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ai to yokubou no romanesque
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
本シリーズは
理知的な狼男と魔女のハーフの優等生と
魔女と人間のハーフで半陰陽の問題児のお話です。
受様の妊娠疑惑が起こる中
窃盗団の学院の宝物の盗難を防ぎ
攻様の母方の実家の権力争いに
決着が着くまで。
都内でも指折りの名門校として知られる
聖グロリア学院は完全無欠な
エスカレーター制で卒業生は
政財界をはじめ各界で活躍していますが
グロリアへの入学を許されるのは
まず前提として「ヒトならざる存在」
すなわち魔族である事が大前提です。
吸血鬼の素質を継ぐと言われる「ヴァンパイア」
魔女の素質を継ぐと言う「ウィッチ」
狼男の素質を継ぐと言われる「ライカン」
それぞれの血は髪色と瞳に色濃く表れ
魔族は基本的に同種族としか交わらず
「純血種・サラブレット」が圧倒的ですが
まれに異種族の間に「雑種・ハイブリット」が
生まれる事があり
攻様はライカンの最大派閥・佐倉家の父と
ウィッチの名門・吉嶺家の母の火遊びの
結果として生まれた攻様は
能力が覚醒するまで冷遇されて育ちます。
しかし攻様は
それぞれの能力をハーフではなく
ダブルで継承したハイブリットとして
能力を磨いて緻密な計算の上で
完璧なエリート像を体現して見せるのです。
対して受様は人間の父と
ウィッチの最大派閥・椎名家出身の母が
駆け落ちの末に儲けた一粒種でしたが
母の死で椎名家に引き取られ
雄体の半陰陽だと判明したことから
受様の祖母は母の裏切りの代償として
受様に有力な家筋との婚姻を強要します。
似た環境に生まれながらも
全く違う環境で育った2人でしたが
衝突しながらも惹かれ合い
婚約者という関係になります。
夏休みを終えて新学期の初日、
ここ数か月で頻発している
美術品や宝飾品を狙う窃盗団に
神戸にあるグロリアの姉妹校プレシャスの
宝物庫の貴重なお宝が盗まれたという
窃盗事件で学院内もピリピリでした。
というのも次に狙いは
おそらくグロリアの宝物庫だろう
と学院関係者は見ているのです。
そんな中、
受様の妊娠疑惑が学院中に広がり
吉嶺本家の血を引く攻様の従兄弟が
グロリアに現れて攻様の対抗する
行動を起こします。
攻様は吉嶺本家兄弟を抑えて
窃盗団を捕獲できるのか!?
受様の妊娠騒動の結末とは!?
本シリーズは
魔族の通うグロリア学院にて
狼男と魔女のハーフの攻様と
魔女と人間のハーフで半陰陽の受様が
一族の罠と干渉とちょっかいを乗り超えて
愛を育てていくシリーズです♪
本作カプのお話としては4冊目、
他カプのスピンオフ4冊出ているので
通算8作目でシリーズ完結巻となります。
シリーズ途中で絵師さんのトラブル関係で
シリーズ発行が止まったりしたので
新作の長編の発売予告が出た時には
久しぶりの新作と小躍りしたのですが
なんと本作でシリーズ完結という
ショッキングなお知らせも!! w(☆o◎)w
とは言え、
2人の背景となる魔族の一族の
それぞれの背景や思惑や絡まりが
本作で全て形となりましたし
今後も関連作は書かれる様ですし
何より本作がとっても面白かったので
すっごく良かったです (^O^)/
攻様の母の実家は母系家系のため
攻様の従兄弟達には
本家を継ぐ権利はありませんが
ハイブリットながらも高い能力を発揮する
攻様への敵対意識は半端ないのです。
今回の窃盗団に対抗するために
彼らは独自の「自警団」を結成、
理事からの要請を受けた攻様も
「セキュリティチーム」を立ち上げて
表向きは協力しながら
学院の守りを強化していくのですが
攻様は窃盗団を陰から支えているのは
従兄弟達ではないかと疑っていたのです。
セキュリティチームは攻様の計画の元
従兄弟達と窃盗団を探っていく中、
吉嶺家当主を狙う攻様達の叔母の存在が
浮かび上がってきます。
吉嶺家の本家を巡るお家騒動を絡めつつ
窃盗団と従兄弟達の関りを探り
叔母の計画を崩壊させるまで
ドキドキ&ワクワク、一気読みでした ヾ(≧▽≦)ノ
いつもながら
攻様の読みと行動力が凄くて
受様と一緒に謎を追うので精一杯でしたが
それゆえに楽しさも増増でした♡
素敵なシリーズを読ませて頂き
ありがとうございました。
また新たなシリーズの幕が上がる日を
楽しみにしています。
尚、今月発売のリンクス本誌には
完結記念で2人のその後の短編が
掲載されていますので
そちらも要チェックですよ♪
今回は桐嶋さんの既刊から
『ヘヴンズトリガー』を押し作とします。
ぜひシリーズ化して欲しい1作です。
設定が記憶にあるので、シリーズは何処かで読んだ事がありました。
そして購入してから完結編だと知りました。
とりあえず全部読んでみました。
この本だけ読んでも面白かったです。シリーズものだけあって、こなれた感じがして読みやすかったです。
学園の事件の謎解きも良く考えられてました。
読んでいて途中から、日夏は今回は妊娠して無いんだろなと思ったらその通りでした。
いくら人ならざる者しか入学出来ない学園だとしても未成年ですしね。在学中に妊娠出産したら、いくらなんでもビックリします。
何も考えずにポチって読み始めたら、なんと膨大なシリーズの完結編でした(涙)。
調べてみたら初出が2007年なんですね。
「12年越しのシリーズだわ……こりゃ失敗した」と思ったんですよ。
だがしかしなんと、楽しく読み終えられてしまったのです。
当然の如くずっと追いかけて読んだ方が面白いと思いますけれども、大きな「?」なしに読み終えられたのは、このお話がキャラクター重視のつくりだからなんじゃないかと。
狼男(ライカン)・吸血鬼(ヴァンパイヤ)・魔女(ウィッチ)などの魔族が生徒である聖グロリア学園を舞台にして『ライカンとウイッチのハイブリッド』である一尉と『人間とウィッチのハイブリッド』である日夏のカップルが繰り広げる『お家騒動』の顚末が書かれています。
ハイブリッドが純血よりも下に見られているとか、2人の出身家系が魔物の中でも名家であることなど、読めばちゃーんと解る様になっています。親切です。
この本を読んでみようと思ったのは出版社あらすじにある『一尉のことは好きだが、いざ妊娠となると日夏は動揺を隠せずに…?』という部分に惹かれたからなんですよ。
「オメガバースは数々あれど、こういうお話は読んだことがないかもしれない」と思ったんですね。
でも、残念ながらその部分が掘り下げられたお話ではありませんでした。
その代りと言ってはなんですが、一尉の母親の粧子というキャラに萌えまくりました。
女性キャラ萌えというのは邪道だって解っているんですが。
だって粧子って、完全に『はぐれもののオヤジ』なんですもの。
何からも自由だし。
「こういう風に生きてみたいものだなぁ……」と憧れました。