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kedakaki guou to yahinaru kenou
作家様買いです。
最初は敵同士の二人で、秀瑛は瑞龍に敵意をむき出しにしていて
どうなっていくんだろう…と思いながら読んでいたのですが、流石は野原先生でした。
お話に惹きこまれて夢中で読み進めました。
読み進めていくと秀瑛の人生って何なんだろう…って思ってしまいました。
秀瑛が瑞龍に言った「ここに来てからの生活は、私にとって、初めての安寧であり、幸福だった」って言葉に胸が締め付けられました。
そこですごく切なくて、悲しい気持ちになったのですが、
彼がこの人生だったからこそ瑞龍に出会うことが出来て
これからの未来があるんだなぁって思うことにしました。
過去の秀瑛の経験は、必ず未来の秀瑛の為になると思うんです。
ほんとに秀瑛は瑞龍と出会えてよかったなぁ…。
強気不憫受けが好きな方にはたまらない作品だと思います。
一気読みでした。最初からグイグイハラハラ。ずっと読まずに寝かせててごめんね!
プレイに凌辱強姦ってあったから勇気がでなくて。
主人公!王として気高く美しく命をかけて国と民のために。
なんか最初から変だな?と思っていたら、そんな立場だったなんて〜。しかも攻めは一緒に受け止めようと知らせる時期を待ってたなんて。
もう攻めの懐の深さ!憎む敵国の王族なのに潔く謝ったり、きちんと暮らせるよう心を配ったり。しょっちゅう会いに来たり、しまいには受けの部屋を執務室にしたり。
蜜月が続けばいいなと思ったら、受けに忍び寄る人物があらわれ…。葛藤する受け。
自分の存在や立場や正義を見極めようと。
張り巡らされた策略にもはやどうしたって無理でしょ、しかももうここで尽きるか…となったら!
はぁ〜良かった。受けの第二の人生と共に歩く攻めと人並みの交流と。
たわけってこんなに可愛く聞こえるなんて。
攻めが好きな子を怒らせてニコニコしてて、君も可愛いね。
早く18年を取り戻すくらい生きてね。
野原さんの包容力攻め最高です!
どうなることか、気になって気になってページをめくる手が止まりませんでした。
受け様は壬乃国の王、秀瑛。
攻め様は兎乃国の王、瑞龍。
秀瑛は、兎乃国が攻め入ってきた時に新王となり、そのまま敵国の王として捕虜となる。
捕虜として過酷な生活の中でも誇りを失わない秀瑛。
監視をしている兵士達に、無理やり無体なことをされそうになった時はもう、えっ!?まさかヤられちゃうの!Σ( ̄□ ̄;)ってハラハラでした。
視察に来た瑞龍が止めてくれたけど、そんな状況でも誇り高く強く美しい心を持つ秀瑛が、とても素敵で見惚れちゃいました。
かっこよくて、好きだわ〜(≧▽≦)
秀瑛は、王族と言いながらもそうとは思えない扱いを受けてきてるのに、それを当たり前と受け止めているのが不憫。
瑞龍の側で学び直し、当たり前の人としての扱いを受け、成長していく秀瑛。
こんなに素直で聡明な秀瑛なのに、壬乃国の王族はもったいないことをしくさったな、と嘲笑ってやりますよ。
捕虜とは言え、穏やかに暮らしていた秀瑛の元に、父の側近が近づいて瑞龍の暗殺を指示してくる。
祖国の民と瑞龍との板挟みで苦悩する秀瑛がの姿が苦しかったです。
瑞龍が最後まで秀瑛を信じてくれてよかった(つд;*)
2人とも相手を大切に思っていて、胸きゅんでした。
かっこいいのに、かわいいところもあって、にまにまです( ☆∀☆)
2人が、これから力を合わせて作っていく未来が楽しみですね。
イラストは白崎小夜先生。
2人のかっこよさ、麗しさ、かわいらしさも詰め込んでいたイラストでにやにやでした(*^^*)
Kindle Unlimitedで読みました。
王道の溺愛系の攻めとツンデレ受けでありながら、世界観がファンタジーなのでラノベのように楽しく読み進めていけると思います。重かったり難しかったりする小説が苦手な方にオススメです。結構しんどいシーンも多いのですが、話のテンポが良くてついつい読んでしまう面白さでした。二人のエッチシーンは最後に1回あるだけですが、その分糖度が高くて可愛らしいです。
野原先生の作品は「買われた男」しか知らないものの、サブキャラクターの使い方がお上手です。邪魔しない程度に登場させて、第三者的な目線で二人の関係性を強く表現されています。今回はミトとマールが可愛かった~。
メイン二人の関係性は友達でもあり仕事仲間にも当たるのでしょうが、瑞龍が秀瑛に一目惚れしたせいで恋愛に発展します。瑞龍は秀瑛を甲斐甲斐しく世話しながらも、強い秀瑛を誰より愛し、彼の才能を伸ばす手助けをしていきます。ここまでだと絆され受けになるのですが、最終的に秀瑛は自身の国の刺客を振り切って瑞龍を選びます。ここから告白シーンまでが本当に綺麗。秀瑛が人たらしなのは、ここぞという時に結果を残すからでしょうね。
