藻とカレーさんのマイページ

萌作品

女性藻とカレーさん

レビュー数158

ポイント数1127

今年度23位

通算--位

  • 絞り込み
条件

指定なし

  • レビューした作品
  • 神作品
  • 萌×2作品
  • 萌作品
  • 中立作品
  • しゅみじゃない作品
  • 出版社別
  • レーベル別
  • 作品詳細
  • レビューした著者別
  • レビューした作画別
  • レビューしたイラスト別
  • レビューした原作別
  • レビューした声優別
媒体

指定なし

  • 指定なし
  • コミック
  • 小説
  • CD
  • DVD
  • ゲーム
  • 小冊子
  • GOODS
発売年月
月 ~
レビュー月
表示モード

165185 1 コミック

野良おばけ 

見た目と中身

お付き合い始めた2人の初々しい日々がゆっくり進む。一緒にいて心地いい、無言でいても落ち着くのはいいですね。
ルックスが良くて人気者の聖の性格が受け身で、誠がリードしてくれるのがうれしいというのが意外で。
地味な誠がデートプランを立てしっかり者なのがバランスいいですね。
2人の見た目のイメージとは逆の性格だと付き合い始めてわかり、それがお互い良いと思えるという。
他愛ない会話から相手のことをもっと知りたいと何度も思うくだりはちょっとこそばゆいかなと思いましたがそこがむずきゅんてやつですかね。

誠がダサいことをバカにされた時、言葉では自虐的なことを言い、心では「さっきの人たちに同情してるのか」「なんて高慢なんだろう」と思っていたのがやっぱりしっかりした人物造形なんだなと感じました。

あるBL漫画家さんのXの投稿で本作の感想として「身長差を表現するカメラワーク、キモのところでギューと近づいていく」と言われていてなるほど!となりました。
野良先生もその投稿をRPされて「カメラワークもこっそり頑張ったので嬉しい」と答えられていてすごいな〜と思いました。

そんな2人の視点が次巻ではもっと近づいていくんですかね。聖が誠の告白を受けた理由も明かされるのでしょうか。

先生が描かれるキャラは個性的ですが、鼻が長めなのかな。と今頃思いました。

タイトル通りではありますが

椿が下野が下野であるから好きなのはいいと思います。条件ではなく存在自体を肯定している。
でも下野が出ていくことに反対するのは下野が言うようにヤバい奴だなと。
下野の自立を認めずそばに置いておきたい。下野が自立したら自分の所に帰ってこないと椿は思っている。椿は自分を信じることができず下野に依存している。視野が狭いし思考が硬直気味だし。
下野がダメになっていく過程はそりゃそうなってもしょうがないなぁと思えて辛かったです。
そこから椿に求められ甘えることもできて自立を目指すのはよかったですが、高校時代の話がきつかった。もしかして…と思ったら下野が椿のバッシュを隠して自作自演していたという。ケロっとした顔して下野もヤバいじゃないですか。
そんな下野がようやく自立して晴れてお付き合いしてタイトル通り。
なんだか鬱屈した話が多くて萌えどころがなかったです。

ずっと青春

タイトル通りですね。
星朗が初っ端から思い込み激しく突っ走るドタバタ。
だから勘違いされても流されて心持っていかれて浮き足立っちゃう。
最初はなんとも思っていなかった相手でも憧れの存在ではあるし、接するうち神楽坂のことしか考えられなくなって恋に夢中な青春ですな〜。
その後、夏休みを満喫する2人なんかまさに今しかできない貴重な体験。
神楽坂も楽しんでいるけど影があってどういうことかと思ったら、コンプレックスからくる星朗を傷つけてやりたいというのが最初の動機だったんですね。
でもその劣等感の部分を星朗に認められたし好きになった。
ほろ苦い部分もあったけど、大きな事故もなくハピエンでよかったです。

