちゃう仁に萌えまくり!!
お互いの溺愛っぷりが伝わってきて、こっちまで幸せいっぱいになれる…ありがとう…

そして、4泊5日後、寮に戻ってやっとやっと二人きりになれた二人の、ベッドまで我慢できないえちが美しくてえちでもう、たまらなかった。

で、この巻、修学旅行がメインだと思うんですが、序盤は切ないパートなんですよね。真央が自分の家に寿を誘い、断られるシーン。

修学旅行編にもこのシーンが影響してくるんですが、旅行の幸せパートよりも個人的にはこの切ないパートが印象的で、胸に刺さりました。

真央の家族には会えない…と寿に言われショックを受けるものの、事情を聞いて納得し、そこから二人の未来に思いを馳せて不安になる真央。

それでも前向きに「成長したいな」って考える真央の強さが、もう、好き…!
しかも「二人で」乗り越えたい、と、二人一緒の未来を見据えているところがキラキラしてて素晴らしくて、応援したくなる。

この序盤があるからこそ、最後の最後の展開がまた効いてきて、泣けるんだよなあ…と思いました。

本当、最高に満足度と幸福度の高い新刊、じゃのめ先生ありがとうございます・:*+.

邸宅の「終わり」と一つの区切り

GWにシリーズ再読中です。

個人的には最新刊の4巻が神巻だと思っているのですが、こちらの3巻も「一つの区切り」の巻で、グッとくる。。4巻と同じくらい、この巻も、というよりシリーズ自体が神だなと勝手に納得。

住処と、仕事。この二つが大きな変化を迎える3巻。

久慈の友人真鍋の、「聴覚と嗅覚で この家を覚えてる」って言葉が印象的だったな…

本当、家の「匂い」って忘れないよなあ、友達の家を訪れた時のちょっと不思議に感じた匂いとか、いまだにおぼえてるもんなあ…と、ノスタルジックな気分に浸ったりしました。

その真鍋の帰宅後、吾妻が帰ってきて生み出す音の数々に、久慈が自然と耳を傾けている様子がなんとも良くて、表現しづらいんですが胸にじわっと来ました。

この巻では吾妻が翻訳学校に通い始め、翻訳の向こう側をちょっと覗き見できるのも楽しい!
「handsome」って女性に対しても使うんだー、とか、確かに「at the door」って短い言葉一つとっても「戸口」「ドア」「扉」、どの言葉を選ぶかで印象ってガラッと変わってしまうよなあ…奥深いよなあ…と、一つ一つが興味深くてのめり込んでしまいました。

何度も読み返しているけど、続けてまた4巻も読み返そうと思います。
本当、この空気感が大好き…

攻め様の献身と溺愛に溺れ、わくわくドキドキの展開に一気読み!

墨谷佐先生の3月の新刊『砂漠のアルファ王と純潔花嫁の政略結婚』が好きで他作品が気になり、読んでみたこちら。

うお〜!!先生があとがきでおっしゃっているように、「これぞ溺愛!恋愛もの!」。
ちょうど今自分が求めていた ”あまあま糖度高め” かつ、謎解き要素も含まれたストーリー展開にページをめくる手が止まらず、一気読みしてしまいました。
面白かった〜!

嫁いでいった(受けの)双子の妹の、謎の死の真相。そして王国に伝わる、幻の花にまつわる子守唄。
この↑サスペンス要素からして、もうわくわくドキドキ。

さらに、このお話の世界観では「同性同士の恋愛」「バースを超えた恋愛(違うバース同士の恋愛」が禁忌とされており、これがアルベルト× クリストフの恋愛の大きな障害となるんですね。

ここをどう乗り越えていくのか…!?というところも、物語の大きな見どころになっていて読み応えがありました。

妹の死の真相を暴こうと故国を捨て、単身、妹が嫁いだ宗主国へ乗り込むクリストフ。
で、そこで妹の遺した子・ジーと出会い…ってところで、いや、攻め&受けの妹の子を育てる展開、ちょっと萎えるな、、って正直思ったんですが、そんな単純な話じゃなく、この世界の禁忌に触れる大きな話へも繋がっている壮大なストーリーでした。