ただ、一番印象に残ったのは表紙です。あまりの美麗イラストに度肝を抜かれました。このイラストが好きすぎてつい手が伸びてしまったのかもしれません。表紙だけじゃなく挿絵も素晴らしくて、どこを切り取っても綺麗。色使いはもちろん、メインキャラクターの精悍さと華やかさがしっかり伝わってきます。白崎先生のイラストは可愛い寄りのイメージだったので、またこういうファンタジー&美人系のイラストを描いてくれると嬉しいです。
確かに世界観やキャラクター等とても好みだったのですが…。
攻めには、ここぞという時颯爽と助けに来て欲しい。
攻めには、ロマンチックなHをして欲しい。
秀瑛の眼はすごく良かったんだけど、読み終わってなんかがっかりだった。
高評価多いですが自分には合わなかったみたいです。
表紙と挿絵がとても綺麗なので、美人が登場する内容だと思って購入。
愚かな王とは、他国の土地を奪って建国した壬国の生きた盾として育てられた皇子。奴隷と変わらない境遇で育てられ、偽りの国史で洗脳教育を受けて育った主人公、秀瑛のこと。母は、兎国の美女。
ある日兎国が攻めて来て、父王と妹たちを逃がす為に王に即位した主人公秀瑛が、兎人国の捕虜となる。自分が信じてきた自国の歴史が、偽史だった事を知る。「真実」を知り、愚王は自我の崩壊が起きて、生き方を新しく模索する。
・・兎人にとっての事実と言うけれど、何時の時代も歴史は勝者のご都合、勝者の理屈だから、負けたら嘘もホントも言い分も無いですよね。
挿絵の衣装は大陸風、唐の衣装に似ています。
兎人というのも、どこをモデルにしたのか。花郎を連想しました。兎は高句麗と関連するシンボルでしたよね?
壬国の老王から、真実を聞いた後から一気に結末に進むのですが、端折って急いで終わった感を受ける点がつまらない。経緯説明が長くて、一番読みたいところがお粗末だったので、その後について続篇があると嬉しいです。
萌2
面白かったー、イッキ読みでした。
とにかく今作は受けが魅力的でした。
王でありながらも敵国の奴隷…なので様々な試練を与えられながらも誇りを失わず美しく強いのです(強いのイイ!)。
モブ悪役達からのレイプ未遂、敵国の王との大太刀まわり(ここの気迫凄い、攻め様が惚れたの納得)後にほのぼのパートにすぐ移行してくれたのも良かった(過酷な状況がもう少し続いていたらリタイアしてたかも)。
敵の王や従者と接するうちに少しずつ覚える自国の歴史への疑念。ついに自分が王ではなく人身御供の為に生きてきたと知るのです…
ここは受けの境遇があまりにも不憫で泣いてしまいました。最低限の食事しか与えられず、ねじ曲がった教育を押し付けられてきたこれまでの人生…かわいそう過ぎるだろ。
でもその後の受けが前向きに、新しく生き直す希望に満ちているような描き方が良かった。それもこれも攻めさまや可愛らしい従者のおかげですね。
それとマヌル!重要な所でグッジョブでした。最近、回ってきたマヌルネコの画像見て印象に残っていたので想像しながら読めたのも楽しかった。
敵対するもの同士が出会うも、やがて惹かれあって心一つにするという着地点は見えているけれど、その道中があれこれ面白くて一気読みしました。
国を巡る争いやうごめく策略プラス包容力のある攻め×不憫受けという「そらのだいじな旦那さま」と同系統のお話だと思いました。
ただ、あちらの受けはただただ健気で大人しい印象だったけど、この作品の受けは美人男前かつ囚われの身でありながらも敵国の王である攻めに向かって憎まれ口を叩いたりと気が強くて跳ねっ返りで、攻めもそんな受けのことをどこか面白がって可愛がっている様子が伝わってきて、あー言えばこう言うみたいな二人のやりとりが楽しめました。
受けの置かれている境遇は辛いものだけど、幻の獣と言われるマヌルという動物にマールと名付け、受けと少しずつ距離を縮めていく様子がモフモフ効果抜群で読んでて癒された〜。
そしてマールの肉球に刺さってしまった木片を抜いてやった際に、驚いたマールに受けが引っ掻かれてしまった時の攻めの大騒ぎぶり、萌える。
すっかり過保護さんになっちゃって〜と読んでてニヤニヤしまくり。
「文化」と呼ばれるものを一切知らずに育てられた受けが、生まれ初めての楽器に挑戦したり、読書の楽しみに出会ったりと少しずつ見聞を広めていく様子が生き生きとしてて読んでて楽しかったな。
そして攻めが治める国の人々は低脳で怠け者だという偏った知識を植えつけられて、いわば洗脳されていたにも関わらず、その認識が誤っていたことを素直に認める事ができる受けにはとても聡明さを感じて好感が持てました。
だから、傍で受けの様子を暖かく見つめてきた攻めの「お前の強さと聡さを、自分のために使え」というこの言葉が、読んでて一番心に響いた箇所です。
