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「そなたは俺の観音菩薩だ」
chichioya
作家さんの新作発表
お誕生日を教えてくれます
宮緒さんこだわりのイロモノ、エロエロ、偏愛を詰め込んで渾身の力を注いだかのような一冊。
タイトルでぶっ飛んだ後、気を取り直して読もうにも、冒頭からして朝幸(ともゆき)が菊座を解して脚を開いて夫君・菫親(ただちか)を出迎える場面に始まり、彼の息子・幸菫(ゆきただ)もなだれ込んでの3P、種付けで腹を満たすだの乳にしゃぶり付くだのといった宮緒さん独自のねっとりしたエロ描写の連続に再度吹っ飛ばされる(笑)
その圧巻のエロ描写で最後まで乗り切ったかのようでもあるが、菫親の根っからの女性嫌悪を軸にして話の筋も通っているので、愛憎劇としての一面も持ち合わせている。
あとこの話を読んで驚いたのが、菫親の用意周到な陰謀に嵌まり、正室として屋敷の奥に囲まれるようになった朝幸がうら若い美少年ではなく、三十代半ばの脂の乗った年齢という設定だ。
たとえ念友という風習があっても、娘を嫁に出した後にも続いていた身体の関係も淫靡だが、更に菫親・幸菫父子の執念と貪欲さの果ての陵辱の末、妻として乳親(*何故か母親ではない)として全ての精を受け止めようと目覚める姿に『これってもしかして”メス堕ち”ってものじゃないですか!?』と興奮してしまった。
菫親曰く、朝幸の事を観音菩薩だの天女だのと称賛しているが、自分が読み終わった後に持った彼の印象は『熟女』受けだ。
このカテゴリーって恐らく今まで無かったのでは、と思う。
『熟女』ってのはエロ小説から生まれた造語だが、これの男性版として匹敵する造語が思い浮かばないのがもどかしい。
まぁ『乳上』って強烈な言葉を考え付いた作者には到底敵うはずがないのだが。
真面目に考えると泥沼な関係の三人だった訳だが、ここまでドロドロした内容でも後味は悪くないなと感じてしまえるのは、エロ房ながらもこの話に引き込まれてしまったからだろうな。
時代物の風景も、月代(さかやき)は綺麗サッパリ省略されているものの、将軍家や大奥等の細かい薀蓄は宮緒さん独自の話の内容に溶け込んでいて楽しめた。
ストーリーもエロも宮緒葵節満載の1冊!!
先生の作品と言えば…尋常じゃない執着愛だと思っています。今回もそんなに攻めに生まれたときから目を付けられた受けちゃんはとっても健気。
ただ、先生の作品の凄いところは最後まで面白いところ。アレだけエロいのにストーリーもちゃんと進んでてなるほど納得の最後でした!!
作家買い。
「乳親」は『小説ビーボーイ2017年冬号』に収録されていましたが、そこに「川ー乳親番外編ー」と書き下ろしの「花は嵐に散らねども」を加え、ノベルズ版として発売になりました。「乳親」と「川ー乳親番外編ー」はそれぞれ単話で電子で販売されていますが、これら二つにプラス書き下ろしのストーリーがすべて収録されているという事で、手に取るとノベルズ版にあるまじき分厚さです。その分読みごたえもたっぷりです。
とにかく、タイトルにインパクトがありすぎ。
な1冊。タイトルに嘘偽りのない、tkb攻め満載の1冊でした。
という事でレビューを。すみません、ネタバレ含んでいます。ご注意ください。
時は、江戸。
主人公は下級旗本の朝幸。
彼は3歳年上の幼馴染の菫親を心から尊敬し、心酔している。菫親は武道にも秀で、まじめで寡黙、ご家老様にも覚えが目出度いという人物。
この二人は「念者」の関係でもある。
菫親の息子の幸董との関係も良好で、さらに幸董が朝幸の娘・八千代が夫婦となり、親戚関係にもなった。
ところがある日、八千代が不義を働いたという知らせが幸董から入ったことで、彼らの関係は一変することに―。
というお話。
えーっと。
宮緒節、炸裂!