お店や料理がステキ

最初は水と油だった2人がどうなるのかと思いましたが。
洋食店を建て直すために朝彦の再生が必要で、そのサポートを小松が果たすというストーリーがよかったです。
朝彦がやる気をなくしてしまった経緯、父親から料理のダメ出しをされた理由がわかってくる流れが、おお!そういうことだったのね〜とわかってくるのがおもしろい。
最初は嫌な奴にしか見えなかった小松に頼りがいが出てきたり、無気力だった朝彦が若さを取り戻したような自然なイキイキさがいい。
恋愛面ではあっさりくっついたなという印象でしたが、その前にお互い興味を惹かれる段階があったし、相手がいてくれたからこその再生なので盛り上がるのはわかります。

建物、内装がステキです。蝶子さんが愛情を持って守っているのがよくわかる。
伝統を守ることと老舗洋食店として継続していくことの具体的な話も納得。
料理がとても美味しそうでした。
毎作そうですが脇キャラがとてもいい。
阿部先生が描かれる派手めでおしゃれで芯の強い女性キャラ好きです。
堂山が山城に一目惚れするところは笑いました。

結婚式はいいですね

続編はケンカップルのらぶらぶお付き合い編かと期待するとたいてい違うんですよねw
ま、本作はタイトルで内容を示されているのでわかりますけれども。ご配慮ありがとうございます。
和気あいあいとしたケンカはそれほどなくシリアスな本気のケンカからのハピエンでした。

虎谷の兄がたまたま獅子倉をナンパして、たまたま病院で再会して、獅子倉がヒートになったので虎谷に連絡して…兄の当て馬役終了。
獅子倉がたまたま助けたおばあさんが虎谷の祖母で実家に挨拶に行った時にたまたま遭遇してアシストしてくれる。
兄の偶然はまぁそういうこともあるかと思いましたが、おばあさんの時は世界は狭いわねそうですわね特に漫画の世界ではねぇ〜とちょっと冷めてしまいました。
そのおかげで結婚へと話が進み、結婚式を開くことができてよかったです。あとがきで書かれていたように作者さまの熱意ですね。

とろける恋人 コミック

山田袋 

ダークファンタジー

先生作品初読みです。

□表題作
豆腐になるシーンからどういうこと? と不気味なんですけど、プヨプヨと景介のことがわかってきて。
プヨプヨの描かれ方がちょい怖〜と思いつつ、そんなプヨプヨを飼う景介のストーカーっぷりが十分怖くて、プヨプヨを飼うくらいの人だもんな〜と妙に納得してしまいました。
ラストのコマが怖かった。

□サーカスも夜半過ぎには
わかりやすい設定で、怖いのくるぞくるぞと身構えながら読みましたがそこは想定内でした。
結果ハピエンでよかったです。

□noisy jungle
SFっぽくてこのお話がいちばん好きでした。
アンドロイドが飼うペットが人間だとだんだんわかってくるのがぞぞぞとしましたが。
ユメオの目が見えにくくなっていく描写も怖かったです。

勘違いと偶然

先生作品初読みです。
BLで美形自信家負けず嫌いリーマンキャラって結構見ますね。
そんな吉岡が勘違いして豊田に迫るのはいいとして。その後、本気になってあれこれあってくっつくのもよしとして。
当て馬かと思った飯塚が同じBL小説を読んでいて2人のアシスト役だったのもよかった。
ただ、豊田がわざわざBL小説画面を開けたままの状態で2度も社内の人間に見られるって〜とツッコんでしまいました。しょっちゅう執筆しているからでしょうけども、ロック画面にもならずすぐに他人にしかも近しい人に見られるのが出来すぎよな〜となりました。
あと、社内で唐突にやっちゃったり、飯塚が寝ている横でするのもやりすぎ〜と引きました。
会社で2人の恋愛話ばかりで仕事している様子が見えなかったのも話全体が薄く感じた一因かと思います。

BLファンタジー短編集

にたこ先生初読みです。絵がきれい。好きです。

□表題作
ジョッシュの登場の仕方、唐突のちゅー、すぐに両思いになる、ジョッシュが実はハリウッドスター…BLファンタジーですね。
ジョッシュがスターとの設定も納得の美形っぷりに惚れ惚れします。
ちゅーの絵がとてもいい