それだけに、自分は王家の道具でただの身代わり人形でしかなかったという真実を知ってしまった受けがただただ哀れだったけれど、これからは攻めと一緒になって国を支えるべくその強さと聡さを使っていくんだろうなぁって思います。
最後に自分より年下のものたちに混じって学問所に通うことになった受け。
攻めは、ちゃんと友達が出来るか心配していたけれど、思っていた以上に皆と親しくなってる様子にちょっと妬いちゃっててかわいい。
それを聞いて「たわけだな」と一蹴し、おあつーい言葉で攻めをやり込めちゃう受けの男前っぷりもご馳走さまな終わり方、良かったです。
落城寸前の王座に座らされた新王と侵略してきた王の話。
すでにたくさんのレビューがついているので、感想を少し。
すごく良くできたお話だったと思います。
タイトルも「気高いと愚王」「野卑と賢王」という表現がそれぞれが対比になっていてちぐはぐな二人をうまく表していると思いました。
落城することが決まってから急に即位し新王となった壬乃国の王・秀瑛(受け)が安定の不憫受けでした。
王族としての矜持と国のために生きることだけを教えられてきた秀瑛が一人城に残り生贄になることで、逃亡した父をはじめとする王族たちが壬乃国を再興することを望み死を覚悟する秀瑛が気の毒で仕方ありません。
侵略してきた兎乃国の王・瑞龍(攻め)から見れば、聡明そうな秀瑛の考え方のおかしさにさぞ不思議に思ったことでしょう。
気高く自分の役目を全うしようとする強い態度には感服するとともにいっそ憐れでした。
兎乃国の教本を読むことで自分と全く違ったことを教えられている瑞龍と話がかみ合うはずがないと気が付き、自分の常識とは違う知識を吸収した結果、自分の受けた教育が本当に正しいのかわからなくなった秀瑛が悩む姿がどこまでも気の毒でした。
反対に瑞龍は鷹揚で能力も高く王として優秀な人でした。
いつも皮肉気に笑っていますが、冷静で大局が見ることができる人だと思いました。
秀瑛が噛みついても大らかに笑ってからかう姿は秀瑛はいらついたかもしれませんが、秀瑛の懐に入るにはよい作戦だったかもしれません。
思い悩む秀瑛にいち早く気づき説得したり、どう見ても秀瑛が不利な状況にもかかわらず信じようとするなんて誰にでもできることではないと思いました。
そんな瑞龍の秀瑛に全快祝いにと誘われた時の慌てっぷりには笑いました。
いつも冷静に見える瑞龍も秀瑛には簡単に心乱されるのかなと思うととても楽しかったです。
秀瑛は気位の高い血統書付きの美しい猫、決して懐かない野生の猫という両極端な存在が違和感なく共存している感じがすごく出ていました。そんな秀瑛だからこそ、幻と言われるマヌルが懐いたのかもしれませんね。
お話は、なかなか秀瑛に安息の日が来ず、早く楽になってほしいと思いながら読んでいたのですが、最後にやっと二人の想いが通じ合った時は安堵しました。
ここで終わってしまうのが惜しい。
環境のせいで間違った知識しか与えられなかった秀瑛はちゃんと教育を受けたら優秀な人材になること請け合いのこれからの二人が読みたいと思いまいした。
ただ、兎乃国の王は血統性ではないということですが、瑞龍が秀瑛を選んだことを周りは納得したのでしょうか。特に、父親とか・・一切話が出てこなかったのでちょっと気になりました。
お話もよかったですが、イラストもとても素敵でした。
特に、凌辱されそうになり自害しようとする秀瑛とそれを阻止しようとする瑞龍のシーンは全裸で剣を構えているという姿が気迫がある上とても美しく、瑞龍がコロッといってしまうのもわかるような気がしました。
『気高き愚王』とは上手な表現だなぁ、というのが読み終わった直後の感想。
所謂『可愛そうな受け』のお話なのですけれど、恋の話にしては秀瑛の『自分が教え込まれた間違った知識』を学び直す部分のウェイトがとても大きかった為に、恋の話以外にも色々と考えてしまったのですよ。
ノブレス・オブリージュだけは真っ当に教えられて、それ以外は教えた者にとって都合の良い間違った歴史を教えつけるというのは、なかなかエグいやり方ですよねぇ。
……でも「こういう事って現実に起きているんじゃなかろうか(あれとか、あれとか)」とも思ったり。
なので、割とこのお話、個人的にはかなり『痛い』お話だったのね。
自分が「絶対そうでない」とは言い切れないので。
ただ、そうやって私を怖がらせるだけではないのが野原さんの素敵なところ。
瑞龍のリーダーとしてのあり方がとっても素敵で。
『多種多様な人の中にいることが、偏見を排し、他者に対する寛容を身につけさせる』とでも言われている様だったのですが、これなら誰でも出来る!
寛容攻めと意地っ張り受けの恋模様を書きながら「大義ってなんだーっ!?」と叫びたくなる様なお話を提供してくれた野原さんに感謝。
私の『政治的に正しくとも面白い本』の棚の中に、この本も入れておこうと思います。