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aimitsu yuuwaku jackalope
なんて可愛らしい!
受けさんのアルミラはジャッカロープというツノウサギなんですね。
これ、ワイオミング州などにいると言われている未確認生物なんですけれども、野ウサギに鹿の角が生えているという見た目なんです。
想像してみてくださいよ。もう、これだけで可愛らしいでしょう?
『乳が万能薬』なため、人間に酷い目にあわされ続けたため、このお話ではジャッカロープは『人間に擬態』出来る設定になっています。
アルミラも人間に騙され、日本まで連れてこられてあわや、ヤクザの組長の愛人にさせられるところだったものですから、人間に対しての警戒感が半端ない状態です。
しかし、それにもまして『ヤクザと見間違うほど凶悪な面構えの公務員』という、攻めの柴崎がとんでもなく可愛いんですっ!
子どもが泣くほどの怖い外見なのに、小心者だけれど優しく、ペットのウサギを溺愛するキャラクター。
この人の可愛らしさと言ったら……もう、もうっ!
お話は、柴崎が登山中に崖から足を踏み外して瀕死の重傷を負うところから始まります。
アルミラは大の人間嫌いなのですが、柴崎に着いている『ウサギの匂い』に反応して彼を悪い奴だと思えずに、ついつい自分の乳を与えて助けてしまうのです。
色々あって、冬の寒さが厳しい間、一緒に住むことになるのですが……
人間を信用しないアルミラがツンツンしても『ウサギ大好き』な柴崎はデロ甘。
それで、どんどんアルミラも柴崎に絆されていく訳ですよ。
同時にアルミラは、人間の生活に触れ(昼ドラで人間の恋愛模様を知っていく部分「いやいやアルミラ、それ普通じゃないから」と突っ込みつつ、かなり笑わせていただきました)外の世界に行きたくなっちゃったみたいなんですね。
でも、思う様に行かないのです。忖度が出来ないから。
そしてお約束の様に、もてないはずの柴崎に惹かれている女子が登場し、誤解が生まれます。
私、今まで鹿嶋さんに対して「登場人物を随分突き放した感じで書く人だなぁ」と思っていたんですね。「クールな人だなぁ……」って。また「それが面白い」とも思っていました。
今回のお話の手触りはかなり違う。
優しい。
そしてその優しさがすごく填っていました。
可愛らしくて、可笑しくて、2人のいじらしさにホロッとくるお話です。
蛇足
石田恵美画伯のイラストはとても美麗でした。
ただ、柴崎がイケメンすぎるのですよね。
文章から察するに、この20倍以上は凶悪な面なんだと思うのね。
『BLの限界』ってあるんだなぁ……と思った次第。
今回は小動物好きな強面の公務員と
密入国された珍獣ジャッカロープのお話です。
ヤクザのようだと言われる攻様が
人種を超えて受様を恋人にするまで。
攻様はしがない公務員ですが
切れ長の三白眼に鋭い眉と
酷薄そうにみえる薄い唇が相まって
道を歩けば職質されたり
ヤクザに勘違いされたりするほどの
凶悪な強面です。
そんな攻様は顔に似合わず
自宅で白毛に黒模様のうさぎ
豆福を飼うほどの小動物好きです。
絶好の行楽日和となったある日、
攻様は登山初心者むきの藻矢伊山に
登山に出かけます。
途中で可愛いリスを見つけた攻様は
撮影に夢中になって登山道をそれ
崖から落下してしまいます!!
攻様がやっと気づいた時には
身じろぎでも絶叫しそうなほど
身体が痛みます。
いよいよ目の前が暗くなってきた時
まるで攻様を窺うような
1匹のうさぎを見つけます。
その愛らしい姿は攻様に
しばしの間痛みを忘れさせますが
やがて意識を失った攻様が
次に目覚めたのは舌に
甘い液体が触れる感触でした。
攻様が目を開くと視界いっぱいに
金茶髪のイケメン青年がいました。
このイケメンこそが今回の受様です♪
攻様は山小屋か何かに寝ているらしく
受様は流暢な日本語で話しかけられ
身を起そうとしますが
強烈な眩暈と全身に感じる痛みに
叫び声を上げてしまいます。
受様はそんな攻様に向かって
着ていたTシャツをまくって
不本意そうに口を開きます。
俺のおっぱいミルク、ちゅーちゅーして
攻様は反射敵に目の前の乳首に
吸いついてしまいますが
なぜこんなことになっているのか
全くわかりません。
攻様を助けた受様はいったい何者!?
人間に変化できる珍獣ジャッカロープと
強面公務員の恋を描いたドタバタ
ラブコメディになります♪
なんと受様はジャッカロープと呼ばれる
うさぎに似た愛くるしい動物だったのです!!