なお話でした。
表紙からも推測できるように、この作品は攻め2人に受け一人という複数ものです。菫親・幸董親子に溺愛され執着されまくる朝幸、といった構図。
菫親、幸董ともにイケメンのハイスペック男子ですが、タイプが異なります。
寡黙で質実剛健タイプの菫親。
ひたすら朝幸にくっつき笑顔を振りまく可愛いわんこ系の幸董。
が、この二人に共通しているのは朝幸への並々ならぬ執着心です。
二人とも頭がいいだけに、用意周到というのか手回しが過ぎるというのか。
そして、このストーリーは執着攻め、と言うだけに非ず。
幸董の父親は果たしてどちらなのか。
将軍の世継ぎ問題。
そういったものが上手に組み込まれ、ストーリーに引き込まれます。
宮緒作品なので、そしてこのタイトルなので、エロ度はかなり高いです。
菫親・幸董親子の、朝幸への、そして朝幸のtkbへの執着は怖いほどです。
なのですが、ストーリー自体非常に面白く、エロに振り切っていない。
インパクト強しのタイトルですが、このタイトルにもきちんと意味があります。紙媒体で発売されるのにあたってタイトルを変えた方が良いんじゃないかなと思っていましたが、やっぱりこのタイトルがしっくりくる感じなのがさすが宮緒さんといった感じ。
タイトルに笑った方が良いのか、シリアス寄りの話なのか、激しい恋の成れの果てのお話なのか。
が、その「いずれか」ではなく、どれもが上手にミックスされているんです。
また、特筆すべきはこの作品に出てくる女性陣。
菫親にも朝幸にも子どもがいることからもわかるように、彼らは二人とも結婚歴があります。ということで、菫親、朝幸共に女性を抱くシーンがあります。さらりと流されてはいますが苦手な方は注意が必要かもです。
BL作品における「既婚者」「女性の存在」は賛否両論ですが、菫親、そして朝幸の奥方という方がめちゃめちゃインパクトが強いです。詳しく書いてしまうとネタバレになってしまうので詳細は書きませんが、素敵な女性、としては描かれていないので好みが分かれるところかなと思います。
が、彼女たちの描き方がとにかく秀逸。
好みは別れるにせよ、彼女たちの存在なくしてはこの作品は成り立ちません。
そして、女性が魅力的に描かれていない理由もきちんと存在しています。
登場人物、エピソード、過去の因縁。
何もかもに無駄がなく、読み終えると一本の線になっているストーリー展開の仕方に圧倒されました。
ただ、菫親×朝幸の間に幸董という青年が入ってくる過程が若干甘かった気がしました。菫親の朝幸への執着心は半端なく、そこに幸董が混ざることに異議はなかったのかな、と。彼ら三人の関係はかなり複雑なので、それが理由なのかな。
あともう一つ。
へらへらさんの描かれた挿絵は非常に綺麗でしたが、なぜ、あの髪型なんだろう…。
彼らは武士ですし、文中にも「髷」という文句が出てきます。なのに、菫親も幸董も髷を結っていない。
朝幸は武士であり、男であり、なのに髷を結うこともなくなり、髪を下ろし女性のようなビジュアルになってしまった、という展開にも相反するんじゃなかろうか、と思うのですが。
そこが凄く違和感があって残念でした。
ただストーリーは非常に面白いです。
タイトルに腰が引けている腐姐さまにも、ぜひとも読んでいただきたい。
あとがきで宮緒さんが描かれていますが、実際に「乳親」という風習はあったんですね。知らなかったので一つ賢くなりました。
あ、それと。
帯に「息子編 コミカライズ連載決定!」の文句が。
楽しみ過ぎる…!
が、これって電子書籍オンリーかなあ。
電子書籍ってあまり読まないので、紙媒体でも発売してほしいな。
こちら、初っぱなから度肝を抜く展開なのです。
「お帰りなさいませ、菫親様」と、旦那様のお出迎えはM字開脚で!!
いやもう、タイトルといい内容といい、とばし過ぎだろう!!
そもそもですね、この強烈なタイトルですが、さすが宮緒先生!と思ってたら、なんと実在した風習から来てるそうです。
不思議の国NIPPON!!
