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saishudensha
惹かれた相手がたまたま同性だったということ以外は、普通の会社員の日常に起こった等身大の恋愛ドラマなのでサラッと聴けます。
コロナ禍初年度の2019年発売の作品で、この後の数年間は「深夜まで会社に残って満員の最終電車で帰宅」というシチュエーション自体が完全消滅したので、実際の年月よりも遠い昔の作品のような錯覚を覚えました。
受けの夏目澄を演じた山下誠一郎さんがアフタートークでおっしゃっていたのですが、ご自身の演技プランと現場で求められたものが違っており、変更して演じられたそうです。
視聴してみた印象は、いかにも社畜になりそうな生真面目さと、おとなしそうな「普通さ」が出ていて現実味のあるキャラクターでした。
攻めの高塚智人さんが演じられた御木豊は「陰」と「陽」で言えば「陽」で、やや人たらし要素を持つ暑苦しめのグイグイ積極的な営業マンです。
この御木の、己の感情に素直で躊躇なく行動に移せる積極性がなければ2人は永遠に他人のままでしたし、何事においても消極的な夏目は人生の充実感を味わう機会を逃していたのではないかと思うのですが、
赤の他人だった泥酔御木を見捨てなかった善行が報われたことは、社畜まではいかずとも仕事に多くの時間を割かれて他人に関わる余力を失っている自分には響きました。
2人とも終始敬語で会話しており、ようやく姓ではなく名前で呼んだかと思ったら、また姓呼びに戻っていたりと、どこまでも「日本人会社員」といった感じで、設定があまりにも日常的すぎるせいで、そこいらへんの会社員を見てもBL脳が作動してしまいそうなトリガーをインプットした気持ちです(笑)
この無料聴いて衝撃でした。
即CDとコミックを購入しました。
凄く良い作品です。
また最終電車というテーマ
これ、実際に有りそうと思える内容。
なんて言っても、お互い純粋。
付き合っても、お互い敬語でさんづけ。
ここも他にはない凄い良かった点です。
キャスト買いです。コミックスは事前に読んでおりました。(山下さんの出演作はついつい追いかけてしまうこの頃です。)御木役の高塚さんのCDというのは、はじめて聴きましたが、御木の、実は生真面目な部分や爽やかな若者という雰囲気がよく出ていて素敵でした。内容はほぼ原作通りで、描写のためのセリフが少し加わったりはしてますが、コミックス片手に聞くのも良いかと思いました。
フリートークが巻末に10分程度あり、お二人の感想や、声優さん以外になりたかった職業のお話などが聞けます。高塚さんはもぐら好きで、飼育員になりたかったそうです。
リーマンなのに、すごい純な二人の、こそばゆいような物語と、お二人の楽しいトークで、とても大満足でした。
原作既読です。
夏目役の山下さんは最近よくBLCDでお見掛けするのですが、御木役の高塚さんがメインの作品は初めて聞きます。
お二人ともフレッシュな感じで初々しい社会人の2人をかわいく演じられてました。
恋に発展するまで、少し時間がかかりましたが、両想いと気づいてからはやきもち妬いちゃったりとかなり甘いです。
濡れ場は少な目ですが、ほぼ原作通りでかわいかったです。
会いたいけどすれ違ったり、会いたくて最終電車に乗るように待ってたりキュンキュンします。
原作好きな方にはおすすめです。