ジャッカロープは
アメリカワイオミングに群れで暮らす
雌雄ともにあらゆる病や怪我を治す
万能薬となる乳が出る珍獣です。
人間達に捕えられないために
ジャッカロープは
人間に変化するようになりますが
受様は人間姿の時に運悪く
闇組織の人間につかまり
男色を好む日本人ヤクザに
売られてしまうのです。
何とか逃げ出して藻矢伊山にて
3度の四季を過ごしていましたが
攻様から仲間の匂いがした為に
攻様を助けてくれたのでした。
受様が仲間と思っていたのは
うさぎの豆福だった為に
怪我の治った攻様は
そのまま下山するのですが
豆福に病が見つかったことで
攻様は再び受様の助けを求めます。
攻様も塒にしていた山小屋を
撤去されてしまった事から
しばらく攻様の部屋に
身を寄せる事になるのです。
そうして始まった同居生活で
2人はお互いを意識していくという
大筋はわりとわかり易い展開ですが
人間とジャッカロープの間には
高い山や深い谷が存在して
2人の恋はすんなり進みません(笑)
動物が人化すると大抵のお話では
大失敗が多いのですが
本作の受様はいろいろな事を
しっかりこなすスーパーマンです♪
学習能力がとっても高くて
TVで人間生活を学んだり
うさぎカフェでバイトもします。
しかし本性は動物(!?)なので
雌のうさぎの発情期で発情して
攻様に宥められるのですが
攻様も当てられちゃって燃え上がり
2人は一線を越えちゃうのです♡
しかーし、
お互いの思いを確認しなかった事から
2人は徐々にすれ違っていくのです。
攻様が部下に頼られて合コンしたり
受様がヤクザに拉致られたり
攻様が救いに行ったり
2人の恋が実るまで
ハラハラ&ドキドキ、ワクワクで
とっても楽しかったです (^-^)/
鹿島さんのお話って
キャラが普通でない設定というか
突拍子もない展開が多いと思うのですが
伏線が上手に張られている為に
読み進むと当初の違和感が消えて
普通に思えてくるという
不思議な世界観があります。
今回の受様設定も
かなりトンデモ設定ですよね!?
攻様が強面ゆえに
残念な結果となるシーンの数々が
後半の大活劇の説得力を増してて
良かったです。
本作は全サSSペーパー企画対象です。
気になっている方は早めにご購入して
応募される事をおススメです (^o^)v
今回は人外ファンタジー繋がりで
月東湊さん『純情ウサギが恋したら』を
ご紹介作とします。
うさぎの人化イメージとしては
こちらのお話のほうがらしいかな♪
作家買い。
鹿嶋さんと言えばファンタジーものを多く描かれる作家さま、のイメージですが、今作品もファンタジーもの。タイトルにも使われている「ジャッカロープ」という未確認生物が主人公のお話です。
ネタバレ含んでいます。ご注意ください
主人公は公務員の柴崎。
彼はヤクザにも間違えられるほどの強面さん。が、そのビジュアルを裏切って、実は可愛いものが大好き。家では豆餅という名前のウサギを飼っている。
強面ゆえに恋人もおらず、カメラを買ったばかりの彼は山の写真を撮るために山へ登山に赴きます。そこで可愛いリスを見つけた彼は、リスに夢中になるあまり崖に気づかず崖から足を踏み外してしまうことに。
ピンチに陥った彼が見たのは、可愛らしいウサギ。が、ウサギが助けてくれるわけもなくそのまま滑落してしまう。けれど大けがを負った彼を助けてくれたもまた、そのウサギで―。
というお話。
じつは、柴崎が見たのはウサギではなくジャッカロープ。
さて、ジャッカロープとは。
ウサギのようなビジュアルに、立派な角が生えている。
人間の声真似が得意で、そして、
乳が万能薬。
という未確認生物です。
ポイントはここ。
「乳が万能薬」。
という事で、骨折までした柴崎に、このジャッカロープ(名はアルミラという)が、おっぱいを飲ませてくれるわけです。ウサギの姿のままではおっぱいは吸えないので、その時は人間の姿になります。
イケメンで、細マッチョなアルミラから、「俺のおっぱいミルク、ちゅーちゅーして」というセリフが飛び出し、そしてアルミラのtkbに吸い付く強面・柴崎の絵面はなかなかコミカルでもあり、シュールでもある。
アルミラは柴崎をヤクザだと思う理由は、柴崎が強面なだけに非ず。理由がきちんと存在しています。
そして、アルミラが、柴崎をヤクザだと思っていながらなお、柴崎を助け自分の乳を「俺のおっぱいミルク、ちゅーちゅーして」というセリフとともに飲ませる理由も。
基本的にコミカルな雰囲気で進む展開で、とにかくジャッカロープが主人公という事でアルミラの行動の一つ一つが笑いを誘い、でも、一生懸命で優しい彼にギュギュっと胸を鷲掴みにされました。
そして、柴崎も良い男なんです。
強面なだけで、凄く優しい。
そして、彼が強面だという設定が、最後の最後にきちんと生きてるのも非常に良かった。
そして、肝心のBL展開も。
人間とジャッカロープという異種間の恋だからなのか、とにかく彼らのモダモダ進む恋に萌えが滾りました。二人とも相手を想うがゆえにすれ違ったり勘違いしたり。
アルミラはウサギ(厳密には違いますが)なので、発情期がある。
その発情期という設定もフルに生かされていて、ページ数としてはさほど多くないのですが、鹿嶋さんに石田さんと言うゴールデンコンビであることもあってとにかくエロいです。まあ、表紙からしてかなりエロいんですけども。帯にがっつり書かれている「俺のおっぱいミルク、ちゅーちゅーして」という文句もあり、リアル書店で購入するにはややハードルが高いです。
(※ご存知の方もいらっしゃると思いますが、一応補足。石田要さんは石田惠美さんに名義を変えています)
展開としてはよくある設定というかごくごく王道の展開なのですが、キャラが魅力的で、細やかにまかれた伏線を回収しつつ進む展開で非常に面白かった。
基本的に痛い展開になることはないですし、アルミラのビジュアルがカッコ可愛いこともあって優しく温かなストーリーでした。
鹿嶋さんは割と俺さまな攻めさんを書かれるイメージがありますが、今作品の攻めさんはひたすら受けを大きな懐で包み込む優しい攻めさんでした。
評価で悩みましたが、とにかくキャラの設定が素晴らしかったこと、そしてウサギさんの可愛らしさにKOされたので、ちょっとおまけして神評価で。