日本に生まれて良かったよ。
内容ですが、超執着系の父親・菫親+一途な息子・幸菫×菫親の幼馴染みにして念友でもある朝幸による、3Pもので時代ものになります。
自身の娘の不祥事から、娘婿であり幼い頃から可愛がっていた念友の息子・雪菫に身体を差し出す事となった朝幸。
気が付けば屋敷に閉じ込められ、念友・菫親の正室として扱われー・・・と言うものです。
雑誌掲載作2編と、書き下ろし1編が収録されています。
こちら、ザックリ言っちゃうと、清らかで心優しい受けが、超執着攻めとその息子に絡めとられちゃうと言う感じになります。
で、何だろう・・・。
とにかく、宮緒ワールド全開の世界観が魅力的なのです。
そもそもこの「乳(の)親」ですが、生まれた赤子に縁者の乳を含ませると言う風習から来てるそうです。
で、幸菫にとって朝幸は「乳親」。
そして、幼少の頃から朝幸に執着してきた旗本・菫親。
そんな二人が、影で計略を練って受けを手に入れ、共に溺愛すると言った感じなんですけど。
と、なんか全然上手く説明出来ないのですが、とにかく独特の世界観に萌えるのです。
冒頭で書いたM字開脚でお出迎えだったり、最初こそ無理矢理犯してですが、3人でのエッチを「親子水入らず」と言ったり。
あと、「そなたは私の観音菩薩だ」だったり、「ちちうえの乳は甘うございます!」だったり!
これ、一見ギャグだと思えるかもしれないのですが、これがこれが実際に読むと耽美な雰囲気で、なんか凄く萌えるのですよ。
多分、宮緒作品をご存知の方には想像が付くと思うんですけど。
あとこちら、攻め二人で裏で糸を引き、受けを逃げられないようにしてと、結構酷いのです。
が、菫親は心から朝幸を求めており、幸菫も一途な想いを向ける、そして何だかんだ言いつつ、朝幸も二人を心から愛してる。
だから結局は甘々なのです。
3人でのエッチがそれを物語っておりまして、だから超濃厚プレイなんかにも萌えるんですよ。
いやもう、めっちゃ楽しいよ!
ちちうえの乳プレイ、最高だよ!!
他、書き下ろしの短編ですが、菫親のとある事実が語られます。
菫親ですが、女性を毛嫌いしてるんですよね。
が、この短編を読むと「なるほどね」と納得がゆくと言うか。
また、ここで三人の絆の強さなんかが分かって、何だかジンワリきました。
もうこの三人は、こうしてずっと幸せに暮らしていただきたい!!
一つ、女性陣がかなり不憫なので、女性が粗雑に扱われるのが苦手な方はご注意いただきたいのですが。
最後に、こちら、丸く収まって良かった良かったと気を抜いた所で、ゾッとくる真実が読者に明かされます。
背筋が寒くなるんですけど、同時に菫親達の尋常じゃない執着ぶりが分かり、めちゃくちゃ萌えちゃうんですよ。
幸菫の存在自体も菫親の執着の果てだと思うと、3人の因縁とも言うべきものに戦慄すると言うか・・・。
いやホント、めまいがしましたよ。
とりあえず、この独特の世界観がツボなので、とても楽しく読めました。
男の乳に興味がなさすぎてスルーしてましたが
これは良きエロス。良き狂気、そして良き作品でございました。
宮緒先生といえばのワンコ(犬?)感はなかったものの
狂気をはらんだ執着度はかなり高値なのではないでしょうかw
エロスも多めでおいしくいただきました。
始まりは、娘の浮気。
親友の息子の嫁にさしだした娘がほかの男と浮気・・・
このままでは娘は死罪
その贖罪として親友である男とその息子に手籠め・・もとい
親友の嫁として親友と息子に抱かれることに・・・
馴らされていくからだと絆されていく心。
そして実はその息子・・という展開でございます。
話の展開として、息子が実は・・という部分。
あのエピソードでだろうなと思ってしまう展開だったことだけが少し残念。
受の事しか頭にない攻が、受が出した穴だと思うことで~のエピソード
は頭おかしくて好きでした。
受視点で描かれた話でしたが、攻視点でみるとさらに狂ってて面白そうだなとおもうお話でした。
息子と共有してるのがどんな心理状態なのかが少々不思議ではあるけど
もう初っ端から致してます(笑)
出だし50ページまでほぼずっとヤッてます。
宮緒葵先生の作品は地雷以外ほとんど集めていますが、トップに来るくらい濃厚なシーンが多めです。
やはり出版社ゆえなのでしょう…。
本編の7割くらいはエッチシーン。(ちょっと盛りました)
2割~は寝室で話してます。
残りの1割はその他。
