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しいら先生とやや先生という、美味しい組み合わせに惹かれて購入です。
年上攻&やんちゃ受、年の差もの&先生×生徒ものでもあり、そこに料理というスパイスも加わり、絶対萌ツボをいっぱい刺激してくれるお話だと期待して読だだけに、『あれ⁉︎』と、想像とは違い過ぎて残念でした。
たまにしいら先生は、薄暗い不思議な作品を書かれるので、自分の趣向にあえば大当たりなんですけど…
今回の作品はそれとは違って、重すぎるお話という訳でも無く、かといってシリアスな面もあって…
でも、あり得ない展開過ぎるものだから、変に可笑しくてコメディ路線にも走っている印象も受けるし…
言葉で表現するには本当難しいお話でした。
B級グルメなる、B級BLなノリとでもいいましょうか?
ミステリアスな入りだったので、いつもの様に、しいらワールド突入な予感もしたんですけど⁉︎
シリアスもコメディーも混在し過ぎてしまった印象で、物語としても、恋愛ものとしても、いつもの重み&厚みある内容とは違っていました。
有名な美食家の阿達 (26歳)× 凄腕若き料理人 の創(18歳)
創は料理人としての腕前は若いながらも一流…けれど喧嘩早い性格から勤めても長続きしません。
お店をクビになったところを、美食家として有名人の阿達に拾われます。
創の才能に惚れたから、一流料理人の学校に行ってみないかと話を持ちかけられ⁉︎
そして紹介された料理学校は、世界料理人協会が主催する、海の上の豪華客船!
この協会の特殊設定がまず謎過ぎて理解不能でした(笑)
そして、授業は教官とマンツーマン方式!
現実離れし過ぎてはいるものの、まだここまでは、シチュが美味しそうだったので良かったんです⁉︎
理解不能な理由で、阿達に体の関係に持ち込まれ、最初は流石に反発的だった創。
流されて、絆されて、信じて待って、裏切られた感もあるのに、最終的には許しちゃって…。
恋愛感情の芽生えを全く感じないとはいいませんが、阿達の話術と性交渉で、創が流されてしまった印象にしかならなかったのが残念でした。
創は喜怒哀楽の激しい可愛らしいキャラ!
阿達は大人でやさいし好みなキャラではあるんですけど、内面はとてもせつない複雑なキャラでした。
彼の家族関係での立ち位置が微妙なのが原因かなと…。
彼のはっきりしない行動に結構イラっともさせられました。
創のお陰で、救われて、幸せになれそうなのは良かったなとは思うんですけど、全体的な流れを読んでいくと、素直には喜べない複雑な気持ちです(笑)
お話の元凶となった問題が解決されていれば、読み終えた後の印象も変わったのかもしれませんけど!
解決しないままなので、設定も内容もキャラも、私の中ではトンデモない状態での結末となってきまいました。
手元にないので読んではいませんけど、続編として、阿達の兄で世界調理人協会の会長 • 天がメンイのお話が出ているので、そちらを読めば謎な部分は解決されるのかもしれません。
微妙な分かりにくいレビューになってしまいました…すみません。
久しぶりに評価に困る作品でした。