攻めの受けへの愛と献身、そして家族のために精神的強さを見せ、妹の死の真相を明らかにしようと奮闘する受け様の姿に、涙。

そして終盤の、二人に生まれた子供にアルベルト(攻)が付けた名前を見て、じんわり感動が広がって…おこちゃまの第二の性別が明らかにされないのが、良かった(薬の作用で、多分アルファなのかなと思いつつ)。性別が女の子なのも、なんとなく嬉しかったです。

溺愛あまあまだけじゃなく、サスペンスのような要素も混じった「濃い」内容に、大満足の一作でした〜!!

読み返すたびに泣いてしまう

久しぶりに読み返し、やっぱり素晴らしい作品だなあ…と再認識。
読むたびに一本の映画を観ているような感覚に陥る、大好きな作品です。まさに名作って言えるんじゃないかな。

色々心にズシンと来る(そして泣いてしまう)ので、読む時はちょっと覚悟を決めてというか、それなりの心の準備をして読んでます。

アーミッシュという人々の存在は知っていたけど、この作品で”ラムスプリンガ”という期間があることを知りました。
何かを得るために、永遠に手放さなければいけないものがあることが辛く悲しく、一応ハッピエンドーと言えるはずなのに、もの悲しさを引きずってしまう物語。。

作中のクロエの「愛は素晴らしい呪い」という言葉、そして最後のコマのテオの「愛してるよ…」の持つ意味が重い……

テオとオズ、二人がいついつまでも、どんなことがあっても二人で笑顔でいられますように( ; ; )

深まる大人の恋

シリーズ再読中です。

「おまえ俺のこと 好きなんじゃないの?」「ああ そうだよ」
この短い会話にとんでもなく萌え、胸撃ち抜かれる2巻でした。

上記のセリフとか、「ありがとう」って素直に言う久慈に、なんだか読んでるこっちの方が照れてしまうのはなぜ?色々言わせたがりの吾妻も可愛い。。

1巻では吾妻がアイスを食べてた印象だけど、この巻では吾妻が久慈の手伝いをやめた後、久慈が一人でアイスを食べるシーンがあるんですよね。ちょっとした久慈の表情や目線が、吾妻の面影を探してるのがいい。

もちろん寒空の下、サンダルで吾妻のところに駆けつけちゃう久慈も最高なんだけど、日常のなにげない風景に寂しさとか執着が垣間見えるのが好きです。

そして変わらず、合間合間の「翻訳小言」が「へえ〜!」ってなる豆知識いっぱいで、面白い!

「嵐が丘」に「赤毛のあん」、そして「ライ麦畑でつかまえて」ーー確かに、対凸のネーミングセンスがどれも秀逸…!と小さく感動したりした2巻でした。

If we had... 電子 コミック

ふじみらの 

青春の秘めた想いと、30年後まで繋がれてゆく関係

こちらKindleで拝読。なにげなく読んだんですが、とても切なく胸にグッとくる内容でした…!

クラスでゲイだと揶揄われ、それに対して真っ向から言い返していた蓮と、そんな蓮と親しくなった冬樹の物語。

のちに明かされる冬樹の気持ちに、思わず「ああ…」と声が出ました。親友にさえも打ち明けられなかった秘密、、

そして何より最高だったのが、息子に彼氏を紹介され、ゲイだと分かった時の冬樹の反応。切なくも暖かくて、じんわり胸に沁みてなんとも言えない気持ちになりました。こんなふうに言い切るまでには、彼の中でどれほどの葛藤があったんだろう、と考えさせられた、、

終盤、40代になった二人の様子も刺さる。ただの友人とは言えないけど、もちろん恋人でもない。深い深い二人の絆を見た気がしました。

表紙が学生時代の二人で、裏表紙が40代の二人になってるのも最高だった。。