□いたずらなクリームパイ
かずきのすんげー怖かった元ヤン姿がかっこよくておもしろい。
ピヨがかずきの名前を呼びながら1人でしているところをかずきが目撃する、かずきも以前からピヨが好きだった…こういう設定もBL的ファンタジーだなと思いました。

□甘ったれは犬も食わない
タイトル通り犬も食わないカップルのらぶらぶ話。

わかるけど

血のつながらない3人が不器用ながら家族になっていく。きれいごとではなく現実的にこんな家族があってもいいよね。が描かれているのはわかります。
父親候補の2人が過去に縁がありくっつくのが既定路線なのもわかります。くっつき方が唐突に感じたけどそれぞれ心理的に惹かれていたのもわかります。その描写もあったし。

だけど上巻冒頭からのモヤモヤが最後まで晴れなかったのはなぜかと考えると。
冒頭、誰が父親かとか子どもの前でする話かと疑問で、めぐるを大事にするように見えないんてすよね。いくら堕落家族論とは言え。
2人とも父親になる気はなく向いていない面倒くさいと思うのは本音でわかるけど、どちらかが父親になる前提の共同生活をするのなら、めぐるを大事に思ったり、父親になる覚悟や責任が必要だと密かに自覚する面を描いて頂ければ印象が違ったのではないかなと。
仙太郎は仙太郎なりにめぐるに向き合っていたし、藤馬は家族への不信感があるのはわかる。
でもなんだかなし崩しにくっついて、おばばの葬式の時にめぐると一緒にいるくらいならできると結局3人で家族をやるというのがそんな簡単なものですかねとなってしまって。

リリコがめぐるに話していたドバイが伏線で父親はあの人だったのでしょうか。
でもヤクザだし、血のつながりはそこまで重要じゃないから(DNA鑑定がダサいというのは口実ですかね)当時関係のあった2人を父親候補にしたんでしょうか。

「堕落家族論」だからこういう家族でもいいてことなんでしょうね。
それなら前提をもう少し堅い(納得感ある)価値観で押さえて、上辺はカジュアルに軽快なものにしたらしっくりきたのかなと感じます。
リリコはあんな人だけどめぐるへの愛情がちゃんとあったともう少ししっかり感じられたり、2人が父親になることの重要さを実感している描写、その肝の部分が押さえられていたら印象がまるで違ったと思います。導入(前提)から堕落家族論でしたもんね。
描かれていたのかもしれませんが私にはそう受け止められなかっただけかもしれません。
堕落家族論が形成されていくというより最初からそ
れありきでは〜となりました。
だからその後の諸々が入ってこない。

リリコ、おばば、仙太郎、藤馬…誰も6歳の子のことを真剣に考えていないのではと。上辺の堕落家族ありきではないかと。

表紙やイラストがファッション的(服装のことではなく)でとてもかっこつけているように見えて、そういうことか〜となりました。
見た目や形優先。
特に藤馬なんてルックスのよさだけでなく人間的魅力がもっとあるだろうと。他の面も見られればなぁと思いました。

同じようなことをくどくどすみません。なぜこんなにモヤモヤするのか書き出してみたかったものですから。

下巻は楽しくなりますかね

上巻のみの感想です。
絵がとてもきれいで読みやすいです。
ストーリー的には冒頭からずっとギスギスしているというか6歳の子の前でそんな話するかね〜という印象が強く。ま、そういう状況でそういう人たちだということなんでしょうけれども。
仙太郎はイライラしたりへこんだりばっかりだし、藤馬は悪ぶっていきがっているのがなんかさぶい(そういう設定ですかね)。顔はかっこいいのに。
仙太郎がめぐるのことを考えて言うことはわかるし、藤馬がきれいごとではない本音を言うのもわかる。
ま、急に家族をやれって言われてホームドラマするのも不自然ですけど。
でも、なんかずっと楽しくないんですよね。キャラも読んでいる私も。
ゴタゴタしながらもちょっとはスカッとする積み重ねがあまり感じられないというかそれよりイライラモヤモヤが強いというか。
もうちょっとかわいげとか笑いとかアホらしいところがあったら違うのでしょうか。
リリコのアホっぽさはただの自己中にしか見えないし。
表情が死んでいるめぐるがかわいく見えてきました。