攻めも受けも奥さん(亡くなってる)と子供がいて、その子と…。
という感じで執着されるので倫理観ぶっ飛ばし☆
あと父の方が極度の女性嫌いでまぁ登場した主要女性はもれなく地獄行き。
この潔さは逆に爽快でした(笑)
なかなかハードなエロが多く、スト重の私には胃もたれ気味に…。
あと後半は登場人物が一気に増えたのに加え、言い回しも昔の言語だったりしていて、歴史にあまり興味のない私は話の本筋よりも文字を負うのに必死でした。
ですので、私と同じような方はもしかしたらコミック版がいいかもしれません。
とはいえ、三人とも狂ってる感じはさすが宮緒葵先生です。
なんだそりゃあ〜⁈ な、トンデモ設定を駆使した、愛欲絵巻。
他の方々や、コメント欄でも触れられてますが、裃などにこだわる割には月代とかは作家的にNGなのか。
私もあの、月代にはときめかないので、全然OKなのですが、だったら明治や昭和初期でも良かった様な…。
時代考証も諸々考えてるような、無いような、結構不思議な世界観。
そして、董親が幼少のみぎりより手に入れたかった朝幸を陥れる為の謀が、何ていうか、もっと政に関する事かと思って読んでたんです。まぁ、朝幸がうんと言わなければ、御家断絶とか恐ろしいは恐ろしいですけど。もっと政略的なものかと思ってたんです。
何年にも渡る謀。それは…。
美しい朝幸を自分のものにしたい。衆道は武家の間で推奨(‼︎)していたので、
まず、朝幸の躰にそれを教え込む。無論、自分にだけ慕う様に仕向ける。
身分が上なことを利用して、結婚の世話をしてやる。嫁が朝幸の子供を孕むと嫌‼︎ なので、こっそり他の男の子供を身もごった女を当てがう。
初夜に恥をかかない様にと、手ほどきしてやると言い包め、自分の婚約者を当てがい練習させる。
生まれた娘に自分の息子を当てがい、結婚させる。
その娘に男を当てがい、不義密通の罪を揉み消す代わりに、俺の嫁になれ!と、脅す。
自分の息子・幸董は、あの時お前が初夜の練習した時に抱いた、俺の婚約者が生んだ子だよー!と、(つまり朝幸の息子⁈)身もふたもない暴露をして、朝幸に強烈なダメージを与えて、その躰も心も縛り付ける‼︎
なんと‼︎ なんとまぁ、用意周到な、ゲスの極み計画‼︎‼︎
閉じ込められた部屋から、こっそり逃げようとした朝幸を見つけた家来どもが赤面してしまうほどに。
美しく艶かしい朝幸。その娘が嫉妬を覚えるほどに美しい朝幸。
人を狂わせてしまう、その美しさが罪なのかもしれません。
しかし、家来たちが、『ウチの殿様は狂ってる⁈』と、気付かないほどに、嫁として迎えられても納得してしまうほどの美しさだったのかも。そして、ウチの殿様は嫉妬深いので、部屋に閉じ込めてらっしゃる。 フゥー‼︎アツイねぇー‼︎ くらいにしか思って無いかもです。
そんなに執着しているのに関わらず、息子である幸董と3Pに及んだり。自分が仕事に出掛けている間に息子が強引に朝幸を陵辱しようとも、意外にお咎め無し。
息子は息子で必死ですが、董親 × 朝幸 は固定カップルとして読めて。父からすると、3Pはプレイとしてアリ。なくらいなもので、息子の方もまだ分をわきまえている様な。そんな感じです。
それにしても、しつこく何度も書かれる『孕み汁』という単語には笑いました。あんまり連呼されるので、「これ、試験に出るよ‼︎」と言われてる様な気になって来ました。
あんまり父子が激しいので、ちゃんと掻き出してあげてるのか心配になってしまいます。
朝幸、お腹壊しちゃうから‼︎
受けがこんなにも執着される理由がわからないです
美しすぎて侍従から「どこのお姫様かと思いました!」と言われ、娘からも嫉妬される美魔女w受けなんですが、美点は見た目が美しいぐらいなんですよ
攻めの職業に関しては長ったらしい説明があるんだけど、実際に仕事をしているところが出てこないのでいまいち攻めのかっこよさも伝わらない
ひどい目にあう娘は攻めが「お前(受け)に害意を抱いている!」とか言うから暗殺計画でも立ててざまあ展開なのかと思えば、単に親と夫の心のなさを見抜いて自信喪失心してただけだし
そりゃ夫と義父が実父に夢中になってりゃ嫉妬もするわw
こんな乱痴気父親ズの裏でずっと幽閉され写経してるのかと思うと娘がかわいそうで
受けも最初からまんざらでもなかったみたいだし、子供なんてもうけさせずに最初から妾にしておけよ!
子供を巻き込むのは勘弁してほしいですね
あとミソジニー(女性蔑視)が激しいので注意